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高樹のぶ子のSIAブログ

2010年07月26日 / 最近の出来事

ドキュメンタリー映画・・ビユーティフルアイランズ

南太平洋にツバルという国があります。
地球温暖化の影響で、あと50年で水没する南太平洋の国です。
ヴェネチアなどの水害も含めて、淡々と、音楽無しで、現地の人の
言葉だけで作られた優れたドキュメンタリー映画を見てきました。


ツバルの人々は「神様が救ってくれる」と信じていますが、もちろん
逃げ出した人もいます。
水没する前に、高潮などの甚大な被害が出るでしょうし・・
子供達の無邪気な笑顔。
「英語を勉強して、日本に行きたい」と話す少女。
世界と自分たちの状況を知れば、この無邪気さは消えるのでしょう。
実態を、ツバルの代表は国連で訴えるべきです。
国としての強さとは、国民総生産や人口だけでなく、世界に「訴える力」
もあります。ドキュメンタリーを制作したのは、日本人たちです。
パチパチ!


ふと気づきました。
映画館の中は冷房が効いて、持参したストールを羽織って見ていました。
あと二度だけ、室温を上げても、大丈夫じゃないのかな。
この二度が、ツバルの水没を救う一助になるかも知れない。
映画館を出るとき、係の人に、そう言いました。


外は灼熱・・
7月31日から公開になる「ザ・コーブ」に反対する右翼の愛国?街宣車が、
上映反対を大声を叫んでいました。暑苦しい!
私はこれも見に行きます。
おそらく「目的を持って」制作されたドキュメンタリーだと思われますが、
きちんと見て判断するだけの力は日本人にはあります。
右翼の街宣車が「ツバルを救おう!」と街宣してくれたなら、立ち止まって、
話を聞いてもいいけれど、関心は自分の国の事だけですものね。


写真は、頂き物の涼しそうな和菓子です。
麩餅と、ほおずきの中に収まったくず餅。


高樹のぶ子

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )

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コメント
 
 
 
地球を守る方法とは? (いちいサイト)
2010-07-26 10:47:13
北半球では熱中症で、南半球では寒さのために亡くなっている人も多い、と聴きました。

モスクワも30度を超える暑さで、死亡者が出ていることも。
冷房設備をするとなると、建物内での規制もあり、2週間以上もかかると。

地球が、島々が、どのように生き残って行かれるのか?

    
 
 
 
カラオケ店禁止 (高樹のぶ子)
2010-07-26 21:38:18
上の記事とは関係ないコメントで恐縮だけれど、「甘苦上海」でも描いた「接客カラオケ店・・KTV」を、新たに中国大使として赴任なさる丹宇一郎さんが、「君子危うきに近寄らず」の必要がある、として禁止するそうだ。
本当にそうした方がいい、と私も賛成だ。
上海で外交官が自殺した事件は、氷山の一角だと思う。
あの事件は日本人用のKTV「かぐや姫」という店だったと記憶している。確かではないけれど、一度閉鎖して、再会したのでは無かったかしら?
外交官などの立場を持つ人間は、ちょっとしたオンナ遊びも公にされると致命傷になるので、簡単に弱みを捕まれる。
通常は安全だが、狙って来られれば、怖い。
「甘苦上海」連載中に、「上海に赴任するオトコが皆々オンナ遊びをしているわけではない。仕事一筋で悪戦苦闘しているのに、誤解を招く」というおしかりを受けた。そのとうりで、決して皆がそうではないし、それは個人の自由というものだけれど、情報の中枢にいる立場の人は、上からの命令で、「禁止」にしたほうが助かるのではないだろうか。
交際の慣習にもなっているカラオケ店を、断る口実も出来るので、ありがたい人もいるはずだ。
丹さんは、実業界出身の方で、そのあたりを良くご存じだからこその、禁止なのだと思う。
 
 
 
