西沢利明の俳優ノート

西沢利明ひとり芝居のCD販売開始!詳しくは7月24日のブログで!収益の一部は目のご不自由な方への寄付金に!

エンジン始動

2009-02-28 21:17:22 | Weblog
さあいよいよ、

動きを決めながらセリフを覚えよう。

動きといっても、ほとんど動かないが。

お婆さん像にもフォーカスが合ってきた。

ダイナミックな俗物。

ざらざらした木綿の感触。

お爺さんが大好きなのに

無学で育ちが悪いせいで

素直になれず、ねじれている。

雀は、潜在的なもう一人のお婆さんだろうか?

お婆さんも気が付いていない、妻の理想像。

最後にお爺さんは、お婆さんを誤解していたことに気付くのだろう。

お婆さんに冷たかったことを、心底後悔する。

この『舌切り雀』は、夫婦(男と女)の齟齬(そご)、

食い違いの悲喜劇なのか?

試行錯誤が始まった。

高橋直樹さん

2009-02-27 08:42:53 | Weblog
行ってきた! 酵素風呂!

休憩を終えて、パンツ一丁で着替えていたら

かつての名投手(日ハム・西武・巨人)

オーナーの高橋直樹さんが入ってきた。

僕が酵素風呂に行くと

必ず 出るころ“サロン・ド ・酵素”に来てくれて

ランチやお茶をするのが

いつものフルコースだ。

野球少年だった僕としては

早慶戦の決勝戦で

完封勝利をした早稲田のエース高橋直樹は、

憧れのプレーヤーだ。

去年、僕の芝居を観に来てくれてからの知り合いだが

なんだか気が合う。

今度の僕のひとり語りも

観に来てくれる。

彼の所属している、還暦の野球チームに混ぜてもらえないかなぁって

勝手に思っている。

ちなみに、彼とバッテリーを組んでいる捕手は

70歳だそうだ。

直樹氏は、少年野球の監督でもあり

NHKの大リーグの解説者でもある。

野球一筋だ。

僕の方は、芝居一筋。

建設

2009-02-26 15:50:41 | Weblog
朝 新聞を広げて最初に目を通すのは

『天声人語』の欄だ。

今日は、本のジャケットの話だが、

おしまいに、西洋のことわざを記している。

“悪書に勝る泥棒はない”と。

つまらぬ本を読まされると

金も時間も失うことになると。

つまらぬ本とは何だろう?

ふやけた内容のものか?

『人間の建設』とは反対に

『人間を破壊する』ものか?

もしそうなら、泥棒どころの話ではない。

偉そうに、一つだけ『良書』を紹介します。

古い本だが

数学者 岡潔 と

文芸評論家 小林秀雄 の対談。

絵画・文学・哲学・科学等についての

二人の熱い意見の交換。

今は図書館にしかありません。

人目を引くジャケットはなく

ただ 『人間の建設』と、そっけない。

表題の文字が、ただ縦に並ぶだけ。

名著!

うたた寝

2009-02-25 09:11:16 | Weblog
撮られてしまった!

年とった犬と、同じポーズで、うたた寝。

しかも、縦並び!

情けないツーショットだ。

足はコタツの中である。

3月の脚本の点検中だった、ほんの数分の失態。

そういえば、

明治憲法も、コタツに入って寝ころんだりして

草案を練ったと聞いているが

何人かは、やはり、時折ウトウトしたのだろうか?

国家の基本法を決めるのに、コタツ?

芝居の上演台本と、日本帝国憲法と、別に関わりはない。

が、コタツに入って寝ころんでの読書は、集中できる。

これは、日本だけの特殊な文化だが

自慢できるものなのかもしれない。

と、思ったりして‥‥。

酵素風呂

2009-02-24 11:53:32 | Weblog
米ぬかのお風呂。ハチミツ入りとか。

ドアを開けると、独特な香りが鼻をつく。

スッポンポンで湯舟ならぬ、ぬか舟(?)の中に

あそこを手で押さえて、仰向けに横たわる。

係のオネエさんが

全身を高温のぬかで埋め尽くしてくれる。

鼻と口以外は全て。

目もタオルで覆われ

真っ暗な、アツアツの、ぬかの中。

20分くらい そのまま。

シャワーを浴びて控室へ。

裸んぼで横になる。

が、1時間以上過ぎても全く汗が引かない。

長湯やサウナの比じゃない。

なにはともあれ、血流を良くするというこの“酵素風呂”。

身体かスーッと軽くなるのだ。

11月に痛めた腰は

鍼と、この米ぬかのおかげで、ほとんどいい。

また近々 行ってきまぁす!

