ニイニイゼミの声を聴いた
6/23日 兵庫県宝塚市を流れる逆瀬川沿いを通ったときニイニイゼミの声を聴いた。
2日前に通った時には聞かなかったはず。初鳴きということになる。
セミの初鳴き,鳴きおさめの日― みんなで調べよう 2015 ―近藤 伸一 1(きべりはむし,38 (2): 6-16)
の報告から
この報告は2013年から2015年までのこどもとむしの会,兵庫昆虫同好会,兵庫県森林インストラクター会,昆虫愛好家の皆様方から 12 種のセミについて初鳴き,鳴きおさめ,鳴き声の確認情報をまとめたものである。
ニイニイゼミのところを見ると
2015年ニイニイゼミ・初確認 6/15 福島県,6/19 阪神,6/23 但馬・播磨,6/26 西播磨,6/29 丹波
と記録があるので、今日聞いた鳴き声は格別早いものではないことがわかった。
感覚的に 阪神間ではニイニイゼミが鳴きはじめるとこの声を消すようにクマゼミが鳴き始め、おなじころにヒグラシ、少し遅れてアブラゼミとおもっていたが、
兵庫県内ではハルゼミ→エゾハルゼミ→ニイニイゼミ→ヒグラシ→クマゼミ→アブラゼミ→ミンミンゼミ→ツクツクボウシ→エゾゼミ→チッチゼミとなるようだ。
セミの抜け殻で一番特徴的なのがニイニイゼミ、泥だらけでまるまるとした形はほかのセミの抜け殻とすぐに区別がつきます。
北海道から沖縄本島まで全国でみられます。(佐賀県だけがない)
鳴き方は「チー…ジー…」「チッチッチッ…」。湿った環境が好きなので、木の幹の真ん中あたりでよくないている。胴体も前翅も木の皮のようなまだら模様。枯れた枝に産卵する。
ニイニイゼミが鳴きはじめるといよいよ梅雨も最後、本格的な夏がはじまる。