Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

TOKYO HEART

2009-06-15 16:26:57 | Weblog
ここのところ、仕事が忙しく御前(午前)様、早朝出の状態が続いている。そのためかあまりニュースに触れられず社会情勢に疎いところがある...。

仕事の現場は霞ヶ関の省庁街であった。眠い目を擦りながら霞ヶ関駅の階段を登る。日比谷公園を前にして厚生労働省の正門方向に右折すると、通り沿いにはマスコミ各社の放送車両がびっしりと並び騒然としていた。郵政でもめていることは知っていたが省の局長の逮捕劇があったとは全く知らなかった。相変わらずの寝ぼけ眼で前を進むと突然マイクを持った女性に行く手を阻まれ、テレビカメラを向けられ、数人の関係者に囲まれた。全く持って気分が悪い。レポーターは私にこう問いかけた。

「厚生労働省の職員の方ですか?」
気分は悪いがにこやかに笑って私はこう答えた。
「...ええ。...まあ。」
間髪を入れずに女性はこうまくし立てた。
「局長逮捕という今回のこの事件、職員の方としてはどう思われますか...。」

「ははは、嘘嘘!職員じゃない。通りすがりのもんです...。」
相手は私のこの言葉を理解するのに一瞬の間が必要だったらしい。マイクを向けたレポーターもその取り巻きも怒ったような表情で私を見ていた。

どうにも全く冗談が通じるような状況ではなかったようだ。


【東京メトロのポスター】

まあ、確かにジャケット無し、ノーネクタイのクールビズで霞ヶ関を歩いていれば役人と誤解をうけても仕方ないのかも知れない...。

それにしても基本的な挨拶もなくこっちの雰囲気も考えずいきなりマイクとカメラを向けることをこの方々は私に対しては無礼とは思わないのであろうか。今時、メディアに自分が写ったからといって大喜びする人もそんなにはいないだろう...。

残念な事にこの場面、やはり生中継ではなかったらしくその後何の反応も私にはない...。