朝食

2009-02-23 13:48:40 | Weblog
たいていは、トーストにバターなのだが

時々、マフィンのホットサンドを食べる。

これがウマイ!

パンプキンスープと共にいただく。

目玉焼きとベーコンとキャベツにマヨネーズ。

具沢山がはさまっている。

下の方をしっかり押さえてから

パクリとやらないと、こぼれてしまう。

難しい。

以前、オーストラリアでハンバーガーを注文したら

10センチ以上の塊が出てきて

バラバラに空中分解して
原型が何物だったのか?!

という大変なことになり

それ以来、ハンバーガーはこぼれるというのが

トラウマになっていた。

今はずいぶん慣れた。

やはりアツアツの手作りは味わい深い。

もうすぐ花見月( 3月)

2009-02-22 12:25:40 | Weblog
梅の花は、もう散りかけているのに

もうすぐ3月なのに

『お伽草紙』のセリフの吟味が、済んでいない。

吟味が済まなければ、セリフは覚えられない。

太宰の地の文もセリフだ。

読むのではなくて、“語る”のだから。

そして“騙る”(かたる)のだから。

作者に扮して、語って騙す。(だます)

おもしろおかしく騙す。

そこに、カタルシスが生じる。

そのためには、

作品をよくよく吟味しなければならない。

覚えるのはそれからだ。

“語る 騙る カタルシス”

これは、高橋康也氏の『橋がかり』という

演劇を論じた一冊からの引用だ。

無断でお借りしている。

実に、云い得て妙だ。

キー

2009-02-21 16:00:49 | Weblog
近頃の車はほとんど キーは使わない。

センサーでドアが開き

エンジンも キーは差さない。

回すだけ。

マッチ箱くらいの軽いプラスチック(?)の塊が

ポケットに入っている。

いつも入っている。

便利だが困ることもある。

エンジンを切り忘れるのだ。

一度、一日中そのままにしてしまった。

全く気付かずに。

駐車スペースは外(梨畑と竹林の間)なので

二酸化炭素の影響はないが

ガソリンの無駄使いだ。

時々「あれ、もしかして?」と、

100m 離れた、車置き場へ走るのだ。

慌てて。

わざわざ。

車は坂の下なので、僕の体力の無駄使いだ。

そんなわけで、時々

急な坂道を降りたり登ったりしている。

普通のキーの方が好きだ。

メールが嫌いで、

面倒でも手紙を書くのが好きなように‥‥。

急がばまわれか‥‥。

お知らせの葉書

2009-02-20 12:05:10 | Weblog
3月の“語り”のチラシを郵送しなければならない。

未だ、1枚も宛名を書いていない。

これから書こう。

遅すぎるくらいだーと思いつつ

新聞の切り抜きの一つが、目に止まった。

まだ亡くなって間のない 加藤周一さんの『夕陽妄語』だ。

ある編集者が『空の空』(くうのくう)を『そらのそら』と読んだ話しだ。

愕然としたと。

『伝道の書』(旧約聖書)の巻頭の、有名な文句だ。

『空の空 空の空なるかな すべて空なり』

しかし、加藤氏は言う。

これを記した古代イスラエルの王の 悲しみ は、

そこにはあらわれない‥‥と。

風を捕まえるような限りある生は『空の空』。

にもかかわらず、ダビデの子ソロモンは言う

『悲しみはない‥‥』と。

聖書を開けてしまった。

宛名書きは、昼食のあととしよう。

暴れん坊将軍

2009-02-19 09:05:05 | Weblog
2、3日前

テレビの画面に、一見いい人のようだが

そうでもないらしい誰かさんが

笑みを浮かべて、こっちを見ていた。

再放送だ。

時々こうして、にらめっこをする。

いったい今まで、悪人をどれだけ演じてきただろう?

