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思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

拙著『沖縄人力紀行』のある図書館、またもや増える

2007-11-23 11:11:55 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の今月の図書館への普及続報としては、新たに1館増えたので以下に報告。


大分県
・杵築市立図書館


いやあ、またもやありがとうございます。大分県内では佐伯市に続いて2館目となり、九州7県のなかで最も温かみのある県だ、と改めて認識いたしました。大分県内には何か理由を作ってとにかく早めに行かなければ。前々から気になっているカレー店とか温泉とかもいくつかあるのよね。
これで拙著導入済みの図書館は計33館となり、もちろんまだまだ図書館への広報は続けていく所存。で、以下にこれまで導入済みの図書館一覧を。


福島県

・矢祭もったいない図書館(矢祭町)

栃木県

・上三川町立図書館

埼玉県

・越谷市立図書館南部図書室
・大利根町童謡のふる里図書館ノイエ

東京都

・豊島区立中央図書館
・杉並区立下井草図書館
・西東京市ひばりが丘図書館
・調布市立中央図書館
・国立市立くにたち中央図書館

千葉県

・浦安市立中央図書館

神奈川県

・厚木市立中央図書館

山梨県

・中央市立玉穂生涯学習館

愛知県

・豊川市中央図書館
・半田市立図書館
・豊田市中央図書館
・江南市立図書館

三重県

・大台町立図書館

大阪府

・大阪市立大正図書館
・枚方市立中央図書館

兵庫県

・神戸市立中央図書館

広島県

・広島市佐伯区図書館
・福山市民図書館
・三原市立図書館(アイウェイ図書館)

大分県

・佐伯市立佐伯図書館
・杵築市立図書館

沖縄県

・沖縄県立図書館本館(那覇市)
・沖縄県立図書館宮古分館(宮古島市)
・沖縄県立図書館八重山分館(石垣市)
・那覇市立図書館
・浦添市立図書館
・西原町立図書館
・琉球大学附属図書館(西原町)
・沖縄国際大学図書館(宜野湾市)


導入は今からでももちろん遅くないので、拙著に興味のある、導入を検討中の図書館司書の方々、よろしくお願いいたします。これまでに全国1300館以上の図書館に広報して、結果がこれだけというのはとても寂しいものです。

あと拙著の小耳情報としては、本ブログ左側にブックマークしている、東京都・西荻窪の「旅の本屋のまど」に最近行った友人によると、拙著の在庫が減った=売れた、という話を聞いたし、僕の書店営業でもここ1か月で計7部の受注があったりと、まだまだ自ら行動していけば脈はありそうなので、まあ腐らずに普及活動は続けますわ。
そうだ、「のまど」は吉祥寺から移転して以降はまだ挨拶に行っていなかった。近いうちに行かないと。

11日は「文学フリマ」なのです

2007-11-09 10:30:05 | 拙著の情報
僕が出店予定の、東京都・秋葉原で開催される「第六回文学フリマ」だが、期日がもう2日後に迫っているのにあまり準備は進んでおらず、ちょっとヤバイ状態になっている。明日は丸1日外出する予定があるのでこのあと準備しなければ。なんとか無事に終われば、今夜に神奈川県・横浜で開店予定のミニコミ誌『野宿野郎』主催の野宿バーにも行きたいのだが、微妙なところだなー。天気も微妙かな。ホントにいろいろ微妙ですよ、かとう編集長。

で、フリマで出品する作品の陣容だが、ちょっと変更があったりして結局は拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)は当然として、ほかに2組の委託販売をすることになった。このほかには特に連絡がないため、この3組でいくことになりそう。
ただ、3組とも新品は新品なのだがいずれも出版から少々時間が経過しているために「新刊」とは呼べないかもしれないが、まあそこは勘弁していただきたい。机の上が思ったよりも寂しくなるようだったら、チラシを作ろうかな。

ちなみに、ほかの2組の方は過去に某国営放送の番組にも出演経験のある方々で、知っている人は知っている有名人なの(だと僕は思うの)だが、畑違いの? 秋葉原という土地での知名度やいかに。まあ興味のある方もない方も、当日確認しに来てくだされ。

以下に概要をおさらいする。


●第六回文学フリマ
期日 2007年11月11日(日)
時間 11:00~16:00
場所 東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎 第1・第2展示室
    (JR線・東京メトロ日比谷線秋葉原駅徒歩1分、都営地下鉄新宿線岩本町駅徒歩5分)
主催 文学フリマ事務局
屋号 「人力旅人の旅文学」
出店場所 2階、B-14

さて、当日はどうなることやら。今春に出店した不忍ブックストリート・一箱古本市との雰囲気の違いを味わいながら、まあぼちぼちやりますかね。後楽園ゆうえんち、もとい秋葉原で僕と握手、はべつにしなくてもいいけど、拙著をお買い上げの方には特典も付けたり、とあの手この手をいろいろ考えてはいる。どれを選択するかは当日まで未定。

では11日、秋葉原でお待ちしております。

11月11日の「第六回文学フリマ」に出店します

2007-10-28 23:30:22 | 拙著の情報
来たる2007年11月11日(日)に東京都・秋葉原の「東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎第1・2会議室」で催される「第六回文学フリマ」に出店することになった。拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の手売りができるというのはこの催しのことだったのだ。詳しくは文学フリマのウェブサイトを覗いていただけるとこれ幸い。
場所はJR・東京メトロ日比谷線秋葉原駅から徒歩1、2分くらいの場所にある施設と、移動も便利。当日の開催時間は11時から16時で、僕は2階で出店することになった。位置はB-14で、屋号は「人力旅人の旅文学」というもの。

これで不忍ブックストリート・一箱古本市以外に堂々と手売りできる機会を掴めたのは良いのだが、ただひとつだけ不安要素があって、いくら「文学」を売りにしている作品の数々の展示即売会、プロ・アマ問わず150以上の出店がある(実際には158店のようだ)、といっても場所が秋葉原だけに、最近この界隈で流行っているアニメやら美少女ものやらのような萌え系? の作品のほうが、毎夏・冬に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット」のような品揃えのほうがウケは良いのかなあ、ということが非常に気になる。
でもまあ過去の出店者を俯瞰するとたしかに文学の香りが漂う本や同人誌をしっかり出品しているようで、だったら一部では(やや悪い意味で)「村上春樹のようだ」という評も受けた拙著も出品してもいいかなあ、「萌え」と何も関係ない旅ばかの本だけど、と、昨年出店経験のあるミニコミ誌『野宿野郎』の記録を参考にしながら出店準備を現在のらくらと進めている次第。

