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高樹のぶ子のSIAブログ

2009年11月19日 / 最近の出来事

マイマイ新子弁当あれこれ

「マイマイ新子と千年の魔法」が今週末から全国で公開になります。


先日、山口県で先行上映されたときの、関係者に出されたお弁当は、
山口県の特産品を詰め合わせたものでした。
車エビやウニあえ蒲鉾など・・それに子供のころ富海に海水浴に行ったとき、
クッキーの缶に詰め込まれた、ササゲご飯。
これはササゲを入れて炊き込んだ紫色のご飯で、お弁当にはお赤飯として
盛られていました。


大ヒット祈願・・
大ヒットは無理でも、中ヒットぐらいは叶って欲しいですね。


お弁当にも入っていましたが、鶏肉は田舎ではとてもポピュラーな
タンパク質でした。
お隣の家が鶏を飼っていて、ときどき羽根をむしった鶏をもらいました。
蛇がゲージに入り込んで殺してしまい、処分に困って頂くことになったり・・
蛇とかイタチとかが、ゲージを襲うのです。
そうなると、人間は蛇やイタチの残り物を頂いたわけですね。


SIA韓国編で、パク・ワンソさんの作品「親切な福姫さん」でも、韓国の田舎で、
鶏を殺す新妻の話が出てきます。鶏を殺す(さばく)ように言われて、
やってみたものの上手く行かず、首をぶら下げた鶏が、走り出して、新妻は
卒倒しそうになるのです。
そんな光景は、良くあることで・・
上手な人は、コキっと首を折ってしまうのです。
私も一度だけですが、鶏を殺したことがあります。一度だけですが・・


お弁当からとんだ話になってしまいました。


「マイマイ新子と千年の魔法」では、麦畑が美しく描かれています。
この麦は、何麦でしょう・・
関係者が調べたら、どうもビール麦らしいのです。
当時(昭和30年あたり)防府市では、麦の生産量がピークをつけていた
そうです。
いまは、ほとんど輸入に頼っています。


この麦を刈り取ったあと、鋤で耕して、水田にするのです。
麦は畝で育てますから、そのまま水を引いても水田にはなりません。
鋤は牛馬が引きます。Y字型の鋤を、バランスを取りながら牛馬に引かせます。
鋤は大きな刃物のように、黒い土を片側に跳ね上げていきます。


新子ちゃんは、その作業を飽かず眺めていました。
働いているのは、オジサンに見えましたが、そんなにトシではなくて、
もっと大きくなって、「お兄さんの奥さんと結婚した人」だと聞きました。
お兄さんは、戦争に行ったきり帰ってこなくて、弟はそのお嫁さんを
譲り受けたのだと。
戦後のある時期、農家では良くある事だったのかも知れません。
この記憶は、「マイマイ新子」には書いていません。


http://www.mai-mai.jp/index.html


高樹のぶ子

コメント ( 29 ) | Trackback ( 0 )

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コメント
 
 
 
子供の頃 (いちい)
2009-11-19 12:00:52
読んでいると、子供の頃の記憶がいっぱい甦ってきました。
あの頃って、戦後、弟はそのお嫁さんを譲り受けたこととか、鶏と言い・・そうだったんですね。

「マイマイ新子と千年の魔法」大ヒットしますように!!
 
 
 
1967年アメリカ貧乏留学物語 (Mike)
2009-11-19 12:10:53
ランダムで来ました。突然ごめんなさい。
【1967年アメリカ貧乏留学物語】ブログで書いています。当時のことを思い出しながら、
ほとんどノンフィクションで書いています。
ベトナム戦争まっただ中!所持金$200で渡米!時間がある時気ままに書いていきます。
お時間がありましたら、時々立ち寄ってみてください。
 
 
 
私も思い出しました。 (ぽんた)
2009-11-19 15:48:10
子供の頃 我が家は鶏を飼っていて 時々鶏を絞めていたのを思い出しました。
私は 絞めためたことはありませんが。
卵になる前の卵殻の無い黄身が 沢山お腹に入っていましたよね。
耕運機の無い時代の 牛、鋤 覚えていますよ私も。
牛も飼っていて 黒い牛が農耕に使われていて 茶色の牛を食肉用に育てていたと思います。
昔 むか~しのお話ですね~。

映画ヒットすると良いですね。
 
 
 
中ヒット! (しゆ)
2009-11-19 17:51:32
宣伝活動を地道にやっております。

いよいよですね!!
 