高樹先生、人殺すの上手過ぎ?! (BONNIE)
2010-07-26 22:51:23
あら~、”COVE”,本当に上映になっちゃうん
ですねえ~。
(私としては、もっと「上映は絶対反対!」って頑張って
欲しかったな?!)
 わたしは、あれも「いかにもハリウッド映画」という
ような感じがして、カンベン、ですが~、、。
(ほんとほんと、そんな映画より、むしろ、
「ビューティフルアイランズ」のような映画の方が先、
と思います)
 
 でもなんだかんだいっても、時々、むしろ、日本の方
がこういった映画って「自由」な感じがするとき
(創るのも)があるんです、、。
(アメリカの映画館は、アメリカ国民?お上?に都合
が悪い、もしくは、自分たちとは直接関係がない
ような映画はあまり上映されないような?)

「関心は自分の国のことだけ」、まあ、これはどこの
国だって同じ、ではありますけども、日本は特に
この意識が強いような感じがしますね、、、。
(それが、小さくは?、「大元」は?自分、自分の
血縁のことだけ、になるのかも?)
 今、高樹先生の「罪花」、読ませていただいて
います。
 先生、人殺すの上手すぎですよ~!(笑)
(人が死ぬ、殺人、ってものすごいこと、たいそう、
一大事ですけど、こんなに芸術的にその経過を
しかも、まるで色彩美しい絵のように、色鮮やかに
そして、香り豊かに繊細に、かつまるで今そこで
起こってることのように生々しく描写されるなんて~!)
 トラウマ、罪悪感、そして、その罪から解放される
瞬間の安堵感、の書き方もものすごく巧みで~、、。
もっと早く、まだ日本にいる時に先生の作品に
出会いたかった、と思ってしまいました~。
 
 
 
KTV利用外国人は死刑! (サイヤ)
2010-07-27 17:05:18
上海に行ったこともないし、ましてKTVとか興味もなかったけれど、ネットで見たらカラオケとはカラダ・オーケーの略みたいなところなんですね。

麻薬の密輸で死刑になった日本人がいたけれど、中国では売春は寛容なのだろうか。一人っ子政策だから家でセックスするよりKTVでの処理を奨励しているのだろうか。それにしては高額。やはりターゲットは外国人。

でも外国人は一人っ子政策には関係ない。中国人女性を弄ぶ不届きな外国人は犯罪と同じ。敵視するのが当然。

KTVを利用する外国人はやがて死刑にされるんじゃなかろうか。
 
 
 
カラオケ店 (クッカバラ)
2010-07-27 20:07:32
交際や接待の慣習にもなっているカラオケ店。

20年も前の話です。
仕事でアジアの某国に出張。と申しましても新入社員の頃。営業の大先輩達の鞄持ち、と言ったところでしょうか。お取引先のメーカーさんや、コンサルの先生などもご一緒で、総勢6名。その地に一つしかないホテルでの夕食後は、レストランが怪しげなダンスホールに変身。そこには現地の若い女性達の姿も。仕事で出張されている日本人の年配の方が、あの子には幾ら掴ませるとおっぱいを見せてくれた、なんて大きな声でおっしゃるので、20代前半の私は、嫌悪感が高じ、体よく失礼し、部屋に戻っておりました。どうやら、夜は夜で、皆さん、色々なさっていたご様子。翌朝の男性同士の含み笑いで、それとなく分かりました。新婚早々の男性も混じってのへらへら笑いに、男性に対して嫌悪感が増したことは事実。それでも、それはそれで、日中は真剣に会議、面談と仕事、仕事、仕事。そして、一週間のプログラムが無事終わり、最終日はバンコク。夕食はタイの海鮮しゃぶしゃぶで打ち上げ、となりました。その後、カラオケに流れるとのこと。私は失礼します、と申し上げたのですが、営業の大先輩が私を引き止めにかかりました。私は必至に断ったのですが、最後だし、仲間であり、戦士である、とか言いくるめられ、仕方なくご一緒することに。他の方達は、ぎょっとしてはいましたが、チームの長でもある、その方の一言に、誰も逆らわず、まあ、社会勉強になるか、程度で流れは決まりました。私は、単に男性の皆さんと紅一点で、カラオケで歌もないだろう、と思ったので断っていました。一方で、男女の関係なく、ビジネスと言う戦場の戦士仲間だ、などと言われて、悪い気はしませんでした。

