西沢利明の俳優ノート

西沢利明ひとり芝居のCD販売開始!詳しくは7月24日のブログで!収益の一部は目のご不自由な方への寄付金に!

舞台に生命を!

2011-07-31 11:21:16 | Weblog
『演出についての覚え書き』という本がある!

サブタイトルは、“舞台に生命を吹き込むために”!

イギリスの演出家、フランク・ハウザー著。

新聞の読書欄で知った。

横尾忠則さんの書評を見ている……

演出家は言う……

「ユーモアの最大の理解者は観客だ!
観客には常に続きを推測させよう!
すべてに答えを出そうとするな!
全員に気にいられようとするな!
ハプニングは見逃さずに生かせ!」……!

もう一つ「すべての点をつないではいけない」!

素晴らしい演出術の助言ですね!

肝に命じます!

水餃子だぜ!

2011-07-30 23:59:59 | Weblog
今日は涼しい!

手造りの餃子を、中華だしのスープに入れた!

美味い!

西沢食堂の今夜のメニューです!

ホントに旨い!

わが家は大衆食堂なので、メニューは滅茶苦茶だが、

“心づくし”の数々は、評判は悪くない!

明日は何にしようかな?

Westarn?Japanese?Chinese?

Russian?

冷たいボルシチ?

やってみよう!

ペテルブルグで何度も食べているし、出来ると思う!

レパートリーが増えるぜ!

ロシアの夏もけっこう暑い!

冷たいのが、実に美味かった……!

挑戦!




モーセと十戒!

2011-07-30 20:58:15 | Weblog
モーセは、神から授かった十戒の石板を叩き割った!

堕落している民衆に怒りをぶつけるように……!

のちイエスは、この十戒に基づく旧約の律法を、二つだけに絞った!

「第一は、心をこめて、あなたの主である神を愛しなさい(申命記)。

第二は、あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい(レビ記)。

律法はこの二つに尽きている」と。

二つとも、愛を説いている……!

『ふしぎなキリスト教』を読むのは暫く御法度!

芝居の勉強しなくちゃ……!

写真の絵はレンブラント!

はてな……?

2011-07-29 19:19:16 | Weblog
千円の図書カードを見つけた!

面白い一冊を買って来た!

聖書を読んでいて「……おや?えっ?え~っと?あれ?う~ん……?」と、首を傾げるところを、

この『ふしぎなキリスト教』は、全て明快に答えてくれる!

これまで読んだどんな解説書よりも断然解りやすい!

実に親切な本を発見してしまった!

“そもそもイエスは実在の人物?”……から始まって、

我が輩が疑問に思っていた事を、旧約聖書も含めて、ことごとく解明してくれる!

対談するお二人に心より感謝!

……朝まで読みそう!

……むさぼっております!

玉手箱?

2011-07-29 13:10:14 | Weblog
開けてビックリ!

玉手箱……!

懐かしい金平糖も混ざっている!

みんな「昭和」のお菓子だ!

どれも美味しくパリポリ、パリポリ……!

可愛らしいお茶菓子は……後を引きますねぇ~!

今日も、昆布茶のお共に……いただきまぁ~す!

こんぶ茶!

2011-07-28 20:21:15 | Weblog
蒸し暑いが、熱い昆布茶なんぞ飲みながら、休憩中!

芝居の台本は、目を通す度に、新しい発見がある!

読書百返、自ずと意通ず……なんて言うけれど!

再演を重ねて行くと、百回や二百回では済まない!

セリフは氷山の一角!

海中深く全体を探るには、繰り返し読むしかない!

想像力を働かせつつ……!

九月の「二つの一幕劇」は、会心の出来にしたい!

準備を怠るなよ!

昆布茶をも一杯!

パウロの回心!

2011-07-28 17:33:55 | Weblog
突然、天から光がさして……声が。

「なぜわたしを迫害するのか」

「どなたですか」

「わたしは、あなたが迫害しているイエス。
さあ立って、町へ行きなさい。
そこであなたのなすべき事が告げられるであろう」

パウロは目が見えなくなっていた。

この神秘的体験の記述は、新約聖書の“使徒行伝”には、数行しかない。(第九章)

パウロは、復活したイエスに会って、キリスト信仰へと、立場を百八十度転換する!

宣教者として活躍し、キリスト教がヨーロッパの宗教として発展する基礎を築いた!

写真の絵は、パルミジャニーノ。

三日ののち、イエスの弟子が彼の目を開ける!

絵は、落馬して神の光を受ける場面だが、

劇的な瞬間を捉えていて、美しい!

枝豆入りガンモ!

2011-07-27 19:59:45 | Weblog
小松菜とガンモドキの煮びたし!