 
 
ボーナストラック (浜田英季)
2009-11-19 20:10:39
「マイマイ新子」のボーナストラック的な逸話ですね。映画がヒットするしないは時の運ですが、名作であることは保証します。高樹先生もモッシィッソヨ!
 
 
 
近くなる昔 (木蓮)
2009-11-20 01:22:02
不思議なことですが、歳を重ねるほどに、子ども時代や、記憶のない、上の世代の語りに頼る時代の情景が、今とひと続きであることが胸に迫ります。
私の子ども時代にも聞いた、鋤を引く牛馬、殺される鶏、兄嫁さんをもらう話。子ども心には「ずっと昔の話」と感じていたのに、不惑を過ぎた今は、むしろ、近しい過去に感じます。
歳を重ねるだけさかのぼって、記憶にない、生まれる前の時代をも、引き寄せて感じ考えられるのかもしれませんね。単なる郷愁ではなくて、次代を次世代に託していく思いがそうさせるのかな。。

先生の記憶に、深くしみ入りました。ありがとうございます。
 
 
 
いつもエスプリ (YASUHIRO)
2009-11-20 02:35:20
 はじめまして。先生の文章に魅かれ、最近、読ませていただいています。この記事も、お弁当の話で入って、、、、最後は、どきっとするような話で締めくくり。いつもエスプリが入っています。

 実際には1992年からの読者なのです。雑誌FRAUでのパリの記事、今も大事に保存してあります。
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/a7ffd67f1ee6f5c3211905237d9f9079
 
 
 
納屋で吊すと・・ ()
2009-11-20 11:06:40
こんにちは。

昨日は17年振りの冷え込みとか、今朝は快晴のようで小春日和になりそうです。

海老の入ったお弁当、おいしそうですね。

え~っ?と思ったのは、高樹さん自ら鶏の首を絞めた話、
周りの男達は頼りにならない生活だったようですね?
それも手で絞めたとは凄い根性!

我が家では父が鶏の首に絞まる紐の輪を架けて、
裏の納屋の5寸釘の物架けに掛けて逃げるように出て来きて数分。
裏庭でさっさと手早く羽を取り、起こしてる七輪の炎であぶり産毛を焼き取り、
そして首を落とし屋外水栓の近くで、頭側を下にぶら下げ血抜きを小一時間。
この生き血を飲んだことは有りませんが。
確か父母や友人達は飲んでたようです。

それから広い台所で父親の捌く作業を眺めましたが、一度二度見るだけで飽きて仕舞いましたね。

牛馬の田起こしは鋤扱いのバランスも難しそうで、いつも体力を消耗する作業に見えましたね。
そうでした、今の季節には抜いた田圃では雀捕りのおじさんの、
雀の処理は手早くさっさと内臓を押して出し、次々生きた雀をポイポイと投げ、
あっという間に雀の山になり驚きながら眺めました。

昔、年末年始用につぶした鶏のカシワは、味は好かったのですがかなり固いお肉でした。


ビール用の大麦畑は農夫に尋ねると、小麦より半月は早く刈り取れますから、
多少寒い地区の二毛作には向いているのかも。

6月初め、筑波山麓の畑は小麦は未だ少しだけ青く、
ビール会社依託の大麦は刈り取り時期が雨で遅れてボヤいてました。

戦後十余年の光景は越前越後や東北以北の寒冷地は、もっと厳しい時代だったと思われます。



 
 
