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高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)〜アジアの心の情報を発信する〜

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高樹のぶ子のSIAブログ

2009年04月16日 / SIAについて

タイの政変とSIA記事

  12月はじめに政変が起きたタイ。
おかげでSIA訪問を、ひと月のばす羽目になりました。
空港が占拠された記憶は、まだ生々しいです。
 
 でもあのとき、追われたタクシン派が、いままた、バンコク市内でニュースの通りのありさまです。巻き返し暴動・・
SIA訪問は、ちょうど二つの政変トラブルの間隙を縫って行われた、ということになります。


 いまSIAタイ編は、すべての予定を終えて、あとはこのブログで、テレビドキュメンタリーがアップされ、新潮に掲載された短編がこちらでも読めるようにするという、果実収拾のときなのですが、良き思い出を作ってくれたバンコクの景色を思い出すたび、心が傷みます。


 タイは国王がおられる仏教国ですが、いまの国王は絶大な人気があるようですが、次の国王(息子)は、かなり評判が悪くて、むしろ娘さんのほうが女王としてふさわしいと言う人は沢山いました。息子は沢山の愛人がいて、子供も沢山おられるそうで、それが不人気の原因なのでしょうか。他にもあるのかも知れませんが・・


 こうした政変のとき、国王がどう乗り出してくるかが大事なのでしょうが、現国王はすでにかなりの高齢で、あまり期待できないのかも知れません。
けれど、国王の姉の葬儀のときは、大変におおがかりで、また、国民は気持ちを一つにして弔ったそうで、皇室が国民を束ねる力は、まだまだ大丈夫だと思えます。


 政変が起きても、血を流さないで解決する。
タイにはそうした穏和な精神があるようで、それがまた、何度も政変を繰り返すことにも繋がってしまう。
仏教の寛容な精神が、うまく機能すればいいのですが。


 先日、毎日新聞に掲載された記事をアップいたします。


                                             高樹のぶ子





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小乗仏教は・・ (のあ いちい)
2009-04-17 00:07:17
歴史的には、植民地化を免れた王国タイ。日本とは友好的な交流が続いているので、勢力争いがどのような処に落ち着くのか、今は見守るしかないと思ってみています。
 
 
 
ASEAN加盟国 (浜田英季)
2009-04-17 19:57:16
1967年、ASEANが発足当時は加盟国は、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピンの五ヶ国でした。その後99年までに、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアが加盟して、現在は10ヶ国。これに中国、日本、韓国が加わり「ASEAN+3」といいますが、意外や意外、インド加盟していないんですね(;_;)ちなみに私は、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、ブルネイ、中国は訪れたことがあります。タイは訪ねた国の一つです。ブルネイってマニアティックでしょ!
 
 
 
初めてのタイ (satoko)
2009-04-17 22:46:09
六月にタイ旅行、申し込んだのですが、

大変な時だったこと、忘れていました。

その頃には落ち着いてくれていると信じて・・・
暑い時でしょうね。

知り合いのシスターがタイに行っています。
お隣の国からの難民がタイにやってくるので、そのお手伝いだそうですが、そこは悲惨な状態らしいです。
タイは東南アジアでは比較的平和で穏やかな国だと思っていました。
これからは心配ですね。。

日本はありがたいです。
 
 
 
穏和な精神が、よき収拾と発展に繋がりますように (香織)
2009-04-17 23:58:05
タイへ、一度だけ訪れたことがあります。
まだ若い頃、「北による南からの搾取」を感じ胸を痛め、でも自分も享受している側の一員だからこそ、こうして休暇を楽しんでいるんだと、複雑な思いでした。

それでも、美しい光景や美味しい食べ物は素晴らしい思い出となり、津波や政情不安のニュースには胸が痛みました。

2006の政変を国王が収拾された時、王室が国内政治に介入して上手くいく国なんだ~、と立憲君主制の幅を考えさせられました。
民主主義国家の皇室や王室が、外国との友好に果たす役割は大きくて、それは政治的意思を持たないから、だと思ってましたから。
君主にふさわしい国王であれば、国民を束ねられるのでしょう。
どのような経過であれ、タイに住む方々の生活が守られるよう早く落ち着いて欲しいと願っています。

次期国王の評判が悪いとか。不敬罪が存在する国で、それが今後どう影響するのか、考えてしまいます。

この度の政変とSIAタイ編、それぞれに考えさせられましたが私の中でうまく結び付けられずにいました。
「浸られた」高樹先生ならではの再度の発信、お待ちしています。

大変僭越ながら、
「タイにはそうした穏和な精神があるようで、それがまた、何度も政変を繰り返すことにも繋がってしまう」と記されていますが、
「血を流さないで解決する」のは人間の叡智。
「政変を繰り返」し、その度に混乱するのは、権力があるべき姿で機能されてないからではないでしょうか。
「穏和な精神」を因果関係に記して欲しくないと思いました。

よき面が必ずしもよき結果につながっていない、とのご嘆息と、わかっていながら、やっぱりひっかかってしまって。。。
収拾を願う思いは同じです。
 
 
 
heavenly day! (frontier)
2009-04-24 12:36:13
最近になって何だか眠たくなりましたね。
アークロードをやってたら、すっかりやる気も失せちゃって。
升に手を出したくはなかったけど、
たまたまオートマウスってやつを見かけてさっそくトライ。
すると、思ってたよりずっと快適。╲(^∇^)///
こんなのあり?
 
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