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小澤征爾、小学生のためのオペラに笑顔

2012-11-04 15:23:05 | 日記

小澤征爾
(c)長谷川清徳
 来日公演を開催中のウィーン国立歌劇場が、26日、「小学生のためのオペラ『魔笛』」公演をKAAT
神奈川芸術劇場で開催し、企画立案者の一人で世界的指揮者の小澤征爾が会場を訪れた。
 同企画は、ウィーン国立歌劇場が2003年から、次世代のオペラファンの育成、子どもたちの情操教育の一環として行っているもの。当時の総裁のイオアン・ホーレンダー、音楽監督の小澤征爾が立案し、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏で、モーツァルト作曲の名作オペラ「魔笛」の物語を約1時間にまとめて上演。間近でオペラを体験できるように、子どもたちの観劇用スペースとして舞台上に平土間席を設けるのが特徴だ。
 同企画の日本初演となったKAAT公演には、昼夜あわせて2273名が来場(うち子どもは1046名)。日本人歌手の甲斐栄次郎(ウィーン国立歌劇場専属ソリスト)がパパゲーノ役を担当し、「魔笛」の物語を日本語でナビゲートする。
 コンパクトにしたとはいえ休憩なしで約1時間の舞台は、子どもたちにとってはやや長丁場だが、動物たちの着ぐるみが登場したり、オーケストラの楽器紹介や主要アリアを随所に盛り込むなど、集中して楽しんでもらう工夫が随所に見られる。
 文字通り目の前でオペラを体感した日本の子どもたちは、ときに笑い、ときに歓声をあげ、キラキラと目を輝かせながら拍手を送った。
 昼公演を鑑賞後、久々に公の場で元気な姿を見せた小澤征爾は、「日本の子どもたちはお行儀が良いね! 世界一」と笑顔。子どもたちの喝采(かっさい)に包まれた公演の成功を喜び、「この企画はステージの上でやったのではダメ。子どもたちと同じ目線でやることが鉄則だね。最近は子どもたち向けの音楽会が増えているけど、一番大事なのは、一生懸命に演奏すること。ほんの少しでも気を抜けば、子どもたちには絶対に伝わる。音楽家が音楽に徹すると、必ず通じるんだと僕は信じている」と熱く語った。
看板演目の「サロメ」で開幕!“世界最高のオペラ"ウィーン国立歌劇場、通算8度目の日本公演
“オペラの殿堂"ウィーン国立歌劇場が、子どものためのオペラ「魔笛」を日本で上演
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 @ぴあ
(2012年10月30日
読売新聞)


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