カラオケ店は、入ると先ずガラス張りの部屋がありました。そこには、なんと大勢の番号をつけた女性達が!男性陣は、そこで好みの女性を選び、その夜のお相手(当然、建前上はカラオケ店での)とするのでした。営業の大先輩は、ボクはこんな風な女遊びは大嫌いだ、なんて言って、私の手をとり、ボクには彼女がいるので結構、と言うのです。私は怒り心頭、暑さと騒音の通りに飛び出し、ホテルまで走って帰りました(その営業の大先輩、私の後を追ったので、他の方達からは、変な勘ぐりを入れられる結果となり、馬鹿馬鹿しい限り!)。そして、翌朝、平気な顔で、日本で待つ幼い子供達に、空港でお土産を買う男性達の様子を見て、一体、なんなのか、と、呆然としました。

帰国後、出張報告も兼ねて、上司にカラオケ店の話もしましたが、君も子供じゃないんだから、自己責任で行動しているんだし、と言われたのみ。当時は、女性雇用機会均等法などが導入されて数年もたっておらず、男性が女性とどう一緒に仕事をしていくか、現場では誰もが困っていたのだと思います。とは、今だから言える話。当時は、非常に失礼で馬鹿にされたと、大いに怒っておりました。女性である私に、君は俺達と一緒に仕事なんかできんだろう、と挑戦状を叩きつけられた思いでした。

そのカラオケ店に出入り禁止令、ですか。時代は変わったのか。いえ、外交官オンリーのお達しですよね。外交官に対する接待なんてもっての他ですが、海外では意外にやりやすい、との意識改革にもなりますし、ご自身も業界におられたこともあり、新中国大使、大いに悪習を斬ってくださるものと、不遜ながら期待申し上げます。
 
 
 
性差 (rika)
2010-07-27 22:25:32
カラオケ店の件とは外れますが・・・
クッカバラさんのコメントを拝見して、本当に女性が一人前に働くということは、本当に大変だと実感します

新人の頃、私の属する世界も本当にひどいものでした

新歓のときに、女性職員に馬乗りになり胸を揉んでいたり、ダンスを強要したり・・・そういう方々が要職に就く・・・

女性が男性以上に頑張って仕事で成果を上げても、協力はしないのに、労いの言葉もなく自分がやったことのように振る舞うけど、成果は認めない男性上司・・・

平気で今でも「飲む・打つ・買う」なんて平然と公言される人もいますしね

本当に嫌悪感を男性に感じてしまいますよね

それらに捉われない真摯な男性陣が増えると世界はステキですね♪
我ら女性陣もしっかり仕事もして、でも自分の女性性も大事にできるよう日々を過ごせると、世界はさらにステキかも


本当にこのブログは、世界を広げてくれますね
高樹先生の目線から視える社会を私たちにも共有していただいて、そこから自分が何かを感じるというのが贅沢な時間に思えます
女性作家さんというのは、社会的にも貴重なポジションのような気がします
もちろん、発言することでリスクも伴いますが、いろんな問題に発言することに意味を感じます
世間的に言うと学識者かもしれませんが、学者のような客観性を持たせて論じなくてもよくて、主観的領域で物事を語るというのが、とても意義の大きいことのように感じています
実は、学者も客観性を持たせるようにしているだけで、その生身の人間から語られる言葉は、やはり主観が大きいと感じるので、作家はそれをしなくて言い分、ストレートに響く・・・でもそれはリスキーなことかもしれませんね

作品だけ書いていれば、ある面自分を守るという点で楽かもしれませんが、今の高樹先生の公で発言されているお姿は同性として嬉しくて、尊敬しています


 
 
 
Unknown (teh)
2010-08-22 12:50:10
これからも応援しています! 頑張って下さい!
 
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