 
ササゲご飯 (夾竹桃)
2009-11-20 14:53:54
ササゲって何なのでしょう?
お魚の身をほぐしたものなのかな?
とチンプンカンプンで早速ネットで調べてみました。
小豆に似たお豆のことなのですね。
わたしはお赤飯を炊くとき
小豆を用いていますので
ササゲというのをお店で売っていても
気がつかずに通り過ごしていたのかもしれません。
調べてみるとササゲは小豆に比べて皮が破れにくくて
武家社会では切腹を連想させる皮の破れやすい小豆より
縁起のいいものと好まれたとのことです。

「親切な福姫さん」の鶏のシーンは
わたしが「私」の立場なら
同じように卒倒してしまいそうです。
でもわたしが鶏肉を美味しく頂いているのは
誰かがわたしの代わりにそうしたことを
してくれているからなのですよね。
感謝していただかなくては。
福姫さんと高樹さんの記事のお嫁さんが
変にオーバーラップしてしまいました。
愛のある結婚が出来る
今の幸せも一緒に感謝しなくては。。。
 
 
 
Unknown (九寨溝)
2009-11-20 19:46:43
お弁当、豪勢ですね!
関係者の方の先生や作品への思いが一杯詰まっているような・・・。温かいですね。

「マイマイ新子」、今、読んでいます。
日本版「赤毛のアン」という試み、すごいなぁ。成功しているなぁと思いました。「赤毛のアン」を夢中になって読んだ頃を懐かしく思い出し、日本版も広く読まれてほしいなぁと思いました。そして、先生の作品を読むといつも、うまいなぁと心の底から思います。

中でも特に、新子ちゃんがおじいちゃんの義眼を怖がらずに手の平に乗せるエピソードが面白くて気持ちを鷲掴みにされました!そして、かわいい妹と自分を比べてしまう所、マイマイ観察のエピソード。子供の楽しい物語に不可欠な物が揃っている感じがして、そんな新子ちゃんがあの時代をどう見て、どう生きていくのかを読むのがとても楽しみになりました。

映画も良さそうですね!大ヒットしますように!子供達に見て欲しいですね。

「ファンタジア」も一気に読みました。先生がおっしゃられていたエピソードが物語にどう活かされているのか、おっここだ!と思いながら楽しく読みました。作り手の方に作品が出来る背景をお聞きすることが出来るのは、本当に贅沢なことだと思いました。

ちょっとばたばたしてあまり書き込めませんが、変わらず応援しています!がんばってください。
 
 
 
マイマイ新子、ヒット祈願! (九寨溝)
2009-11-20 19:48:04
タイトル書くの忘れちゃいました!

ごめんなさい。
 
 
 
ササゲの思い出 ()
2009-11-20 19:57:59
確か西日本で主に栽培されているササゲは、アズキに比べて栽培し易く、アズキよりかなり安値だったと思います。

子供の頃に、母親が近所の家の奥さんと交換した、お正月のアン餅を味見して、
これササゲのアンでしょう?
ちっとも美味しくないわ。
と話していたのを思い出します。
福岡の人はよく練った甘~いアンが好みですからね?笑

そう云えば小学五年の頃に、日照りに強く栽培し易いと云うので、
遊びでササゲの豆を小鳥の餌の粟や稗の隣の畝に植え、
僅か三合位を収穫して、アンにして貰い食べた思い出が有ります。
粒アンでしたが少し皮が気になり、香りはアズキより薄い感じでした。
でも母親と違い、自分で収穫したせいかマズイ感じませんでした。
あの母親の話から、きっとササゲの漉しアンは練っても美味しくならないのかも。

当時ササゲを蒔く豆が、水屋の引き出しに有ったのは、恐らく崩れにくいので赤飯用に使っていたのでしょう。



 
 
 
新子ちゃんのおじいちゃんみたいな (しづ)
2009-11-20 22:42:12
『マイマイ新子』では、確か新子ちゃんのおじいちゃんは茅の葉っぱで眼にケガをしてそのケガがもとで義眼になってしまったんでしたね。