この催しでは新品の出版物であれば本も同人誌もミニコミ誌も販売できるのだが、僕の出品は拙著だけというのはさすがに寂しいので、実は数日前から自著や自作を持っている僕の知り合い数人に委託販売しますよ、と声をかけていて、今日現在で2組決定している。今後あと2組くらい決まるかもしれないが、決まらないかもしれない。さてどうだろう。
僕の店では「旅」、できれば「人力」で移動する旅の出版物を扱うことにしているのだが、ほかにももし本ブログをご覧の方でこの主旨に沿う内容の出版物をお持ちの方がいらっしゃいましたら、期日は押し迫っていますがご相談に応じますので、ブックマークの「問い合わせ先」のほうへご一報ください。ただし、新品のみの扱いになることはご注意を。

やや(作為的な)乙女チックな街というかオタクの殿堂? の秋葉原でかなり畑違いの旅本の数々がどのくらい食い込めるのかは今から不安ではあるが楽しみでもある。
ちなみに、委託販売がすでに決まっている2組のうち1組はかなり強力で(なんせ全国区の方なので)、おまけも付けてもらって、来店者の度肝を抜くこと請け合いの一品、拙著以上に売り切れ必至、と僕は思っている。それが何なのかは当日来場してみてのお楽しみということで。

またもや拙著『沖縄人力紀行』のある図書館が増えました

2007-10-23 09:36:32 | 拙著の情報
発売から1年4か月経過したが、相変わらず売り上げは微妙な拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)だが、主に全国各地の図書館への広報をするなか、新たに以下のふたつの図書館で導入していただけたようだ。


山梨県

・中央市立玉穂生涯学習館

広島県

・三原市立図書館(アイウェイ図書館)


ありがとうこざいます。冗談抜きで、拙著が着々と広まるのは涙が出るくらい嬉しいものです。
これで、拙著のある図書館は僕の確認できた範囲では全国に32館となった。以上の2館を含めたその一覧を以下に挙げておく。


福島県

・矢祭もったいない図書館(矢祭町)

栃木県

・上三川町立図書館

埼玉県

・越谷市立図書館南部図書室
・大利根町童謡のふる里図書館ノイエ

東京都

・豊島区立中央図書館
・杉並区立下井草図書館
・西東京市ひばりが丘図書館
・調布市立中央図書館
・国立市立くにたち中央図書館

千葉県

・浦安市立中央図書館

神奈川県

・厚木市立中央図書館

山梨県

・中央市立玉穂生涯学習館

愛知県

・豊川市中央図書館
・半田市立図書館
・豊田市中央図書館
・江南市立図書館

三重県

・大台町立図書館

大阪府

・大阪市立大正図書館
・枚方市立中央図書館

兵庫県

・神戸市立中央図書館

広島県

・広島市佐伯区図書館
・福山市民図書館
・三原市立図書館(アイウェイ図書館)

大分県

・佐伯市立佐伯図書館

沖縄県

・沖縄県立図書館本館(那覇市)
・沖縄県立図書館宮古分館(宮古島市)
・沖縄県立図書館八重山分館(石垣市)
・那覇市立図書館
・浦添市立図書館
・西原町立図書館
・琉球大学附属図書館(西原町)
・沖縄国際大学図書館(宜野湾市)


まあ拙著はぶっちゃけ弱小本なので今後もまだまだ苦戦は続くだろうが、ひとりでも拙著に興味のある方がいる限り、全国どこでも対応する気概はありますんで、引き続きよろしく。

ちなみに、つい最近も拙著に興味を持ってお買い上げいただいた方(しかも20代女子!)に7月に続いて再びサインする機会があったのだが(7月のほうも20代女子だった)、こちらも引き続き対応します。手売りの機会などによろしく。

拙著のある図書館はまた増えたけれども、それでも悩むことはいまだにあるわけで

2007-09-23 18:53:53 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)が発売されてから今日で1年3か月が経過したが、日々時間を見付けては近郊の書店への営業や全国の図書館への広報活動を細々とではあるが続けている。
で、最近、特に図書館のほうで拙著の案内を発送・送信を済ませた図書館一覧を洗い直して再び力を入れた結果、新たに以下の2館で拙著を導入していただけたことを確認した。


愛知県
・江南市立図書館

兵庫県
・神戸市立中央図書館


いやはや、誠にありがたいことであります。
愛知県内の図書館では今回の江南市立図書館を加えると4館目となり、やはり名古屋圏では自転車が「ケッタ」と呼ばれるくらいに親しまれていて、全国でも特に自転車に理解のある地域なのかな、という良い印象がある。
僕の地元の埼玉県内の図書館での導入は2館止まりであることを考えると、埼玉県よりも自転車的な考え方に理解は深いようだ。人口や都市や経済の規模・分布が酷似している愛知県に交通面でも負けたままでよいのか、埼玉県。地元出身で当然ながら埼玉県偏愛者の著者(僕のこと)をないがしろにしたままでホントによいのか、埼玉県。自転車が絡む交通事故発生件数が全国1位であるという汚点を本気で改善しようとは思わんのか、埼玉県。
棚上げしていた名古屋圏の書店営業も早く行かないとなあ、と再びやる気が出てきた。

もちろん、神戸市立中央図書館のほうも嬉しい。今年1月に神戸市内に書店営業に行っていて、そのときもなかなか良い結果が出たためにその流れで神戸にも良い印象を持ち続けているため(ただし神戸空港は除く)、今後も拙著を通じて主に国道2号とその周辺の自転車の交通を再考するきっかけになれば幸いである。

今回の2館を含めて、全国で拙著を導入していただけた図書館はようやく30館となった。ただ、これはもちろん嬉しいことは嬉しいのだが、一応は出版業界に携わっている僕としてはうーむ、と思い悩むことも時折あったりする。
もしこれが大手の出版社から企画出版で鳴り物入りで出版して、初版は4000部とか5000部とかそれ以上の部数から始まって、さらにはそのくらいの規模になるとトーハンや日販のような大手取次経由で全国の書店のみならず図書館にも過去の版元の売り上げ実績に基づくパターン配本なんかを駆使したりしてより多くの配本されて、図書館30館というのは有名で売れ線の作家の著作であればものの2、3週間程度で軽々と達成してしまう数だろうな。

