野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

兵庫県の川の上流から中流で見ることのできる水生昆虫(2)

2023-06-04 | 兵庫の自然

兵庫県の川の上流から中流で見ることのできる水生昆虫(2)

 

兵庫県の川でよくみられる水生昆虫を紹介のつづきです。

シロタニタニガワカゲロウ

上〜中流に分布。岸より の緩やかな場所に生息。 身体は扁平で、尾は3本。

 

エルモンヒラタカゲロウ

上流部の瀬に生息。身体は扁平で、尾は2本。エラに赤い斑点あり。

 

チラカゲロウ

主に上流から中流に分布する。非常に俊 敏に泳ぐ。尾は3本 で長い毛がある

 

キイロカワカゲロウ

主に中流に分布する。 砂地を好む。口の大あごが特徴。

 

フタスジモンカゲロウ

主に上流の砂底に分布する。腹部のフサフサ のエラがあり、黒い模 様で判別する

 

コカゲロウの仲間

上流から中流に分布する。非常に俊敏に泳ぐ。尾は3本。卵形のエラがある。


兵庫県の川の上流から中流で見ることのできる水生昆虫(1)

2023-06-04 | 兵庫の自然

兵庫県の川の上流から中流で見ることのできる水生昆虫(1)

川の生き物といえばいろいろな魚をイメージしますが、そのほかいろいろな生物がすんでいます。

それらをまとめて水生生物をいいます。

川の流れをしらべるための水生昆虫が注目されますが、それ以外にもたくさんの種類がいます。

兵庫県の川でよくみられる水生昆虫を紹介します。

フタツメカワゲラ

上流から中流の流れ が遅い場所に生息。 単眼が2つあるのが特徴

 

オオヤマカワゲラ

上流部の瀬に生息。 頭の模様で識別。

 

ハグロトンポ

比較的広い範囲に分布。岸の抽水植物帯に生息する。

 

コオニヤンマ

比較的広い範囲に分布。流れの遅い場所に多い。触角の形が特徴で、よく似た種でヒモ状のものはコヤマトンポ。

 

オジロサナエ

上流域に生息。砂地を好む。触角の形がしゃもじ型

 

ヒガナガカワトピケラ

上流から中流の瀬に生息。 胸部キチン板は1コ。頭部が細長い