先日我が家で似たような事故が起こりました。
お義父さんが庭木の手入れをしていて、鍬を振るっていたらカチン!と何かにぶつかって飛んできた破片が眼に入ってしまいました。すぐ眼を洗ったら痛くはなくなり、視界も徐々によくなったそうで、違和感はあるものの問題なさそうだと…。
ところが翌日眼科を受診すると、精密検査、緊急手術をうけるほどケガは酷かった。
義眼にこそならずに済んだのですが、手術により水晶体は人工のものになってしまいました。

こんなことってあるんですね。
皆さんもお気をつけください。
 
 
 
ササゲと太平洋 (高樹のぶ子)
2009-11-20 23:23:04
「マイマイ新子と千年の魔法」は、明日から全国で公開になります。連絡では、東京の新宿ピカデリーでの初回(舞台挨拶がある)は満員だそうです。ちょとだけホッ!

夾竹桃さん
ササゲについては、崖さんがかなり詳しく書いてくださってます。私も、そこまでは知りませんでした。たしかに、小豆より甘みが少ない赤豆だった気がします。それに、ちょっとだけ小豆より大きかったような・・・崖さんありがとうございます。

木蓮さん
先日オバマ大統領が、APEC出席の折、「アメリカは太平洋の国だ」と言いましたよね。
[pacific nation]
このpacificには、「太平洋」の意味と、「平和」の意味がありますよね。日本のメデイアでは太平洋の意味でしか訳されていませんが、アメリカでもそうですか?

しづさん
お義父さん、お大事に。
 
 
 
翻訳で抜け落ちてしまうこと (木蓮)
2009-11-21 05:33:44
確かに、オバマ大統領が発したのは"Pacific nation"であって、「太平洋国家」とは言っていませんね。多くの人は、"Pacific"と耳に響いた時点で、"The Pacific Ocean"と同時に、"peaceful"を感じるでしょう。ある人は、そこにこめられた強力なメッセージを受け取るだろうし、ある人は、あえて無視するかもしれません。メディアが特に"peaceful"に重きを置いて解説したようでもなく(するまでもなかった?)、だからこそ、オバマ大統領の巧妙な言葉遣いには感服します。
「外交理念は平和。だけど、君達だけでやってもらっちゃあ困るんだ」・・・知人達は、こんな感じで受け止めてるようでした。青の州であるNYにおける感触にすぎませんが。

事実なんだけど、正確には伝えてない記事を見かけます。たとえば、「大統領のお時儀が米国で論争」。一部保守系での騒ぎなのに、そこを明確にしていない。だから、アメリカの総意かと受け止めて反応したコメントも的外れになってしまう。
ちなみに、私が目にする範囲では、自伝を出版したサラ・ペイリンの話題の方が大きく、これには批判的な論調でした。同時に、どこかの地域では絶賛されてることも想像できました。

メディアリテラシー。ネットの登場で情報がいや増すからこそ、情報を読み解く力を磨かねばなりませんね。

そうですか、「太平洋」の意味でしか報道していませんでしたか。。。先生、こちらでのご提示に感謝、感謝です。

 
 
 
もちろん、 (木蓮)
2009-11-21 05:45:28
文脈からは、「太平洋国家」です。"peaceful"は、あくまでも隠喩として。でも、そこを外してほしくないですね。。。
 
 
 
おはようございます。 (satoko)
2009-11-21 06:58:52
ささげ、懐かしく思い出しました。
ささげって、なあんだ、小豆のことなんだ、と思っていましたが、種類が違っていたんですね。
久し振りに母を思い出しました。

マイマイ新子ちゃん、見ます。
そういえば、つむじのことマイマイと呼んでいました。
こっちの方言というわけでもないんですね。

マイマイが二つある子は、利発で元気、というイメージがあります。正義感の溢れる少女だったのでしょうね。

私が子供時代は、皆が一緒になって遊んでいました。
年上から年下まで・・・
トランプなども、知らなくても仲間に入れてくれました。

多分、その最後の年代だったと思います。
いつの間にかみんな個別に遊ぶようになり、意地悪な人がいて、仲間外れをするようになる。外れにされる子は、色々ですが、ボスの女の子はいつも同じ子。みんな外れにされたくないから、そのこの機嫌ばかり取るようになって・・・