いかが?

枝豆が、コリコリして、ガンモドキが……別人!

小松菜のほろ苦さと……合うねぇ!

板さん、これ、いけますよ!

参ったか!

食欲のない時は、こんな「和」のお惣菜がベスト!

simple is best !

今日はこれのみ!

知足!

足ることを知りました!

愛宕山!

2011-07-27 16:13:12 | Weblog
宮城県の“愛宕山”は、現世ではない、異空間のように見える!

この山の麓に大きな竹林があって、

そこの草の庵(いおり)に、主人公の「お爺さん」が暮らしている!

太宰の「御伽草紙・舌切り雀」は、

一羽の雀とこのお爺さんの物語だが、二人?のやりとりが実に愉しい!

お互い本音のみをぶつける!

「おれは怠け者じゃない、
おれの真価が発揮出来る時期が来たら、その時は、おれだって大いに働く……」

「それは負け惜しみの気焔よ。
かえらぬ昔の夢を、未来の希望と置き換えて、ご自身を慰めているんだわ。
そんなのは気焔にさえなってやしない。
変態の愚痴よ。
だってあなたは何にもいい事してやしないんだもの。」!

まだ続くが、今も読みながら、吹き出している……!

夫婦なのに、お婆さんとは、こんな会話はついぞない……。

哀しい夫婦なのだろう……!

さっさとセリフを入れてしまおう!

十年一日!

2011-07-26 21:31:26 | Weblog
十年どころか、よほど前から、時折思い出す太宰治(写真)のせりふ……!

「芸術とは何ですか。」

「すみれの花です。」

「つまらない。」

「つまらないものです。」

「芸術家とは何ですか。」

「豚の鼻です。」

「それは、ひどい。」

「鼻は、すみれの匂いを知っています。」

「きょうは、少し調子づいているようですね。」

「そうです。芸術は、その時の調子で出来ます。」

何だかいい!

何だか好きだ!

芝居も、その時の調子次第だもんなぁ~!

最後の晩餐。

2011-07-26 19:16:44 | Weblog
死を予感したイエスが、弟子たちと共にした別れの晩餐!

カスターニョの絵(写真)でも、ダ・ヴィンチので絵も、イエスの表情は、深い憂愁に満ちている!

「われを売る者、この中にひとりあり。」!

イエスはそう呟いて、一切の希望をさらっと捨てた!

この絵、手前がユダだが、イエスは若いヨハネを見ている!

裏切りを知っているのは、イエスとユダだけだった!

イエスの悲しみに満ちた表情が、たまらない……!

今日は蒸し暑く、不快で、何もする気がしない!

ダメな日だ!

集中力がゼロ!

イエス・キリストの絵を、あれこれ観たりしている!

ふやけた一日だなぁ~!

シャキッとしたいものだ!

ai-kata公演『エンドレス』!

2011-07-25 23:59:01 | Weblog
ダンテの『神曲』の「煉獄」は、天国行きの準備をするところで、現世には戻れない……!

今日の舞台「エンドレス」には、天国へ行こうとする人、現世に帰ろうとする人、死神などがいて賑やかだ!

不思議な空間でのお話……!

作家も出演者も若い人たちなのだ!

初々しくナイーブで、誰もでしゃばらず、感度良好!

主演の野久保直樹くん、死神の富田翔くん、新生児の早田剛くん、説得力ありんした!

野久保くんの“ハムレット”が観たいと、ふっと思ったりした!

終演後、早田剛くんとパチリ!

剛くんの……“浦島さん”!……いいかも知れない!

富田翔くんは“オセロー”のイヤーゴーだ!

と、ふっと思う!

どちらさま……?

2011-07-25 15:58:10 | Weblog
ご挨拶が遅れました……!

庭に植えていただいた向日葵でございます!

ようやく蕾になりました!

裏庭に、大輪の花を咲かせます!

今暫くお待ち下さいませ……!

真打ちの登場は、間もなくでございます……♪

前座の(失礼!)紫陽花(あじさい)に負けないように、晴れやかに、華々しく登場いたします!

see you soon ♪

口は禍(わざわい)の元!

2011-07-24 20:35:55 | Weblog
『舌切り雀』の話は、十三世紀の「宇治拾遺物語」に、その根っこがあるらしい。

葛飾北斎は、舌を切られた瞬間の雀を絵に描いた!

写真の絵がそうだが、お爺さんは、その痛ましい様子を見た!

そして雪の中、大竹薮を探し回る!

お爺さんと大事な話をしたために、お婆さんの怨みをかった!

“本当のことを言うために生まれてきた”というお爺さんは、

雀の災難を、我が事のように思ったに違いない!

本当の事を言うのは、命がけなのだと……!