西沢利明の俳優ノート

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「グラヴィッシモ」

2010-04-27 19:32:47 | Weblog
かの著名なイタリアのピアニスト、

アルド・チッコリーニさん(八十五歳)のインタビュー記事を夕刊で見ている……。

「音楽家は、楽譜を忠実にひもとき、作品の内面に没入することです……。

音楽の核心に近づきたければ経験を積むこと。

精神を研ぎ澄まし、孤独に耐えること……。」と。

そして、今の時代をこう語っています……

「すべてがとてつもなく速すぎます。

どうしてそんなに走るのでしょう?……

私たちはゆっくり進むべきです。」と。

『グラビッシモ!』と強調したとあります!

イタリア語で“もっとも重い”。

それは同時に“もっとも荘重に、ゆっくりと”という意味にもなると、記者の方は記しています。

“ゆっくり”は人生のモットーなのだ。

と結んでいる。

走ってはいかん! ゆっくり行こう!

グレート・バリアリーフ!

2010-04-27 12:50:58 | Weblog
帰りの機内から美しいバリア・リーフを眺めながら、漱石を読んだりしていた。
9時間はあっという間に過ぎた。

『三四郎』!

何度目だろう?

「結婚なさるそうですね」

「御存じなの」

女はややしばらく三四郎をながめたのち、細い手を濃い眉の上に加えて言った。

「われはわが咎(とが)を知る。
わが罪は常にわが前にあり」。

“聖書詩篇五十一”

わたしは自分のとがを知っています。

わたしの罪はいつもわたしの前にあります……

わたしはあなたに罪を犯し、あなたの前に悪い事を行いました……。

ダビデのことばを口にして、美弥子は三四郎の元を去って行く……。

『こころ』は晩年の作だが、こっちは若い頃の、みずみずしい青春群像!

爽やかな読後感!

好きだなぁ~!

お出迎え!

2010-04-27 11:03:47 | Weblog
大きな庭の、花たちや鳥たちに挨拶をして、家へ帰って来ると、

小さな庭の、小さなマーガレットが出迎えてくれた!

日本は雨が降っていたようで、花たちは元気だ!

ミニ薔薇の蕾も、いくつも咲きそうだ!

小っちゃくても、それなりに絢爛!

お出迎えアリガトウ!