私は、もうそんな友人達とは遊ばないで本の世界に逃げ込みました。まあ、そういう年齢になっていたんでしょうけれど。

だから私の子供たちによく言いました。
色々悩みがあったら、本を読みなさいよ・・絶対に裏切らないから。

子供時代が楽しいことばかりではなかった気がします。生存競争の練習のようです。

ああ^あ、朝から、又、ネガティブな書き込みで、すみません。

良い週末を。

 
 
 
 (高樹のぶ子)
2009-11-21 10:15:26
みんさまおはようございます。
風邪を引いていたのですが、だいぶよくなりました。
急な寒さでしたから・・

木蓮さん
ありがとうございます。オバマさんの言葉は、スマートですね。
「青の州であるNY」
と言う意味を、お暇な時に、説明してください。
「青い血」と言いますよね。

satokoさん
「マイマイ新子」はポジテイブな見方で書きましたが、子供時代って、残酷な時代でもあります。世界は小さくて、思うに任せぬことばかり。けれど自然の中に逃げ出すことが出来ましたね。自然が必要だった・・
 
 
 
青い州 (sae)
2009-11-22 00:37:20
『マイマイ新子~』の公開、おめでとうございます。
私の疑問にお答えくださった方々、ありがとうございました。

私は、大都市郊外、公団の大規模団地で核家族の一員として育ちました。人工的につくられた街で、同じような家庭が集まっている……通った学校は、すべて1000人~2000人以上の児童・生徒を抱えるマンモス校でした。こうしたことが『マイマイ新子』への感受性を鈍らせているのかもしれないと、考え込んでいまいました。「豊かな子ども時代」の実感が希薄です。

「鶏をつぶす」話については、伝聞ですが思い出があります。
たぶん昭和20年代も前半のことだったと思いますが、大叔母が夫の実家に帰省した折に、「この鶏をつぶしといて」と舅(私の曽祖父)に頼まれたそうです。他の家人は村の用事で外出しなければならず、その留守の間に夜のご馳走の準備を手伝っておいてほしい…というシチュエーションだったよう。ところが、都会育ちの大叔母にはその方法が皆目わからなかったようです。切羽詰まったのか、決死の思いで、出刃包丁で首を切り落としたそうです。戻ってきた家人たちは「すごく勇ましい嫁が来た」と度肝を抜かれたとか。
この話を私が聞いたのは、それから20年以上も経ってからで、登場人物の多くはすでに物故していました。でも、子どもの私にまで語って聞かせる人がいたわけで、親戚のなかではほとんど伝説でした。

関西のある私立中学校では、林間学校で班に一羽の鶏を割り当て、自分たちでつぶして料理し食べさせると聞きました。食べ物はこのようにして口に入るのだということを体験から学ぶ目的です。私は大賛成です。命の大切さ、食に携わる人々の思いなどがわかってくるのではないでしょうか。

さて、木蓮さんの「青い州」のお話。わたしは、青は民主党、赤は共和党かなと思いました。正解はどうなんでしょう?
先生のおっしゃる、「青い血」はどういう意味なのでしょうか?
 