翻って無名で弱小の著者である僕の本では、これまでに時間は1年3か月かけて、お金(必要経費)も数万円かけて自ら宣伝を継続したうえで今回やっと30館に達した、という結果を手間暇込みで見比べると、自分で好きなことをやっているといってもどうしても溜め息は出る。出版業界は依然厳しいし、無名人にも冷たいもんだねえ。

今後、本を出版したいという方に僕の最近の拙著にまつわる一挙一動が参考になるかどうかはわからないが、とにかく、もし出版したい場合にはカタチは企画出版でも共同出版でも自費出版でもなんでもよいが、ちょっと大げさかもしれないが(経済的精神的に)相当身を削る必要がある、という覚悟を持って臨むべきであるね。
たとえ筆力があると認められたうえで金銭面の自己負担なしの企画出版であっても、編集の段階で版元の編集者とのやりとりというか闘い? があり、身を粉にして魂を注入して書いた思い入れの深い自分の原稿が自分の意図どおりにきっちり反映されるかどうかも編集時のやりとり(や担当編集者の趣味嗜好)によって日々変わってくるので、特に原稿の大幅な削減や書き直しによって精神的にはかなり疲弊するかも。特に自分の生活を切り売りする部分の多い随筆や日記の類を書く場合は。

最近の僕の周りでも旅関連の本の出版の経験者もしくはこれから出版予定がある、という人も数人いるが、話を聴くとみんなそれぞれ「産みの苦しみ」は当然経てきていて、本の出版や原稿の執筆・寄稿というのはある意味やくざな商売なのかもしれない、と痛感する。だから覚悟が要る、ということ。そんなことも最近よく考える。

とはいえ、拙著の広報活動は自分の「好きなこと」という位置付けでやっているので、いちいちへこんでばかりもいられない。今後も、細々と拙著をより世に広める活動はまだまだ続く。目下の目標は、目指せ図書館50館、目指せ増刷(2刷)、という感じ。

ちなみに、正式に発表されてからまた告知するが、11月中旬に東京都内で拙著を手売りできる機会がありそうなので(台東区で春・秋開催の不忍ブックストリート・一箱古本市とはちょっと違う)、拙著に興味のある方はそちらでもお会いできるとこれ幸い。詳細はまた後日。


拙著『沖縄人力紀行』導入の図書館がまた増えましたよー

2007-08-23 20:45:46 | 拙著の情報
最近、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の全国の図書館へのお知らせを改めて地道に行なっている最中なのだが、そんななか先日、新たに拙著を導入していただけた図書館が1館増えた。これで28館目。


大阪府

・枚方市立中央図書館


大阪府はまた書店営業に、今年1月に重点的に巡ったJR環状線以外の地域にも行きたいなあとも思っているのだが、経済的に微妙ですな。せめて図書館に広まれば幸い、と思ってお知らせを続けていて、ホントにありがたいことです。
そのとき、国内自転車メーカー最大手のシマノの本拠地である自転車の街・堺市にも営業で数年ぶりに行ってみたのだが、自転車に乗っている人は(やはりほとんどがママチャリだけど)以前よりも確実に増えていたような気がする。もっと自転車的な街になればいいな、と願わずにはいられない。もちろん枚方市も同様。

あと大阪府内の図書館では、まずはこの堺市と、女ひとりのアフリカ縦断自転車旅話をまとめた『マンゴーと丸坊主』(幻冬舎刊)の著者で、先月の地平線会議の報告者で、今月上旬には僕と入れ違いの日程で青森ねぶたでハネト参加もしていた山崎美緒氏の地元である池田市に特に期待している。どうですか、司書の方。損はさせない内容ですよ。

引き続き全国の図書館業務に携わっているみなさん、よろしくお願いいたします。


以下に、これまでに拙著が導入済みの図書館を挙げておくので、こちらも参考に。

福島県

・矢祭もったいない図書館(矢祭町)

栃木県

・上三川町立図書館

埼玉県

・越谷市立図書館南部図書室
・大利根町童謡のふる里図書館ノイエ

東京都

・豊島区立中央図書館
・杉並区立下井草図書館
・西東京市ひばりが丘図書館
・調布市立中央図書館
・国立市立くにたち中央図書館

千葉県

・浦安市立中央図書館

神奈川県

・厚木市立中央図書館

愛知県

・豊川市中央図書館
・半田市立図書館
・豊田市中央図書館

三重県

・大台町立図書館

大阪府

・大阪市立大正図書館
・枚方市立中央図書館

広島県

・広島市佐伯区図書館
・福山市民図書館

大分県

・佐伯市立佐伯図書館

沖縄県

・沖縄県立図書館本館(那覇市)
・沖縄県立図書館宮古分館(宮古島市)
・沖縄県立図書館八重山分館(石垣市)
・那覇市立図書館
・浦添市立図書館
・西原町立図書館
・琉球大学附属図書館(西原町)
・沖縄国際大学図書館(宜野湾市)

新宿・模索舎に再び拙著『沖縄人力紀行』が入荷しましたよー   

2007-08-19 23:59:32 | 拙著の情報
本ブログ2006年7月28日の投稿で、東京都新宿区新宿2丁目にあるミニコミ誌や自主流通出版物を扱う書店の模索舎で、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)を2部置いていただけることを報告した。

ここでは出版物を納品してから丸1年経過した時点で一旦売り上げのあった出版物の精算をする、という決まりがあり、拙著も正確には2006年7月26日から置かせてもらい、1年強経過していた。
で、その決まりからは少し遅れて今日の昼すぎに精算してきた。結果、昨年納品した2部ともに売れていた。とりあえずひと安心。
品揃えの豊富な大型書店もよいが、ここのようなお客さんが始めからある程度の目的意識を持って来店するであろう小規模の書店でも狙いどおりに売れていた、というのはもっと嬉しい。

そして、在庫切れしていた拙著を今日再び2部納品してきた。なので、明日からまた店頭に並ぶと思いますんで、興味のある方、模索舎によく足を運ばれる方、ぜひ手にとってみてください。

また、その少し前に拙著が先月後半の時点で3部在庫してある(大型書店のほうの)ジュンク堂書店新宿店も見に行ったのだが、在庫は1部に減っていた。ということは、2部売れたのかな?
まあこれは他店舗への移動や返品のために一時的に在庫が減ったのかもしれない、という後ろ向きな考えもあるが、ここはまあ前向きに2部売れた、と捉えておこう。

