
携帯で写真を撮り始めて三年ぐらい経過した。
初めは景色ばかり撮っていて、花など撮る男は気色悪くて近寄れなかった。
もしかして女性化したのかもしれない・・・・・

『薔薇の次は紫陽花だ』等と自然に心に浮かぶ自分の変化が不思議だ。
今日はシェルパ(しゃけ妻)を雇い雪山登山に挑戦。
エベレストとは言わないまでも駐車場からの高低差約100mは、
現在の身体状況から言えば不可能と思える。

東京八王子のサマーランドには紫陽花園がある。
白いアナベルという品種の紫陽花が咲き乱れ『アナベル雪山』と呼ばれている。

東京とは思えない風情の所だ。


今は自分の季節という感じで、誇るように咲いている。



中腹まで登り、山の斜面を埋め尽くす滝の様なアナベル種の紫陽花に息をのむ。
左足はギブスで固めた様に硬直し、腰と左肩が液体酸素の風呂に入れられたように凍りつく。
もうやめてとシェルパ(しゃけ妻)が悲鳴を上げる。
『やり遂げたいのだ・・』と俺。



10mくらい先の花を目標にあそこまで頑張ろうと一歩づつ歩けば、
いつか頂上に着くと、当たり前だが重要な事を思いながら登った。

頂上だ!!
何という嬉しさだろう・・・
自分でも信じられない。
周囲の『丘』を見下ろせる高さなので、『これは山と呼んでいいよね・・』
と納得できた。
写真を見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。