 
 
観てきました (ブヒです!)
2009-11-22 21:55:06
携帯からのコメント初めてさせていただきます!
夕方の上映にダッシュで行ってきました
笑い、泣き、映像のキレイさと新子ちゃんの男前っぷりにエンドロールまで座ってました

本を読んでからの鑑賞だったので‘ここはこうあってほしい!’と思っていた場面がどんぴしゃりで嬉しかったです
麻由子ちゃんの声は始め、ちょっと低いかな、と感じましたが、後半にはやっぱりハマってる!と思いました
麻由子ちゃんはドラマでも、わりと難しい役や芯の強い雰囲気が多いから新子ちゃんのオテンバ加減をどんな風に演じてくれるか楽しみでした。
冒頭から犬にムツゴロウさんバリにあやすシーンは大人も子供も笑って(大人のほうが笑ってたかも)しまい、私の中の一番はやっぱりカリフォルニアの女のシーン。 本でも、ポロッとしてしまったけど、泣きました…泣かされました…
ただ、ゴツンとしたのがタツヨシだけで、新子ちゃんがたまらずゴツンするのが欲しかったぁ!欲を言えばその後、遅くなって鬼の形相をした小太郎と長子も観たかったなぁ
でも、映像もすごくファンタジーで(蛍やランプの明かりの綺麗だったこと!)なおかつ新子ちゃんの妄想ぶりを見事に映しだしていましたね! 方言も面白かったし、音楽も軽快で、エンドロールの曲がとてもい~い感じでした
帰りはボンボンリキュールはなかったけどチョコレートを買って帰りました。

続編というか、新子ちゃんがもう少し成長した初恋編なんかもみたいですね!
なにより、しつこく言いますが実写版を切に願います!!
としたら新子ちゃんは…?

ふふふ 私も妄想好きみたいです
 
 
 
Unknown (楽しみ)
2009-11-23 15:28:08
毎回拝見しています♪
日常の楽しみの一つです
またオジャマします(^-^)
 
 
 
築地塀 (高樹のぶ子)
2009-11-23 16:52:25

今朝一番で、「マイマイ新子と千年の魔法」を映画館で見てきました。試写会で見たときは、気がつかなかったことがいろいろ判ってきました。監督さんは、いろいろと「仕込んで」おられたのですね。

千年昔の国衙の築地塀に、ナデシコの花が満開になります。
最初に見たとき、なぜ長い塀の上に花が咲くのか、判りませんでした。けれど監督のメイキングブログを覗いて、そのこだわりが判りました。

そのころの花山天皇は、実際に築地塀の上に花の種をまいて、都の築地塀を花で飾ったそうです。この天皇は、一条帝の一代前で、安部晴明を用いた人だそうです。一条帝は、ご存じのように、清少納言の時代です(アニメにも、幼いころの清少納言が登場しますが)

http://www.mai-mai.jp/movie06.html

大人の観客が、泣いていたけれど、子供には理解が・・
 
 
 
おまけ (ブヒ)
2009-11-23 18:10:52
付けたしです。新子ちゃんのピンク色エコバッグをいただきましたー!早く行ってよかったです!
 
 
 
観ました (ぐるぐる)
2009-11-23 23:05:19
今日、MOVIX周南で観させていただきました。山口弁がどうなのかなという興味もありましたが・・・ストーリーも絵の美しさも「千と千尋の神隠し」にも負けずとも劣らずのアニメだと思いました。

新子のお母さんが標準語だったのは、全体のバランスからの配慮だったんでしょうか?

新子役の福田麻由子さんは準山口出身(確かご両親のどちらかが山口のご出身?)ということで、ほとんどネイティブな山口弁でした。

高樹さんも今日観られたということでうれしいですが、確かに大人のためのアニメだということを私も感じました。

同級生のタツヨシの警察官である父親が、飲み屋の女にたぶらかされて首をつって死んでしまうなんて、子供のアニメでは有り得ないストーリーですもんね。

きっと、似たような出来事が、かつての高樹さんのまわりで起こったんでしょうが・・・

防府市は私の住んでいる周南市のお隣で、三田尻とか国衙とか馴染みがありますが、昔はあんなに麦畑が広がっていたというのは知りませんでした。

それにしても新子のやさしさと強さ。女性のやさしさと強さ。とりもなおさず、高樹さんのやさしさと強さだということだと思います。

以前、どこかの新聞で、サラリーマンに対するとてもやさしい高樹さんのコメントを読んだことがあります。詳しい内容は忘れてしまいましたが・・・そのやさしさだけが心の中に残っていて、それ以来、高樹さんのことを何かと注目しています。

これからも女性のやさしさと強さをみせてください。




 
 
 
周芳の国の発音? ()
2009-11-23 23:37:14
周防の国が千年の歴史・・・と、それでは雅な平安時代になってしまいます。

奈良時代以前は[周芳の国]と呼ばれていたのが、
720年編纂の日本書記と714年編纂の古事記にも表記されています。
どう考えても1500年以上の歴史が有る街なのは明白でしょう?

