Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

M:i:III

2006-07-08 23:57:23 | 映画
梅雨の合間、薄日は差すものの曇り空であった。蒸し暑いこの休みの日、夕方から野暮用はあったモノの一日フリーである。

昼前までごろごろし、映画でも観るかと新宿へ出る。今日から封切りのM:i:Ⅲが丁度上映時間前だった。窓口を見ると”只今お座りになれます”の表示。入場した。思いの外、席も空いていて、間もなくあの5拍子という稀な旋律のテーマ曲とともに何故かジミー・クリフの曲がBGMで本編が始まった。この映画何故か3作とも映画館で見てしまった。たいした頭を使わずに済むし、今のところ外れはない。



結果、普通3作目ともなると飽きが来る作品もそこそこに楽しめた。この作品を見るたびに思うのであるが、ミッションインポッシブル自体はアメリカのオリジナル作品だが、映画の超人的アクションや所々で使われるスパイ道具がはどうも日本製のような気がしてならない。ジャパニメーションと呼ばれる作品のなかのお馴染み”ルパン三世”を劇中のあちこちで見ているような錯覚に度々陥るのだ。あのルパンの70・80年代のアクションが実写で見ているのかと思うとやはり楽しい。126分という時間は苦にならない程であった。

以下Yahoo moviesより抜粋

スパイを引退し、教官になったイーサン・ハントのもとに新たなミッションがやってきた。自らの教え子である<IMF>の女性エージェント、リンジーの危機に立ち上がることから今回のミッションは始まる。

しかし、国際的なブローカーのオーウェン・デイヴィアンの登場で、事態はイーサンの予想をはるかに超えるものになってゆく。イーサンは敵の罠に陥り、過去に経験のない衝撃の計画に翻弄されてしまう。オーウェンがその正体を知る謎めいた暗号名「ラビットフット」とは何なのか?

そして今回のミッションは、イーサンの本当の姿を知らないフィアンセ、ジュリアの命をも危険にさらしていく。前代未聞、絶体絶命のピンチに陥っていくイーサン。タイムリミットは“48時間”。彼は自分との戦いを克服し、成功率0%の任務を成し遂げられるのだろうか?

不可能なミッションを遂行すべく、イーサン率いる<IMFチーム>は新たな闘いに挑む。どんなメカも手足のごとく使いこなすルーサー、船から飛行機まであらゆる乗り物を自在に操縦するクールなエキスパートのデクラン、最新の兵器に精通している女性エージェントのゼーン、コンピュータを使って世界中の情報を瞬時に把握する天才エンジニアのベンジー。彼ら<IMF>の精鋭メンバーとともに、イーサンは事件の端緒となるベルリンからオーウェンと初遭遇するローマ、急展開を見せるヴァージニアから上海と、世界中をまたにかける。<IMF>史上、最も不可能なミッションの全貌とは――!

七夕 ~五色の短冊~

2006-07-07 19:41:33 | Weblog
七夕である。先日嫁が保育園から短冊を2枚貰ってきた。まだ文字はおろか言葉さえもままならないので子供の夢を書いてきてくださいというモノだった。子供の夢、そんなモノは親が知ろうはずもない。適当に考えてみる。

・今すぐ100兆円非課税で手に入りますように
・仕事をしないでストレス無く遊んで暮らせますように

これは子供が見る夢ではなく私の煩悩じみた妄想である。
どうしたモノか思案に暮れ子供の送迎の際早くも提出し飾られた短冊を見てみた。

・オムツが早く取れますように
・自分で大小便の始末が出来ますように

どう見ても親の願望である。別に願わなくても普通の状況であれば両方とも達成出来ると思うがわざわざ願うほど大変な子供なのであろうか...。

・健康で過ごせますように

これもべたであるが親の願望である。中には意味不明なものもあった。

・パパが早く帰ってきますように

一体どういう状況なのであろうか。

確かに子供らしい夢もあった。

・ボウケンジャーになりたい
・カレーが食べたい
・はやてに乗りたい!

