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高樹のぶ子のSIAブログ

2008年08月15日 / 最近の出来事

送り火

  今日はお盆の15日、終戦記念日でもあります。
オリンピックの柔道で、日本は金と銀をとりました。
それを見終えて、毎年のように、送り火で仏様を送りました。
といっても、昔は福岡は、今より海岸線が近く、白浜もありましたから、精霊舟を見送るのも、近場の海岸でした。
けれどいまは、埋め立てされて、海岸がずいぶん遠くになりました。
そして、昔の海岸の場所に、このような、送り火を移す場所ができています。


 仏壇のローソクの火を、提灯に移し、玄関先でその火で「おがら」を燃やします。
そしてその火を、精霊流しの場所まで運んでいき、線香をたいて、お参りします。
録音テープではありますが、般若心経が流れているなかを、皆さんが次々にお参りしていきます。
すぐ近くを流れている川面では、子供達が花火を楽しんでいました。

 ご先祖さまの魂といっしょに、私の煩悩や不全熱も、天へと上っていったらしく、今夜はもう、恋愛小説は書けそうにありません。合掌。


                                             高樹のぶ子

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

« ヤワラちゃん... 敗者の季節 »

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密教と津軽三味線と白桃のお盆。 (崖上之松)
2008-08-16 12:25:10
お盆で送り火の精霊舟流しもされて、不全熱もどこかに飛んでしまいました・・。
今年は高樹さんがお世話になってしまった方が、お亡くなりになったのでしたね。


僕は精霊流しは半世紀もしてませんね。
恐らく十歳過ぎた頃に、いつも流してた汐入川が、度々の高潮で新地と呼ばれる地区が床上浸水、防災の為に河口に高くし水門を建設。
しかしその水門が詰まるので、七夕竹飾りや精霊舟も流せなくなりました。
高校に上がった頃には、、遠く水島辺りの石油化学工場の排出する、油や破砕プラスチックなどで、瀬戸内海の汚染は酷く、皆さん大人達は流すのを辞めたのかもしれません。
近年またまた、この汐入川は高潮の被害が酷く、台風が北側を通る度に溢れ、市役所さえ浸水する始末、温暖化の影響でしょうか・・。
昔、子供心で汐入川が溢れるのは、ウナギが道路を這っていたり、側溝に黒ダイがいたりで、不謹慎ですが捕まえ遊んでました・・・。

昨日は日本が無条件降伏した日でしたが、これを終戦記念日と呼ぶのは日本語の曖昧さ、いえ、日本のマスメディアのいい加減さなんでしょうね?
我が家には未だ仏壇がなく、宗教心は薄れる一方でして・・・。
でも一昨日は初対面のスペイン家族一行と夕方、雷雨上がりの高尾山にロープウェイで登り、そこから真言宗密教派のお寺さんにお参りしたので、良しとしましょうか・・。w
かなり造りも良い豊かなお寺さんです。
下山途中には夕闇となり、涼しくこんな高尾山の登り方もあるのかと・・・。w

昨日は我が家でティータイム、西瓜と葡萄と和菓子&抹茶。
夜の歓迎会、椿山荘ディナーの津軽三味線の演奏は、緊張感のある音色のせいか、涼しげでかつ、スペイン家族一行も大喜び、夜の庭園散歩も好い感じでした。
三味線の弾き手は総勢十余人もいて、お盆のためか、技巧的にはそれほど遊ばず、しっかりした音色で好演奏。
それにしても15日のディナーバイキングでしたが、6列総勢80人余りの予約の客が集まっていて、不景気風は忘れてハモ等の料理を楽しみました。
部屋の真ん中には、沢山の向日葵の花が美しく活けて有り良かったです。。

昨年は逃した、幻しの白桃&清水白桃に今日ありつけます。口卑しいこと・・。
高樹さん!非常識に高価なwww、この岡山の白桃達を是非とも食し、お肌の美容のためや不全熱などを追っ払いましょう!
年に一度しかないチャンスです!
決して天満屋「しほや」の手先ではありません。w
千疋屋よりは安価につき・・。ww

 
 
 
シャーラ船 (ビー玉)
2008-08-17 03:54:58
お盆も終わりましたねぇ。
福岡では、こんなふうに送り火の行事を行うのですか~。全国各地で少しずつ送り火の様相は違うのですね。

人口20万弱の地方中核都市である私の故郷は、一昨年まで町内ごとに「盆送り」の場所を設けていました。15日の夜になると各家がめいめいにお供え物や花を新聞紙に包んで持ち寄り、まとめて燃やして、供養してもらっていたのです。ところが!昨年より、お供えものはゴミとして出すことに。精霊をゴミとして出すなんて!という市民の怒りは市役所まで届きません。寂しい話です。

昨夜、里の仏壇を拝みに行くと、父が「せめて庭で送り火をしよう」と言い、カンカラのなかで「おがら」を燃やしていました。朱色の火の上にしゅっと煙が燃えたって、空にのぼって消えていく様を見ていたら、少し怒りもおさまりました。

今まで一番、感動した送り盆の行事は、竹島の問題でクローズアップされている隠岐の西ノ島のシャーラ船(精霊船)です。
島の中学三年生が編んだ大きな藁の船を色さまざまの短冊で飾り、お供えものをのせて沖に流すのです。テープではなく、本物(?)の僧侶が岸でお供を唱えてくれます。

その島では、、昔、犬や猫が死ぬと土に埋めずに海に流していたそうです。太古の昔は、死者も海にかえしてあげていたのかもしれません。

京都は、今日、大文字の送り火の日でしたね。
博多のように海に近い町と、京都のように盆地で四方に山がある町では、送り火の方法も違うんだなぁと思いました。
 
 
 
お盆の行事 (昭和のマロ)
2008-08-17 10:37:30
 ぼくの住む東京あたりではお盆の行事は7月15日を中心に行われるようです。
 我が家でもきゅうりやなすに、折った割り箸で足を付けた精霊馬を作り、玄関先に置いて、13日の迎え火、16日の送り火で毎年祝ってきました。
 昨年、子どもたちも独立して老夫婦だけが取り残されたので古屋を引き払い、マンションに転居しました。
 仏壇に手を合わせる日々の生活の中、今までのような行事をすることなく今年のお盆の日は通り過ぎていきました。
 このところのオリンピックの観戦など不全熱はからだにこもる一方ですが、送り火のような行事で不全熱をからだから追い出す日が必要かもしれませんね。
 なお、ぼくも古稀を超えたので、お迎えが来る前に、今まで見聞きした事柄を「なるほど!と思う日々」として整理しマイブログに記載しています。
 今、「女」という項目にかかったところですが、その中で高樹のぶ子さんの「百年の予言」から一節を転載させていただきました。
 ご容赦いただければ幸いです。「昭和のマロ」
 
 
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