よくもまあ、種が尽きないものだ。

去年だったか

京都で、悪役の極意を聞いてきた後輩がいた。

「聖書を読みなさい。」と、言っておいた。

旧約にも新約にも

悪人はゴマンと登場してくるから。

不親切なアドバイスだったかもしれない。

的を射ていたかもしれない。

笙の笛

2009-02-18 08:33:13 | Weblog
笙は、火鉢に炭火をおこして

温めながら、湿気を取り除きつつ

吹かねばならない。

やっかいな雅楽の楽器だ。

17本の竹でできている。

メロディはない。

和音しか出ないので、伴奏の為のものだ。

『舌切り雀』は

竹林の奥深く、お爺さんを雀のお里へといざなう。(お客さま共に)

この笙の音、何とも幻想的なのだ。

一人の語り手と、笙の笛。

細工はりゅうりゅう。

果たして結果は‥‥?

チョキチョキ

2009-02-17 11:39:45 | Weblog
ずいぶん前から床屋さんへ行っていない。

専属の理容師(?)が

庭先でチョキチョキやってくれる。

くせっ毛で扱いにくいのだが

今はもう慣れたものだ。

一度失敗して

少しだが、穴ぼこが空いて

撮影時に、ヘアメイクさんに笑われた事も‥‥。

しかし、とにかく

家の床屋さんでOKなのだ。

ちなみにカット鋏は

うちの犬と兼用だ。

ひとり語りのチラシ完成!

2009-02-16 10:58:26 | Weblog
できた!


西沢利明ひとり語り

『舌切り雀』(太宰治のお伽草紙より)

“怠け者なのに 偉そうな お爺さん
  欲張りで 無学な お婆さん
この夫婦に 生意気な小雀が
   ちょっかいを出した。
さて、二人と一羽の行く末は‥‥。
  不思議な 愛 のものがたり”

3月14日(土) 18時開場 19時開演

3月15日(日) 15時開場 16時開演

場所 カフェ シエスタ

横浜市営地下鉄 仲町台駅 徒歩2分
(セブンイレブンのあるビルの2F)

3,000円 と ご飲食代

(なるべく開演の30分前までにお越しください。)

30名さま限定で、予約制です。

カフェ シエスタ 電話予約
045―944―3454
(14:00~24:00 不定休)

カフェ シエスタ メール予約
siesta@mva.biglobe.ne.jp


今回の目玉は、笙の生演奏です。

他の音は一切ありません。

言葉(語り)と笙の笛の音だけで

お客さまを、夢の次元へといざないます。

お待ちしています。

バレンタイン

2009-02-15 11:58:00 | Weblog
約2000年前の2月14日に

殉教したローマの司祭 バレンタイン。

どういう経緯で、チョコレートを贈る日になったのか

僕は知らない。

知らないが、贈られるとうれしい。

今年いただいたチョコレートは

なんだか格別うまい。

今年からお返しをしようと思っている。

初めて思っている。

何を?

う~ん、キャンディではない

心のこもった何かを‥‥。

wendy2430

2009-02-14 11:49:21 | Weblog
僕のブログのアドレスの意味は

我が家の愛犬の名前

“ウェンディー”(オールド・イングリッシュ・シープ・ドッグ)と

2430は、“にしざわ”です。

12年間、散歩も遠出も

時には、仕事場(京都東映)も

一緒だった可愛いヤツ!


今はもう居ない。

亡くなって5年になる。

とぼけたズッコケ犬だ。

そこが僕とウマがあっていて

何とも『いいコンビ』であった。

二人の想い出話はまたにして

今日は アドレスの解明。

しかし“ウイ奴”であった‥‥。

「苦しゅうない、近こう寄れ」‥‥と。