では、再びよろしく。

東北を旅しながらも書店営業も行なっていたんですよ

2007-08-17 20:45:22 | 拙著の情報
3日夜に夜行列車「ムーンライトえちご」に乗車することから始まった東北旅から、16日深夜つまり17日に帰ってきた。家から10日以上離れたのは、2005年9月の北海道は旭山動物園・利尻島・礼文島などを巡った鈍行列車および徒歩の旅以来約2年ぶり。

いやー、それにしてもどこも暑いですなあ。東北でも青森で10日の午後から晴れだし、それ以降はほぼ快晴の青空がよく見られ、秋田・岩手・宮城で会う人ごとに「今日は今年いちばんの暑さだね」というセリフを毎日聞き、最高気温34、35℃は当たり前、そんなのはまだやさしいほう、方々を歩いていても日中は日陰を探しながら歩かないと熱中症にやられるから気を付けないと、という毎日が続いていた。というか現在も続いているのか。

そんななか、連日の暑さによって15日は僕の地元の埼玉県西部の生活導線である東武東上線のレールが暑さでゆがんで3時間不通になったりもしたそうで、さらには16日には熊谷で国内の最高気温記録を74年ぶりに更新する40.9℃を記録するとは、驚き。なんで今年なのかね。
家に帰っても、近所の林の蝉が深夜に強力に鳴いていたりして生活リズムが狂っていて、そうなると僕らが寝る時間にうるさく、そういうものを聞くとやはり日本の最近の気候はどこかおかしいよなあ、とつい思ってしまう。

で、昨日までの東北でのできごとの報告は追々やっていくが、取り急ぎの報告をひとつ。
今回の東北行の最大の目的は、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の書店営業で(先日の青森市内の“ねぶたブートキャンプ”で僕とお会いしたみなさん、僕はねぶた以外の目的が目白押しだったために、体力温存の意味もあって「ハネト」として跳ねなかったのですよ)、特に普段よくお世話になっているジュンク堂書店の店舗が岩手県盛岡市と宮城県仙台市にもあり、これらには前々からどうしても行きたかったのだ。
あとはそれらの前に青森県弘前市内でも書店を巡り(「ねぷた」の開催期間中に)、みっつの街で計11店の書店で拙著の存在をお知らせすることができた。この結果はやや寂しいかとも思うが(実際にはこの3倍近い数の書店を巡った)、店舗の規模が小さくてやや厳しそうだなあ、というところも結構あり、さすがに人口の比較的多い関東圏の大きな書店のようにはうまくいかず、伺おうかどうしようか判断に迷う店もあった。でもまあ、拙著は発売から1年少々経過しているハンデも考えたうえでの当初の目標に近い結果が出せたので、そこそこ満足している。時間がもっとあれば秋田・山形・福島も行きたかったなあ。

今回もいろいろな書店に伺って拙著を案内した結果、好感触で、おそらく少なくとも2部以上は発注していただけるのではないか、と密かに前向きに期待している書店を以下に挙げておく。

青森県
・宮脇書店弘前店(弘前市)

岩手県
・ジュンク堂書店盛岡店(盛岡市)

宮城県
・ジュンク堂書店仙台店(仙台市)
・ジュンク堂書店仙台ロフト店(仙台市)
・BOOKS金港堂(仙台市)


特に、昨年からジュンク堂書店にはお世話になりっぱなしなので、足を向けて寝られない方角がまた増えたが、これは良いことなのでまあいいか。こうなると、今年1月に伺った兵庫県姫路市よりも西の店舗、例えば広島・福岡・鹿児島などにも行ってみたくなってきたぞ。それに東京・大阪と並ぶ大都市の愛知県名古屋市とその周辺の街もまだ未踏だし。それらの交通費の捻出も困難なくらいに経済的には依然厳しいが、引き続きできるだけ方々を営業していきたいものだ。

とりあえず、以上の東北の5店舗には早ければ、そして運良く? 拙著が書店員さんに認められれば9月の前半には入荷すると思うので、お近くの方はぜひ以上の書店で手にとってみてください。
ほかにも、東北に限らず全国各地の図書館リクエストも引き続きよろしくお願いします。



●本項とは無関係な小耳情報
宮城県・仙台駅を中心とする仙台圏のJR路線では改札でICカード・Suica(スイカ)が利用できることはもうすでに知られているところだが、先日たまたま関東圏で浸透しつつあるPASMO(パスモ)を携行していた僕としては仙台でもつい試したくなったので、埼玉県や東京都と同様にパスモで改札を通ろうとしたら、ダメだった。券売機でのチャージもできなかった。だが、スイカのマスコットキャラクターのペンギンが描かれている飲料の自動販売機では使えて、飲料はふつうに買えた。利用しなかったがたぶん、コンビニエンスストアの「NEWDAYS」でも買い物できるかもしれない。なんで改札はダメなのかね。仙台は関東圏から訪れる人も多いから、パスモも利用できるようになると幾分ラクなんだけどなあ。

人生初サイン!

2007-07-23 19:30:57 | 拙著の情報

先々週に東京都内在住の、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)をお買い上げくださった知人から、本に僕のサインが欲しい、と頼まれた。拙著は発売から1年ちょっと経過したが、そのあいだにサインを頼まれたことなんて当然ながら一度もなく、初めて聞いたときはまさに寝耳に水だった。

これまでに、僕が数々の旅本を買ってその著者の方に直接お会いする機会があればサインを求め、サイン本が売られていればそれを買うことはよくあり(ここ1、2年では、野田知佑、永瀬忠志、シェルパ斉藤、ホーボージュン、石田ゆうすけ)、旅関係の方々のサインが入っている様子を見ると、有名芸能人のように簡便に崩した文字というか記号みたいなものにする方はほとんどおらず、ふつうに署名という感じでやや大きめに名前を書く方が多く、時間をかけて丁寧に書き上げる方はそれに独自のイラストを書き加えたり、自分なりの格言というか好きな言葉を添えたりすることもあるし、サインはその人の人間性がよく表れるよなあ、などと思い出した。

