サッカー・ブラジルW杯アジア最終予選B組(26日、ヨルダン2-1日本、アンマン)ヨルダンの勝利を告げる笛が鳴り響くと、敵地の歓声は一層激しくスタジアムを包んだ。
日本は前回の対戦では6-0で下した相手に敗れ、最終予選初黒星。
5大会連続5度目のW杯出場決定は次戦に持ち越された。
本田、長友の両看板を欠いて臨んだ大一番。
トップ下で先発した香川は、22日のカナダ戦の不調を取り戻すかのように積極的に攻撃に絡み、相手のプレッシャーが弱かったこともあり、序盤からピッチを広く使って効果的に攻めた。
だが両サイドのスペースをあけず、自陣では集中したマークを続けるヨルダンの守りをなかなか崩せない。
もどかしい展開の中、前半ロスタイムにセットプレーから先制を許すと、後半早々にも長友不在の左サイドを強引に突破され、追加点を許した。
香川が1点を返したものの、直後に内田が獲得したPKは遠藤が決められず、その後の反撃も実らなかった。
振り返れば、日本はこれまでW杯出場を懸けた試合は「一発クリア」を続けてきた。
2006年ドイツ大会行きを決めた北朝鮮戦は中田、中村俊が出場停止。
前回南アフリカ大会の切符をつかんだウズベキスタン戦も、内田を体調不良で欠き、長谷部が退場、岡田監督が退席処分を受ける中で勝利をもぎとった。
1998年フランス大会初出場を決めた「ジョホールバルの奇跡」を含め、勝負強さを見せつけてきた歴史があるが、今回は結果的に主力2人の穴を埋めきれなかった。
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