TVを見ていたら、以前見たことがあるヴァニラさんと
今回初めて拝見したアレンさんという
2人が出てらっしゃいました。
お2人とも、たくさん美容整形を受けていることで
話題になっていました。
ヴァニラさんは女性でアレンさんは男性。
ヴァニラさんは、キャバクラで働いて
ご自分のお金で手術を続けていらっしゃるそうです。
アレンさんは、5名ぐらいの女性に
お金を貢いでもらって手術を受けたり
日常的にエステに通って
美しさを保とうとしていらっしゃるそうで
その資金源が問題になっていました。
お2人の共通点は、子供の頃、
つらいいじめに合ったことでした。
ヴァニラさんは親御さんにも
「整形でもしたら?」と言われたそうです。
アレンさんは、いじめた人達を
見返したいとおっしゃってました。
親御さんは、もうこれ以上、手術は
受けないでとおっしゃってるそうです。
その番組を見ていて
私はお2人を責める気持ちには全くならず
頑張って!と思いました。
私は、どんな人でも、中途半端じゃなく
突き抜けた人は好きです。
美容整形の場合
どれぐらいまでなら中途半端で、
どれぐらい続けたら「突き抜けた」と
言えるのかはわかりませんが、
このお2人、特にヴァニラさんは、
文句なしに突き抜けてらっしゃると思います。
ただ、アレンさんに関しては、特に、
手術を受けて、希望に近いルックスを
手に入れたとしても、
また別の問題を抱えてらっしゃる様に見えました。
彼は、今の生活のレベルを下げたら
エステにも通えなくなって、老けてしまうと
おっしゃってました。
せっかく綺麗になったのに
(私は個人的に、彼の手術前の写真は、
好きなタイプだと思いました。
魅力的な青年のお顔でした)
今度は、その美を保つ為に
不安を抱えてらっしゃるのです。
それでは、なんだか、何の為に
手術したのかわかりません。
ピッコロがチューバに
「なんで、そんな低い音なのよ」
とは責めない。
ハープがウクレレに
「なんだお前、チビ。たった4本かよ」
と笑わない。
不細工とか、なんだとか
人の姿形(すがたかたち)や特徴を
笑う者が、おかしいのです。
だけど、そんなおかしい人に振り回されるのは
笑う者と同じ周波数だから
響きあってしまうからだよ。
グッと辛抱して、目標を持って、
誰にも盗まれない宝を自分の中に持つことだよ。
地獄とは怒りに支配されて、
その一瞬しか見えなくなること。
見返したいという気持ちは悪くないけど
未来も可能性もあるのに
見返したいという一点に執着すると、
今度は不安が生まれる。
整形、チャカもしたいよ。
ヒアルロン注射も点滴エステもしたい。
だけど、それが目的になってしまえば、
今度はそれを失う不安に支配されるんだ。
だから、知識、優しさ、技術、思いやり、健康、
発想力、信頼、創造性、などなど、
誰にも取られない、また、
時間が過ぎても色褪せない宝を自分の中に持つんだよ。
そうしたら、見返したいなんて、
思わなくてもいい人に、いつかなれるさ。
笑う人は何だって笑う。
自分以外の人間のことはコントロール出来ない。
笑う人に良心は通じない。
だって、笑うことが目的だから。
だから、そんな人に支配される時間じゃなく、
素敵な自分の時間を過ごして欲しい。
ヴァニラさん、
例えば、まじフランス語ペラペラになって、
ヨーロッパへ行けばいい。
今よりさらに大スターになれるかも。
今は、少し物珍しさが話題になってるけど、
帰国して、フランス語講座の番組に
出れるようになったり
欧米で女優さんにもなれるかも。
アレンさんも
したいことがわからないみたいだったけど
まだ、若い!
今から何か好きなこと探して、
10年頑張って、
例えば30歳で店持つとか、何かやればいい。
出来るよ。
美や若さやお金や地位やチヤホヤに執着したら、
それを失う不安に勝てない。
悪循環の穴の住人になる。
もったいなすぎるよ。
執念、情熱燃やせばいい。
執着じゃなくてね。
出来るよ。きっと出来る。
そうしたらいつか
見返してやりたいと思っていた人のことさえ
感謝して、包容してあげられるような
今より大きな人になれると思う。
出来るよ。
きっと、出来る。
お2人とも、今でも充分、満足で
幸せかもしれないけど
そんなことを思いました。
余計なお世話かもしれないけど
TVを見ながら
心の中でエールを送りました。