高樹のぶ子のSIAブログ
2009年05月21日 / 最近の出来事
紫綬褒章の伝達式を終えて、昨日はそのあとでダブルヘッダーのおつきあいがあり、NHKラジオ深夜便の録音をおえて、戻ってきました。ふううう・・・疲れた・・
なんだかとても大変な一日でしたし、いろんな意味で、忘れ得ぬ一日でした。
皇居での天皇陛下拝謁の場所について、ご報告しますね。
ま、私も二度と入ることの出来ない場所でしょうから、こうしてメモしておかなくっちゃ・・
豊明殿という、ものすごく広い間で、全員整列(小学生の頃以来でした)してお待ちしていると、大きい扉がしずしずと開いて、侍従に続いて陛下のお出ましでした。
とてもお元気そうでした。
とよはた雲を背に、陛下のお言葉・・どなたかがお礼の言葉を・・
陛下がそのあとで、皆さんの間を回られるので、それに合わせて身体を回転させるので、燕尾服や色留め袖の紳士淑女の方々がみな、その場で360度自転!
こういう整列は、小学校でも経験がありませんでしたが。
6メートル有余の高さの天井から下がるシャンデリアを、陛下が出て来られる前の時間をもてあまして数えましたところ、32個ありました・・説明によると、この大広間は280坪。
ともかく、広くて大きくて・・大和という言葉にも大の字がありますよね・・
柱が無い・・ということは、建築上、どうなっているのでしょうか・・
わたしの右となりで、松坂慶子さんが、いつものおっとり、おおどかな声で「凄いですねえ・・」「この段通、ふかふかして、気持ちよさそうですね」と手で触っておられました。たしかに裸足になって走り回ってみたい大広間でした。
松坂さんは拙作「波光きらめく果て」で、主演してくださったときから、ずいぶん経っていますが、あのときと変わらぬ、カワイイ方でしたよ。ダンナ様の正装も、お似合いでした。
褒章や賞状や皇室の写真集などを頂いてホテルに戻ってきたのですが、その中に四角い箱があり、バスの中で「陛下からのお品です」と言われたのを思い出して、何だろうと箱を開けると、写真のような三日月形のどら焼きで、菊の御紋の焼き印。お菓子の名前が「菊焼残月」なかなか風流な名前ですね。
ホテルで、ひとり寂しくお茶をいれて食べました・・外側がちょっと固くなってたけど、そこそこ美味でした。
高樹のぶ子
********************************************************************
日本経済新聞朝刊連載 「甘苦上海」特集開始!
■新聞掲載の翌日から小説本文を1週間掲載!
■作者高樹氏による「登場人物紹介」「執筆に当たって」を掲載!
■小説の舞台を写真で紹介など充実したコンテンツをご提供します!
「甘苦上海」特集はこちら(http://bizex.goo.ne.jp/special/shanghai/)⇒
********************************************************************
【甘苦上海が単行本になりました!!】
※ | ブログ主の人格、活動、作品を貶めるコメントはご遠慮ください。 |
| 明らかに事実と異なる事柄や個人への誹謗中傷が著しい場合、運営側の判断でコメントを削除する場合がございます。予めご了承ください。 |
写真からも、残月のおいしさが浮き出ています。
先程、ふと、思ったのですが、高樹さんは、
女優の宮崎あおいの顔とよく似ていますね。
僕は、宮崎あおいのファンです。
ホテルで、ひとり寂しくお茶をいれているって言いながらも
こころの中では、だれかと楽しくその時を過ごしていたのではないかと思います。
高樹のぶ子さんの初心者なのですが、高樹のぶ子さんが一番影響を受けた小説(OR音楽OR映画)とはなんなのでしょうか。
我が家にも一人、御縁があって宮内庁に出張した者がおりまして、菊の御紋の入った杯をお土産として頂いて帰りました。でも、どら焼きの存在は知りませんでした。風流なネーミングですね。
東京でも新型インフルエンザの患者さんが出ましたが、影響はありませんでしたか?私も子供も関西圏や都市圏在住ではないのに諸々の理由から影響を受け、現在、二人とも自宅待機中です。
子供の頃、お月さんが自分を追いかけているような錯覚を覚えた事があります。インフルエンザも、まるで月の影を追いかけるかのように広がっていますね。
「マイマイ新子と千年の魔法」の試写会にもご出席!?
ほんとうに魔法使い?のよう。
地元・防府で 『マイマイ新子と千年の魔法』
特別先行試写開催
アニメ!アニメ!Anime Anime 2009年5月22日
http://news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=200905220002
「芥川賞作家高樹のぶ子さんが、自らの体験をもとにした自伝的小説『マイマイ新子と千年の魔法』が、日本のトップアニメスタジオ マッドハウスの手によって劇場アニメ化された。映画はこの11月に松竹系で全国公開を予定する。
その全国公開に先立つ5月21日に、山口県防府市のワーナー・マイカル・シネマズ防府で、特別先行試写会が開催された。試写会には作品の原作者である樹のぶ子さんとマッドハウスの社長でエグゼクティブ・プロデューサーを勤める丸田順悟さんが、舞台挨拶を行った。」