しゃけの携帯写真

携帯写真で景色撮るのが好きなのです。見てください。

観音崎から江ノ島へ

2010-02-03 10:33:36 | バイク ツーリング 携帯写真 風景

前回は花の写真に偏ったので、旅日記編を作ってみました。
江ノ島は意外な魅力に満ち溢れています。地続きのちっぽけな島・意外に雄大な自然、古い門前町としての歴史・若い人たちのお店、漁港とヨットハーバーなど相反する要素がぎっしりと、この小さな島には詰められています。
バイクは、江ノ島大橋を越えた左側の大駐車場の右横に無料で停められます。
時間をかけて足で歩き、新と旧、人工物と大自然、地元の方の人情などいっぱい感じることができると思います。・・・今まで江ノ島を舐めていたことを反省し、微力ながらご紹介したいと思います。

横須賀の猿島フェリーに行こうとして、米海軍基地に入りそうになり、あわててUターンしようとして、ポテッと立ちゴケしてしまった・・・米兵が指差して何か言ってる・・きっと『馬鹿でぇ!』といってるに違いない・・日本の恥だ。ブレーキレバーが下向きにおっぴろがった。腕力で曲げ伸ばしたら少し戻ったのでそのまま乗ることにした。
あわてたとは言え、たちゴケでプライドがズタズタだ。『プライド?過去3回やってるだろ?運動神経ねーのに、いい気になりやがってよ。』とバイクの神が耳元でがなる。 そうだあ!観音崎経由で江ノ島に行こう!きっと誰かが待っている。
勝手な思い込みは俺の特徴だ

観音崎は東京湾の尽きる所(入り口でもあるが・・)だ。この海岸はその最終コーナー。
東京湾の貴重な太古からの渚だ。昔の旅人に思いを巡らせ歩いて灯台に向かう。

渚を過ぎると、小さな広場にお墓が並んでいた・・・ペリーが来航した頃の飢饉で命を落としたこの地域の方々のお墓だそうだ・・時代が大きく変ろうとしている、あの大きなエネルギーに満ちた当時の日本のイメージとはかけ離れて、見捨てられていた人々がいたことに胸を衝かれる想いが起きて、心をこめてお参りしました。『仕事がつらい・・』等と思いながらもツーリングなどこいてる自分を少し反省

さっきのお墓の塔婆のように不思議な木がたっていた。こういう木なのか?酸性雨被害なのか?

午後の日差しを撮ることが多いが、午前の強い日差しもなかなかだ。
太陽が灯台の光の弱さを、あざ笑っているように感じた

灯台に登った。高所恐怖症の俺としては珍しい。
なにやら前立腺の辺りがむずむずする・・・
富津岬がすぐ近くに見える。地図を見たら5~6Kmしかない。

江ノ島ヨットハーバーは東京オリンピックの時完成したような気がする。
昔は無かったが今は身分を隔てるように米軍基地のようなフェンスが巡らされている。
かつての俺は、この塀の内側に居てヨットのスナイプ級国体予選に参加したりしてた。
そう。たちゴケ程度の運動神経なのに、負けず嫌いだったのだよ。(最高で東京都9位のレースがあった。負けました)

有名な、シラス丼などの店が海岸の目貫通りに並ぶ。殆どのこのあたりの経営者は若い。
ビジュアル的に食欲をコーディネートしている
つい、ここの揚げ物を食うが、味は見かけのようではなかったな。(ごめん)

山側に坂を上ると、昔ながらの、街並みが続く。江ノ島が江戸時代から一級の観光地であり、門前町としての伝統文化を培っていたことを感じさせる。

その最たるものが高級旅館の『岩本楼』だろう。無骨なGIブーツ等はいていたので入るのは遠慮したが、宿坊から発展した旅館だそうだ。ステンドグラスに飾られたお風呂は超人気らしい。俺には無理だからお友達のポルシェのOさん、アウディーのGさん、BMのTさんなどに連れて行ってもーらおっと♪

江ノ島神社の山門は南宋風の趣で、天国につながる門を連想させる。

神社の前には横綱見たいなのがあって、これをくぐると、罪が清められるようだ。罪深く穢れた私は、ぐるぐるぐるぐるここを廻った。フトみると、多くの男女が同じように廻ってた。・・・皆、罪深いんだなあ~♪