自著を持っているといってもいまだに初版の500部もすべて捌けていないくらいの僕はまだ他人様にサインをするような偉そうな立場ではないよなあ、と一度断りかけたが、でも、せっかく(僕からけしかけたわけでもなく)拙著を、貴重な? 1260円も出して買ってもらったしなあ、としばし考えたりして、これまでにいただいた他人のサインを思い浮かべて参考にしながら、自分なりのサインを改めて考えてみた。
が、なにぶん初めてのことなので恥ずかしいし戸惑いもあり、結局は悩み抜いてから書き終えるまでに約1時間かかった。崩し文字なんかは当然無理なので、ふつうに署名と、あとは僕なりに普段から人に贈りたいと温めていた言葉を添えてみた(もちろん旅に関すること)。これは前々から手紙やメールを書くときのためにいくつか用意しているもののなかから選んだのだが、まさかサインなどという直接的な場面で使うとは思わなかった。今思い出しても、サインを「もらう立場」から「する立場」になるというのはちょっと恥ずかしいな。本の内容には自信はあるが、この点ではかなり不安。

でも、この1冊分の大仕事? を終えて以降は精神的に少しは慣れてきたので、拙著にサインをご希望のとても奇特? な方のために、真心を込めて何か一筆書きますので、今後手売りをする機会や、そのほかにも普段から本ブログでもご要望がありましたら随時対応します。よろしく。

ちなみに、僕が今回サインを贈ったこの知人は僕なんかよりも数段上のレベルに達しているくらいに力はあるし面白い書き手で、近いうちに逆に僕のほうからも、今以上に有名になる前にサインをもらっておかないとヤバイな、と思っている。

要注目図書館がまた1館増えました    

2007-07-21 00:45:51 | 拙著の情報
昨夜、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)が導入された図書館をもう1館確認したので、取り急ぎ報告。


東京都

・豊島区立中央図書館


いやー、またまた感謝感謝であります。

で、この図書館は豊島区内ということは、拙著の版元である彩図社がある自治体だったりする。そのためか、蔵書検索してみると同じ版元のほかの本もかなり入っていて、やはり同じ区内のよしみで少しはひいきめに応援してもらえているようだ(と思いたい)。

また、ここは今週16日に開館したのだが、実はこの図書館も入っている建物も含めて東池袋界隈は数年前から再開発が進んでいて、この建物のはす向かいには再開発によって今年3月に閉店した超有名つけ麺店「大勝軒」の本店もあった(主力だったメニューの呼び方は正しくは「もりそば」か)。
ちなみに、僕が2、3年前に1年近く勤めた出版社もこの近所にあったが(しかも大勝軒と同じ区画内)、ここも再開発によって先頃に池袋西口に移転して、現在はこのあたりの建物やアパートの取り壊し作業が進んでいる。

ほかにもこのそばにあるサンシャイン60にも幼い頃からちょくちょく遊びに来ているし、だから僕にとっては東池袋は昔からとても馴染み深い土地で、近年の再開発の変遷も見てきているから、良くも悪くもいろいろ想うことがある土地なのだ。そこにこの図書館が最近移転してきたのは唯一の救いかな、と開館を歓迎している。もちろん近いうちにまた様子を見に行くつもり。

それと、昨夜インターネットを触っていてもうひとつ驚いたのが、ちょくちょく調べるアマゾンの本の検索で、いつもはランキングで大概は50万位台の拙著が、昨日に限ってはなんと7万8292位! にまで跳ね上がっていた。これには目が点で、呆然とし、そのあとに思わず桁数を5回数え直してもみたが、ホントに5桁だった。この突然変異はなんでだろう? もちろん嬉しいことは嬉しいのだが、何かの障害によって一時的に上がっただけなのか、ともつい疑ってしまう。
まあ引き続き、粛々と様子を見守るけどね。でもこの数字どおりにホントに売れているかもしれないので、お礼も言っておかないと。拙著を新たにお買い上げくださった方、ありがとうございます。拙著の補足を本ブログで細々と続けておりますので、よろしく。

「慰霊の日」に限らなくても、沖縄県のことを常に気にする日々 

2007-06-23 13:00:22 | 拙著の情報
2005年6月23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園。拙著『沖縄人力紀行』』(彩図社刊)の裏表紙の見返しに、この写真の中央にある「平和の火」の火が点いている縦構図の写真を掲載しているが、その写真を撮影した1時間前の周辺は、祈りを捧げる遺族を中心に、こんな様子だった。
沖縄県のあれこれを語るには、8月の広島・長崎や靖国神社と同様に、この日にこの場所を実際に訪れてからにすべきだと思う。


拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)を出版してから今日でちょうど丸1年が経過した。本に関する情報は本ブログでも随時出しているので、興味・関心のある方は過去の投稿を参照していただけると幸いである。
拙著は基本的には、母国「日本」を「人力」の移動手段で「旅」することについてとことん突き詰め、しかもこれからの時代を生きる、そして旅するうえで避けては通れないであろう道を、コイツはなんでこんなに偉そうなんだよ、何様のつもり? と悪く思われることを覚悟しながらも自分なりに自信を持って提示した1冊で、僕と似たような旅を志向する方々の心情をも代弁できている内容かと自負しているのだが、すでに読まれた数少ない読者の方はどう思われたのだろう?

拙著は世間にあえて問題提起するために、波風を立てるために、旅の手法はシェルパ斉藤、文体は野田知佑、世間との接し方や距離感は爆笑問題、を意識しながら書いたもので、当然ながら賛否両論どちらももちろん覚悟しているが、実際に読んだ、という感想はあまり聴かないので、賛否どちらでもかまわないのでより多くの感想を聴きたいなあ(でも最近、インターネット上でちゃんとした書評をひとつ確認したけど)。
これまでに、新しい、文句が多い、他人があまり出てこない(内向的だ)、自己主張が過ぎる、村上春樹みたいだ、などという断片的な感想や印象はいただいているが、まだまだ聴きたいので、読まれた方はご一報くださるととても助かります。引き続き、よろしく。

で、拙著は一応は「沖縄」も銘打っているので、当然ながら沖縄県内の僕の目から見た印象についても多々触れていて、拙著の本文最後のほうでも触れているとおり、2002年のこの旅以降は毎年毎月、沖縄県の事象が病的に気になり続けている。最近は気になる、という自己満足だけでなく、周囲の友人知人にも沖縄的なもの、例えば泡盛やインスタント沖縄そばやポークランチョンミートを振る舞ったり、それ以外にもっと普遍的なものとしては今となっては記念紙幣? になりつつある2000円札を銀行で積極的に両替して、那覇市の首里城のそばにある守礼門が描かれているそれを方々で使用して沖縄県への意識を喚起する、という小さな努力は当然継続している。
まあこれは、拙著で沖縄県をネタにさせてもらったささやかなお礼としての啓蒙活動という意味合いもあるが、それを抜きにしても現在僕が日本国内で単純に最も気に入っている土地だから、より多くの方に沖縄県に、しかも報道やガイドブックよりもさらに突っ込んだ事象に興味・関心を持ってもらえるといいなあ、と思い、方々でいろいろ勧めている次第。