三つ目は一瞬何のことか分からなかったが東北新幹線の『はやて』ということらしい。これもその気になれば今度の休みにでも叶えられそうな夢である。



結局何の参考にもならず、わが家が出した2枚は昨年と変わらず

・夢が叶いますように
・願いがかないますように

というなにやら抽象的なモノであった。

テポドン ~AERA~

2006-07-06 22:48:45 | Weblog
昨日からのミサイル騒動は何処吹く風。以下のような画像がネットで流れてきた。



昨日から北朝鮮がミサイルを数発発射したとの報道がひっきりなしになされた。合計7発だそうである。政治的には大騒ぎであるが、裏腹に緊張感が伴わない。どうも北朝鮮の国力を考えた場合、飛行距離はともかく精度の面で安心感があるのかも知れない。

7年前、当時私は通勤のため毎朝夕満員電車のJR中央線に揺られていた。今でもそのようであるが、朝日新聞社発行の週刊誌『AERA』の電車内の中吊り広告にはその週の世相を反映した川柳ならぬだじゃれが掲載されている。

ここ最近のモノは
【2006年6月19日号】これからどうなる、村上不安度。
【2006年7月10日号】戦後61年、センゴー18年。(1000号突破記念らしい)

というようなものである。

テポドン1号発射当時のコピーは
【1999年8月2日号】金ちゃんのテポドーンと……いってはダメ。
というモノであった。
「欽ちゃんのドーンといってみよう」は、萩本欽一司会のバラエティー人気番組だった。 これをもじったらしい。

金正日を金ちゃんと書いてはいるが、この後の国を挙げてのミサイル発射は日本を横断ししたという驚異を与えたモノの三陸沖に水没というダメな結果に終わってしまったわけである。これでは緊張感が漂わない。

ちなみに先週、発射が懸念されていたときのコピーは下記。どう見ても北朝鮮をおちょくっている。
【2006年7月3日号】北の首領は無テッポー・ドン?

相変わらず緊張感が漂わない世評のだじゃれである。年月を経てグレードアップしたはずのテポドン2号は本当に驚異の兵器だったのであろうか?ルパン三世の石川五右ェ門が暫鉄剣で切り落としそうな雰囲気を感じてしまうのであるが...。


テポドン ~クーデター~

2006-07-05 23:49:59 | Weblog
今朝、起きてみると北朝鮮がミサイルを4発発射して全て日本海海上に落ちたとのニュースがどのメディア・チャンネルでも繰り返されていた。99年、ノストラダムスの予言する恐怖の大王の事ではないかとまで言われていたテポドン1号は予言通りの7月ではなく、その年8月に発射され日本を越えて岩手・三陸沖に落下し、特段の被害もなく政治的にはもめたが一笑に終わった。

今回のモノはそれ以前に日本海に落下。ミサイルの精度などたいした物ではないと楽観視して何となくニュースを楽しんでいた。

出勤しようする際、5発目も発射されたとのニュースが入った。家の玄関を出て鍵をかけるとき、ふと考えた。こんな状況の日に何故仕事へ行かなくてはならないのか...。万が一5発目が東京にでも落ちたら仕事どころではない。かといって
「ミサイルが飛んでくるかも知れないんで今日は休みます...。」
と職場に電話を入れたらどのような回答が得られるのだろうか...。

※ ただ単に仕事に行きたくねぇーんだろ!ってな突っ込みは無し

以前読んだ小説を思い出した。楡周平の『クーデター』である。日本がテロにより壊滅寸前の危機を受けつつある状況の中、後半、仕掛ける側の悪の親玉(←何とも古くさい表現だ)がこのように嘆く場面がある。

「都内であれだけの爆発を起こせば、パニックに陥るかと思いきや、どのオフィスも逃げるどころかそのまま仕事を続けている。(中略)もはやこの国の国民には、自分の考えで行動する、そうした主体性のかけらも残ってはいない。」

9.11のときのアメリカ人はどうだったのだろうか?



大雨や大雪なら出勤停止や早退が認められている企業が多い中、ミサイルという兵器は天災に並ぶ驚異にはならないのであろうか...。それとも北朝鮮製ミサイルの精度をやはり楽観視しているのであろうか...。そうだとすれば何処へ飛んでいくか分からないモノほど怖ろしいモノは無いと思うが。

※ くどいようだが「ただ単に仕事に行きたくねぇーんだろ!」ってな突っ込みは無し


以下、Amazonレビューより抜粋

謎の重武装軍団が日本海沿岸の原発を狙う。機動隊は殱滅され、住民は一斉に避難。折しも日本海では米原潜の頭上でロシア船が爆発炎上。航行不能となった原潜を挾み「北」と米日韓はまさに一触即発。その時東京で、米国大使館と警視庁に同時爆破テロ。さらに衆参両院に仕掛けられる青酸爆弾…。誰が、一体何のために!?安逸を貪る「虚飾の花・日本」を襲う未曾有の危機。各メディア騒然の問題作。