野人ぽいので1500年の歴史にが相応しいような、相変わらず乙女チックな妖精指向なんですね?

防府市の外れには佐波の港が有るそうですね?

日本書記には周芳の国(すはのくに)の娑麼(さば)というところから出発し、

ところでこの振り仮名は初めてみました、日本書記も古事記も[すはのくに]の発音でした。
[すおう]若しくは[すほう]と前の資料からも考えていましたからね。
[は]をハゥと発音していたのかも。
ご存知でした?



 
 
 
民主党、州旗、知性。 (木蓮)
2009-11-24 03:44:55
映像芸術の奥深さに感じ入ります。評判を目にする度に興味が膨らみ、海に隔てられたもどかしさが静まりません。

ところで、新子ちゃん応援コメントに混じってすみません。

独りよがりの隠喩はいけませんね。。。
「青い血・・貴族」は頭にありませんでした。理屈からするとUSAには存在しないのだけど、風刺としては強烈ですね。情けなくも、そこまで思い及びませんでした。

「青の州であるNY」とは、
まずは明快に、saeさんの通り民主党が勝った「Blue State」。選挙予測では、州を赤と青に色つけて喧々囂々、子ども達も選挙速報を見ながら、州を赤青に塗りわける宿題をしていました。(共和党のシンボル・・・赤、象。民主党・・青、ろば)
次に、秘かに込めたのが、「Emper State」を名乗るNYの州旗の色から、「大帝国」を名乗る、良くも悪くも気位の高さ。(経営が苦しい)NYTにも、一地方紙に甘んじないぞ、とのエスプリを感じます。(ちなみに、カリフォルイア州はGolden State、フロリダ州はSunshine State、オクラホマ州は Sooner State、、、これらは車のナンバープレートにも表示されている州のニックネームです)
最後に、これも秘かに「知性」。「西海岸は顔、東海岸は頭」という俗言を鵜呑みにしているわけでは決してないけれど、もちろん、学校中退率で問題になる州ではあるけれど、客観的には、高い教育を受け、独立して思考できる市民が多い州といえましょう。

小心者ゆえ、大統領のスピーチのコピーを手にして"Pacific nation"についてたずねまわったわけですが、民主党支持者や高所からメディアを読み解こうとする人達が多い地域であることををエクスキューズしたくて、「青の州であるNY」と書きました。


映画評を集めすぎると、見る楽しみがなくなるから嫌なのですが、、、どうせ見れないんだから、とネタばれをも歓迎する心境に。。。ああ、複雑です。。。海外進出計画はありますか?





 
 
 
「Empire State」 (木蓮)
2009-11-24 07:26:43
です。"i"が抜けていました。恥ずかしのタイプミスm(__)m
 
 
 
防府の風景 (Harry)
2009-12-04 17:55:49
松崎小学校
国衙跡
三田尻駅
多々良
新開地
鐘紡社宅
・・・・・
懐かしい風景の中で進行するお話に、いつの間にか、50年前にタイム・スリップしてしまいました。
 
 
 
はじめまして (シネマDVD・映画情報館 by JIN)
2009-12-16 08:54:15
マイマイ新子と千年の魔法の映画とても良かったです!!
樹のぶ子さんが言われるように、「アニメであってアニメではありません。」確かにそうですね。
ある意味すごく新しくもあり、とても新鮮でした!!
この映画が一人でも多くの人に観て貰える様願っております。
 
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