そんななか最近会う主に世界各地を巡る旅人たちの話を聴いていて思ったのが、例えばチベットやモンゴルの高原、タイやインドの国際河川沿い、アフリカはサハラ砂漠とその周辺、欧州ではEU圏内やロシア、北米はアラスカやカナダの北極圏、南米はアンデスやパタゴニアの世界遺産、のような世界各地をバックパッカー的に、冒険・探検的に旅していても、沖縄県にはまだ一度も行ったことがない、もしくはあるとしても世界一周の準備として日本一周したときにさらっと通過した程度でそんなに深い思い出はない、という人が結構いて、沖縄県内を野宿しながら歩いたりペダルを漕いだりしたことがない灯台下暗し状態の人って実はかなり多いのかなあ、と良くも悪くも気になる。

とはいえ、そんな偉そうなことを言う僕もまだ沖縄歴は5年計6回しかなく、本土復帰前に沖縄入りするさいはパスポートが必要だった頃を知らない世代なのであまり大きなことは言えないが、それでも一応は地に足を着けながら巡ったことのある、そして現在も今後も時間があれば何回でも巡りたい経験者として、沖縄県だって現在は47都道府県のひとつに数えられているのだから日本人として(生粋のウチナーンチュの方々からすると「日本」という表現にはちょっと抵抗があるのかもしれないが)、今後もいろいろな面から注目していくべき土地だよな、ということは僕も沖縄絡みの本を書いた責任上、もっとよく知り、伝えていく義務がある、と思っている。

今年の沖縄地方の梅雨明けは一昨日と早く、すでに旅に良い時期を迎えたが(ただしこの時期は日焼けもかなり進み、数日間旅しただけで社会復帰に少々影響があるかもしれない)、沖縄らしい夏の海や夏らしい食や文化などの見所も多々あるが(でも先日の美ら海水族館のマンタの赤ちゃんは残念だったねえ。来年見に行こうと思っていたのに)、もし行かれる場合はそういった目先の華やかなものだけでなく、過去の歴史にも多く触れてほしいものだ。

最近では沖縄県内の在日米軍基地のなかでは報道によって今や全国区になった辺野古の基地機能移転問題や、来年度に向けての高校教科書検定の沖縄戦の「集団自決」の記述改編問題など、影の部分もきちんと見るべきであるね。僕として思うのはこの今更ながらの改編の問題って要は、今年流行り? の“捏造”を国が意図的にやろうとしているわけで、そんなところで時流に乗らなくてもいいのに、と沖縄好きのひとりとしてはやはり憤る。
この検定にかかわっている人たちって、僕のように沖縄県内を大汗をかきながら本気で歩いたことのある人たちなのだろうか、とつい疑ってしまう。この人たちの旅遍歴をぜひ聴いてみたいものだ。国がやることだから正しい、とは決め付けられないよな。それは沖縄戦の史実を見ても、今年の通常国会での数々の重要法案の雑なスピード可決の結果を見てもわかる。

さらに脱線して教科書検定について触れておくと、僕が2、3年前に高校生ではなく小学生の教材にかかわる仕事に携わった経験から考えても、検定通過後にかなりくだらない誤字脱字や情報の古さや写真の逆版などのミスが目立ち、まあこれらのミスは基本的に教科書を発行する出版社が悪いのだが、それを見極められない第三者目線のチェック機関としての検定の質にも疑念を持っているため、今回の一件もうーむ、と考えてしまう。仮に沖縄県に一度も行ったことのない人が今回の記述改編を担当していたとしたら、やはり良い気分はしないよなあ。

まあとにかく、今後沖縄県に行く旅人には、食べ歩きやエイサー・ハーリーのような催しや海水浴や島巡りや世界遺産巡りなどの華やかな部分だけでなく、在日米軍基地のような現実もきちんと見てほしいな、と62回目の「慰霊の日」の今日、沖縄県に向かって黙祷しながら改めて切望する。
それと、8月6日の広島、9日の長崎、15日の日本武道館の慰霊式典はNHKで毎年生中継するのに、なぜ沖縄県の「慰霊の日」はそれを行なわないのか、と前々から気になっている。この差はなんなんだ? こんな差別化があってよいのか、国営放送。

そんなわけで、沖縄県のことを想って思い出し笑いをしたり怒ったりしながら、「沖縄病」が完治しない日々は延々続くのであった。

現在、拙著『沖縄人力紀行』が強力に在庫してある書店  

2007-06-16 00:00:37 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)を出版してからそろそろ1年が経とうとしているが、各種媒体、図書館、書店などへ宣伝活動を行ない、まずは少部数出版ながらも良くも悪くもいろいろな反応をいただいている。
出版した昨年以前の何もしてこなかった頃よりは良いことが起こっていて、拙著をきっかけに様々な出会いや交流を持つことができた。また、僕は基本的に無愛想なために苦手だった営業トークや名刺交換なんかもいくらか慣れてきて(人と会うのは好きだが苦手)、30代に入ってからの今頃になってようやく「社会人」らしくなってきたかな、と思う。人生がやや上向きになっている、はず。

だが、拙著を出版して以降の肝心の売り上げのほうはまだまだで(まだ今年の目標の増刷するところまでは行っていないし、印税生活なんてもってのほか)、今後も時間を見つけては僕の身近な関東地方の書店を中心に営業を続けていくつもり。その一連の活動は苦手は苦手だが、まあ自分のために必然的に実行しているから、自分に返ってくるその責任も含めて、楽しい。

そんななか、出版から少し時間が経ったものの最近でも特に拙著を多めに、つまり複数部置いていただいている、もしくは最近の営業活動によって特に好意的に受け入れてくださったスバラシイ書店名を、お礼代わりに以下に挙げておく。大概が東京都内の書店なのは、“埼玉都民”の僕の普段の行動範囲と立地条件ゆえのことなのでそこはご了承いただきたい。書店名のあとの数字は、ここ2週間で僕が実際に目視で確認した部数。なお、放浪書房のみ4月下旬に委託販売をお願いしたときに納品した部数。


