西沢利明の俳優ノート

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去年の夏……。

2010-06-30 20:35:04 | Weblog
高川裕也・西沢利明の『動物園物語』の去年の今頃の舞台写真。

記録用のDVDを観ている。

悪くない!

二人とも人物を生きている!

甘い箇所はある。

直せばいい!

うずうずして来た!

裕也君!

板の上で再会したいなぁ!

君も考えなさい!

僕も考える!

『弁明』終わったらね!

相談しようぜ!

動物園物語?

2010-06-30 18:08:49 | Weblog
三軒茶屋のシアター・トラムで上演中の

『動物園物語』(写真)は、

前半部分を作者が書き足したものだそうだ。

ピーター(僕のpart)の私生活を加えたようだ。

それが余計だと、劇評にある。

戯曲の価値は再認識出来たが、実際の舞台は?……と、ある。

今年中に高川君と再演したい!

吟遊詩人ホメロース!

2010-06-29 17:31:37 | Weblog
『弁明』のソクラテスは、死を恐れない。

死刑の宣告が下った時、静かに言う……

「あの世には、人の言う通りに、実際すべての死者が住んでいるのなら、

裁判官諸君よ、これに勝る幸福があるだろうか。

オルフェウスやヘシオドスやホメロス(写真)などと、

そこで語り合ったり、親しくなったりするためなら、

私は幾度死んでも構わない。」……と。

「不正の裁判によって殺された、パラメデスやアイヤスに逢えるのなら、

自分の運命と彼らの運命を、比較して見ることは、

実に愉快なことだろうと思うから。」……と!

この世からの涼やかな退場……!

「“善人”に対しては、

生前にも、死後にも、

いかなる禍も災難も起こりえない!

このことこそ“真理”なのだ。」……と!

……でした!

魂の鉛筆!

2010-06-29 13:07:04 | Weblog
今日の読売の朝刊で、

井上ひさし氏の戯曲『小林一茶』(写真)のことを、野田秀樹氏が話してい中で……

井上氏に、ある席で、鉛筆を削る小刀を貰ったことを懐かしく述べている。

『一茶』に衝撃を受けていた野田氏は、

わざわざ危なっかしい小刀で、鉛筆を削って原稿を書く井上氏の、

時代錯誤に近い行為のうちに、彼の作家魂を見たと……!

“小刀で研ぐ魂の鉛筆”!

……と!

鞘のところに自筆で署名してあるこの小刀を、大事にしているそうだ。

無知の知!

2010-06-28 19:44:36 | Weblog
耳慣れている「無知の知」は、ソクラテスの言葉てすが、

田中美知太郎さんの訳が分かり易い。

“死を恐れるのは、知恵がないのにあると思っていることです。

死を知る者はだれもいないのに、それが最悪のものだと、知っているように恐れる。”

最善のものなのか、

最悪のものなのか、

知る人はいない。

知らないことを知っていると思う……無知。

知らないことを知らないと思う……無知の知。

……でした!

がっしりと骨太!

2010-06-28 10:51:16 | Weblog
庭のプラムの木(写真)のように、

しっかり根を張って、

枝葉を天空に向けて、

がっしりと立つ、幹の太い大木……!

ソクラテスのイメージは、こんな風だ!

力強くどっしりと構えている!

実際、醜男で、体格が良く、威風堂々たるものだったようだ!

なよなよなんかしていない!

繊細で神経質な感じとは程遠い!

骨太!

ソクラテスの物言いが大分変わって来た?

セリフを直している!

直しながら頭に入れている!

少しずつ血が流れて来る……!

少しずつ!

言葉を探す!

2010-06-27 18:15:29 | Weblog
五百円で文庫本を買って読めば、

ソクラテスが何を言っているか、誰にでも解る。

それを肉体化して、俳優がソクラテスに扮して、

言葉を音声化して、観たり、聴いたりして貰う場合、

一つ一つの言葉の意味を、聴いて直ぐ解る言葉でお客さんに渡さねばならない。

?、?、?が重なって行くと、話が見えなくなる!

人物の心の動きや感情の変化を追えなくなる!

そうなっては大変だ。

そこで、耳で聴いて直ぐ解る言葉に変えている。

選んでいる!

探している!

これって結構ヤヤコシイ!

頑張りま~す!

ソース焼きそば!

2010-06-27 15:34:47 | Weblog
たまにはいい!

キャベツと豚肉、ニンニク少々!

焼きそばソース味は、

お花見の縁日の定番だが、自分で作るのがやっぱりいい!

ゴチソウサマ!

『弁明』の台詞は、分かり易く創ったつもりだが、

なかなか頭に入って来ない……!

気持ちの変化や、全体の流れが、未だつかめていないからなあ………!

話は、淡々と、しかし劇的に進行する……のだが、

メリハリのつけ方が微妙に難しい。

苦労しております!

目鼻が付くのかなぁ~?

今は未だ、のっぺらぼう……?!

公演のお知らせ!

2010-06-27 15:28:07 | Weblog




『ソクラテスの弁明』 プラトン:著 久保勉:訳より

上演台本 西沢 利明

出演  西沢 利明

2010年7月17日・土曜日
18:30 Open
19:00 Start

¥3,500 1drink付 (wine or orangejuice)

50名さま限定  予約制

荻窪・ミニヨンにて
   JR中央線・営団地下鉄丸の内線 「荻窪駅・南口」 徒歩3分
   マルイチビル2F

≪ご予約お問い合わせ≫
 090-1034-8407    制作 Shion

    お待ちしております!!

Othello再び!

2010-06-26 21:05:09 | Weblog
パンフレットにいい写真があった!

イアゴーとオセローだ。

興奮未だ覚めやらず!

宇宙の生物の中で、一番哀しい生き物は、人間だなぁ~!

一番愚かなのも、人間!

そんなことを思う映画!

…でありました。

『オテロ』!

2010-06-26 19:17:09 | Weblog
映画のオペラ「オテロ」を観た!

演出はフェルゼンシュタイン。

強烈なパンチを食らった!

凄いオペラだ!

まさしく本物を観た!

役者顔負けの存在感!

歌う為に歌っていない。

歌がセリフに聞こえるのだ!

ヴェルディの曲が、心に強く、深く響く!

“人間”の哀しみが、切々と伝わって来て、涙がこぼれた!

一級品!

十年間舞台を積み重ねた後、映画になった!

岩波文庫!

2010-06-25 21:17:34 | Weblog
『ソクラテスの弁明』の台本は、

今年刊行の岩波文庫版を元にした。

佐藤先生からの翻訳は、是非参考に したいと思っている。(未だ届いていないけれど)。

今日中に決定稿が出来るぞ!

ちゃんと声を出して、動きを考えての稽古を何処でしようかな?

今回、稽古場がないぞ!

さて……?

もう少し先だが、探さなくっちゃ!

いや、真面目に!

咲いた!

2010-06-25 11:20:49 | Weblog
朝、気がついた!

クローバーの白い花が咲いている!

暑いせいか、ややうつ向きかげんだが、まん丸で可愛い!

小さな鉢の中なのに、頑張り屋さんだなあ~!

明日は、映画(オペラ・オセロー)を観に行く。

そのあと、秋の公演の打ち合わせがある。

『弁明』の本、そろそろ完璧にしなければ……!