神社の鳥居は女性の〇〇を現わし、鈴と縄は男性の●●だそうだ・・・・
つまり男女そろって〇〇の前で●●を振り回すのは理にかなっているのだ

行を変え、歴史のお勉強。ここの神社には別院のような形で『児玉神社』がある。ここは児玉源太郎が神様になった神社だ。日露戦争の要、203高地の攻防の際、司令官乃木希典は
馬鹿の一つ覚えの肉弾戦を繰り返して多大な犠牲を蒙った。見かねた児玉は乃木に指揮権を一時的に棚上げさせ、クルップ社の攻城砲を運ばせ活路を開き勝利に導いた。しかも手柄は乃木に譲っている。

乃木は優れた判断が出来てるとは思えない。明治天皇崩御の際、お供をするという理由で自決したのだが、嫌がる妻まで道連れにしている。自分だけ他の人と違う
華美な軍服を作らせたり、部下の命をないがしろにしたり、態々長男次男を最前線に送ったり、妻を道連れにしたり自分の美学のためなら何でもした。

海軍の東郷平八郎は素晴らしい判断力と将器を備えた人物でバルチック艦隊を破り救国の英雄となるが、惜しくも晩年は尊大になり鼻持ちならなかった部分も有ったようだ。東郷・乃木・児玉3人の日露戦争の英雄は皆神として神社になったが、一番ご利益がありそうなのは上記の理由で児玉神社だろう。

長くてごめんなさい

前回載せなかったサムエル・コッキング苑のチューリップ。ワイングラスのようだ

江ノ島の新しい部分の象徴の展望台。高速エレベーターや広大なウッドデッキを備え、江ノ島の印象を一変させる力がある。是非一度上ってね

巨大な一枚岩。安山岩だと思う。江ノ島の雄大な部分の一つです。

似た写真を前回載せましたが、今回は雲を強調した写真。
日本の偏西風と富士山が、雲に及ぼす影響が良くわかる写真かな?

あの富士の裾野からここ岩屋まで風穴が続いているらしいことを、前回のネコさんのコメントで思い出した。江ノ島は、歴史のロマンも地球のロマンも感じることの出来る一級の観光地だ。今一度定番ツーリング・メニューに入れてあげてください


写真を見てくださってありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビール大好きさん (しゃけ)
2010-02-04 07:13:23
はじめまして!訪問有難う。
自分のカメラはsoftbank 822Tです。画素数はたいしたこと無いんですが絞りの調整が効くことが気に入ってます。
ビール大好きさんの写真は構図がいいから上達する可能性が高いです。
写真は習うより慣れろだと思います。どうにも成らない写真を撮る人は構図がだめです。そう、携帯写真でも一眼レフに勝てる写真を目指してます。(^^
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ジョージさ~ン♪ (しゃけ)
2010-02-04 07:01:54
ツーリングもいろいろです。
ソロツーはやはりツーリングの基本です。
自分にしか出会えない物を見つけられるからです。例えばお墓見つけても、マスツーでは皆を止まらせるわけには行かないもんね。
若いときは、『バイクほど、人によって快感速度の違う乗り物はない。早すぎる奴も遅すぎる奴も集めてよい子の振りして固まって走って何が面白い?』と思ってました。
逆に、ソロツーだけだから飽きたのかも知れません。
今は、欲が出たのでしょうか、仲間も欲しくなったのでしょうね。ほんとにマスツーも楽しいです。

あ、未だやってないのは『女性と二人ツー』です。そのうち手伝ってください。(^^
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はじめまして (ビール大好き)
2010-02-03 23:19:02
しゃけさん、はじめまして。

当方のブログに来ていただいて、ありがとうございました。

たいした内容のブログではありませんが、気が向いたら又遊びに来てください。

写真の撮影、お上手ですね。
私も写真の腕を上げたいのですが、中々上手くいきません。
やはり、バシャバシャ撮り捲くらないと上手くなりません。
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訪問ありがと♪ (ジョージ)
2010-02-03 22:52:46
コメントまでありがとうございます。
また遊びにきてくださいね。
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しゃけさんの記事を見て・・ (ジョージ)
2010-02-03 22:51:21
最近思うのですが、しゃけさんの記事を読んだり写真を見ていると、私のしたいツーリングってこういうのだ!!と思うのですよ。
仲間とのツーリングも楽しいしおしゃべりも、走りも楽しい。
でも、違う方向性のツーリングも好きなんです。まさにしゃけさんの旅です。

こうなると一人でのんびり行くのがいいかもしれませんね~。

江の島いいでしょ?^^裏側で見る日没は涙が出ますよ。おすすめです。
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