東京都

・ジュンク堂書店池袋本店(2階)  4
・ジュンク堂書店新宿店(8階)  3
・ブックファースト渋谷店(地下1階)  6


千葉県

・放浪書房(南船橋)  3


以上の書店で現在強力に在庫してあるはず。ありがとうございます。
特に、発売当初からお世話になっているジュンク堂書店池袋本店は最近も売り上げに動きがあったようで(まあネット書店経由かもしれないが)、嬉しい。ここの検索機は目当ての本を検索すると店内に入荷してある部数までわかるので、ほぼ毎週通って本の動きを随時チェックしている。

また、これら以外にも発売当初からお世話になっている旅本専門店「旅の本屋のまど」でも複数部扱っているが、今年はやや怠けていて改めて伺う機会をことごとく逸してして、そうしたら最近は吉祥寺から少し東の西荻窪に移転中となっている。近々の新装開店に合わせてまた伺わないとね。今度の店舗はJR西荻窪駅前と立地条件は格段に良くなったようなので、更なる売り上げを期待できそうだ。

それから、これらの書店以外にも北は北海道から南は沖縄県まで、もちろん1部から受け入れてくださった書店は多々あるが(ぜひ行きたいけれどもなんだかんだでまだ未踏の地域もたくさんあるけど)、今回は特に多めの、しかも自分で確認した書店のみとした。
また、以下に、書店営業のさいの書店員さんとのやりとりのなかで、複数部置きましょう! と即答してくださった書店名も挙げておく。ただ、その口約束どおりに複数部を発注したか、現在も返品されずに店頭にそのくらい置いてあるかは営業で伺って以降は未確認なのでいまいち自信はないが(東京都内の某有名書店で、入荷してから2か月ほどで残部をすべて返品されたところもあるから)、まあ営業のときにいただいた言葉を信じて、2部以上を発注する約束を取りつけた書店名も挙げておく。
また、営業する前にすでに入荷していた書店もついでに挙げておこう。


北海道

・旭屋書店札幌店

栃木県

・進駸堂小山店(小山市)

群馬県

・煥乎堂(前橋市)

埼玉県

・ブックファースト川越店(川越市)

大阪府

・旭屋書店天王寺MiO店(大阪市)
・旭屋書店堺店(堺市)

兵庫県

・ジュンク堂書店三ノ宮店
・ジュンク堂書店明石店

沖縄県

・リブロパレットくもじ店(那覇市)
・球陽堂書房那覇メインプレイス店(那覇市)


以上の書店さんもありがとうございます。ただ、店によっては一度伺ってからすでに半年近く経っているところもあり、現在の在庫状況はどうなっているのかはまったくわからない。もうすでに返品されているかもしれない。どんなもんかね。
また、ほかにも最終的に発注するときは数を多めにしてくださった書店もあるかもしれない。とにかく、受け入れてくださっただけでも感謝であります。
とにかく、以上の書店で特に強力に在庫してあるので、お近くの方はぜひ。

もちろん、ほかにも大概のインターネット書店でも随時販売しているし(現在は注文後の発送はアマゾンが最も速いかもしれない)、本ブログに直接お問い合わせいただいてもかまいません。
また、最近僕がよく顔を出す「地平線会議」やミニコミ誌『野宿野郎』の集まりでももちろん随時対応します。集団のなかでも自らあまり言葉を発しないで聴き役にまわる、いつもデイパックを肩にかけている太めの男、が僕の簡単な特徴であります。

引き続き、よろしく~。


※2007年6月18日の追記

2007年6月1日の投稿で、立川の「オリオン書房ノルテ店」に拙著が4部入荷してある、と書いたが、16日に再び様子を見に行ったところ、なんと4部どころか1部も在庫しておらず、おそらくすべて返品された模様。無名の新人だからあまり売れないにしても、せめて様子見で1部くらい残してもらってもよいように思うが、まあ書店の棚の都合もあるし、仕方ないか。置かせてもらっていた僕としては大きなことは言えないよね。でも、まだ2か月くらいなのになあ、そんな短期間でも一気に返品されるんだ……。書店流通って、厳しいね。よって、上記の一覧からこの書店を削除しました。
仕方ないので、来月以降もほかの書店への営業で挽回しよう。

拙著『沖縄人力紀行』が導入された図書館がまた1館増えましたよ

2007-06-01 11:55:33 | 拙著の情報
先週に発見したのだが、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)が導入された図書館がまた1館増えたので、取り急ぎ報告。


東京都

・くにたち中央図書館(国立市)


ということで、導入ありがとうございます。
国立市は僕の地元からもJR利用で1時間弱で行けるくらいに近いし(自転車で飛ばしても1時間強で行ける)、前々から友人が住んでいることもあって、年に数回訪れる馴染みの土地なので(僕好みのカレー店もいくつかある)、そんな街の図書館に置いてもらえるのは嬉しいなあ。
現在の国立駅前は昨秋まで三角屋根の駅舎があった頃の面影はすっかりなくなって改装の真っ最中で(あの屋根は廃棄するのではなく移設するらしいね)、駅前の状況はちょいと変化したが、そこから少し離れた街の雰囲気は相変わらず落ち着いていて、何度訪れても飽きない良い街である。

それと、「借りる」図書館とはまた別のことだが、この西隣の立川市の、多摩都市モノレール・立川北駅そばにある「オリオン書房ノルテ店」に、この拙著が4部入荷している(昨日も確認しに行った)。これは3月に営業に伺った成果で、早速置いていただけていることも嬉しい。お近くの方は「売る」ために置いてあるこちらの拙著もぜひ触りに行ってみてください。

引き続きよろしく。

拙著『沖縄人力紀行』を導入していただいた図書館はまだまだ微増傾向

2007-05-23 10:30:39 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)を導入していただいた図書館を最近また発見したので報告。以下の2館。

広島県

・福山市民図書館

大分県

・佐伯市立佐伯図書館


2館の関係者のみなさん、導入にご協力いただき、ありがとうございます(もちろんここを利用されている市民の方々も含みます)。
以前旅の道中で、福山は自転車で、佐伯はJRでちょろっと通りかかっただけでゆくゆくはじっくり巡ろうと思っていたので、今後そんなに遠くないうちの旅先の候補地に優先的に組み込んでおこう。福山は市西側の芦田川沿い(この河原でテント泊経験あり)、それに佐伯は佐賀関から佐伯を経由して宮崎県の延岡あたりまでの東側のくねくねした海岸線とその近辺に点在する小島の存在が前々から気になっているので、いつの日か行ってみたいなあ。

で、以上2館を含めた拙著導入済みの全国の図書館一覧が以下。


福島県

・矢祭もったいない図書館(矢祭町)

栃木県

・上三川町立図書館

埼玉県

・越谷市立図書館南部図書室
・大利根町童謡のふる里図書館ノイエ

東京都

・杉並区立下井草図書館
・西東京市ひばりが丘図書館
・調布市立中央図書館

千葉県

・浦安市立中央図書館

神奈川県

・厚木市立中央図書館

愛知県

・豊川市中央図書館
・半田市立図書館
・豊田市中央図書館

三重県

・大台町立図書館

大阪府

・大阪市立大正図書館

広島県

・広島市佐伯区図書館
・福山市民図書館

大分県

・佐伯市立佐伯図書館

沖縄県

・沖縄県立図書館本館(那覇市)
・沖縄県立図書館宮古分館(宮古島市)
・沖縄県立図書館八重山分館(石垣市)
・那覇市立図書館
・浦添市立図書館
・西原町立図書館
・琉球大学附属図書館(西原町)
・沖縄国際大学図書館(宜野湾市)


今日現在で以上の25館で拙著の所蔵を確認している。ちなみに、拙著のお知らせが済んだ図書館は1133館で、今後も告知はもう少し続けるつもり。導入していただける図書館がもっと増えるといいな。

“旅する本屋”と業務提携

2007-05-05 19:55:45 | 拙著の情報

最近は先日の一箱古本市の準備・本番・後片付けで慌しくて、つい出すのを忘れていた先週の話。

千葉県のJR南船橋駅そばにある「ららぽーと TOKYO-BAY」の3階スリフトモールに、「放浪書房」という旅関連の書物を扱う店がある。
ここの店主のとみー氏はミニコミ誌『野宿野郎』5号の寄稿者であり、基本的には全国あちこちを旅しながら旅関連の書籍を路上でゲリラ的に売り歩く、ということを行なっているのだが、今年3月上旬についにこの活動拠点となる路面店? を開店し、ここで書物を常時販売するようにもなった。

昨秋からこの書房のブログ「旅する本屋な毎日」を覗いている僕としては、思いっきり旅本である拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)もひょっとしたらここで扱ってもらえるのかなあ、と昨年末あたりからうっすらと興味はあったのだが、出没日時・場所が不明瞭でまさしく「放浪」状態のこの書店といかにお近付きになるか、ブログのコメント欄に書き込むだけでその意思は伝わるのだろうか、などとこの店との接点をしょっちゅう考えるようになった。
で、3月にららぽーとの店を構えたということで、何はともあれとりあえず店に行ってみるか、と先月上旬に初めて店に行き、たしかに僕も好む旅本ばかりで面白い店だな、と感心し、ついでに帰り際に拙著の案内と僕の連絡先を記した名刺を預けてきた。その3日後、それを受け取ったとみー氏から連絡があり、では実際に会いましょうか、ということになり、ついに先週4月24日の午後に初対面と相成った。

店の上階にあるサイゼリヤに入り、拙著片手に入店審査というか事情聴取を受けた。とみー氏と会う前にひとつ不安だったのは、『野宿野郎』の記事やブログを読んでいると眞鍋かをりや中川翔子のようなかなり軽い文体で(文章というよりはメールっぽい。絵文字もガンガン使っているし)、普段から話すにも書くにもまずはあれこれ考え込んでしまう、それでまわりくどい表現になってしまうことが多い僕とは思考も行動形態も、それ以前に人生の歩み方自体が真逆の人で、話はあまり噛み合わないかもしれないなあ、それに僕が苦手な絵文字も多用しているし、というややマイナスの先入観を僕のほうが勝手に抱いていた。
だが、実際に会ってみるとたしかに文体どおりの朗らかで裏表がない感じの人なのだが、基本的に「旅」が好きということで結構話が合い、やや悪い先入観を払拭することができた。
また、とみー氏はちょっとした書店主であるとともに本業はイラストレーターで、過去に雑誌の仕事もいくつかこなしているのだが(最近では『BE-PAL』07年5月号の特集)、その観点からの、僕が前々からうっすら気になっていた拙著の問題点を初見で即座に指摘し(文章と写真のバランス、写真の撮影の仕方の問題)、むむ、なかなかの眼力であるな、かけているその眼鏡は伊達ではないのだな、とえらく感心した。

(やはりどちらかというとよく喋るとみー氏のペースで)小1時間話しているうちに、同年代、定職に就いていない、ブログ持ち、『野宿野郎』5号の寄稿者(かとうちあき編集長の仕掛けた網にまんまと捕まったクチ)、人力移動+野宿の旅好き、沖縄県・八重山諸島の旅も経験、沖縄名物? の「ルートビア」が飲める、MSR社のガソリンコンロの使い手、休刊した野外系雑誌『OUTDOOR EQUIPMENT』の元愛読者、自費出版で有名なB社の説明会に行ったことがある、などの共通点が次々に発覚し、実は似た者同士であることがわかり、事前予想よりも話はガッチリ噛み合った。平日の昼下がりにガラ空きのサイゼリヤでドリンクバー片手に男ふたりが向かい合って顔を突き合わせている、という若い女子が見ると相当引かれそうな怪しい状況だったにもかかわらず、結果的には今回が初対面とは思えない個人面談をおおいに楽しんた。

その後、とみー氏の許可のもと、まずは(拙著を)置いてみましょう! と下階の店に行き、棚にある商品の配置を変更するついでに僕のお気に入りの本のコーナーというものを棚のど真ん中あたりというかなり目立つ位置に設けていただき、誠に恐縮であった。ただ、商品の配置は開店から2か月弱ということもあってかまだ試行錯誤の段階で、とみー氏の気まぐれで随時変更していくようなので、いつまで上の写真のような良い扱いが続くのかはわからないが、とりあえず拙著を3冊置き、委託販売してもらえることになった。
ついでに宣伝用のPOPも書きましょうよ! と笑顔で勧められたが、そういった他人からの注目を集めるためのこっぱずかしい文体を産み出すのは苦手な僕としてはそこは断りながらも(とみー氏はそういうものを書くのが上手い。その作品例もいくつか見せてもらった)、でも僕の書評・取材記事のコピーをPOP代わりに棚の周りに貼らせてもらったりしながら、こちらも小1時間かけて新たな棚の配置に作り換えていただいた。ありがたい。

そんなわけで現在、「放浪書房」ららぽーと店にも拙著が3冊置いてある。また、ここには旅の書物のほかにもとみー氏のイラスト入りの旅の栞や委託販売のブックカバーなども置いてあり、とにかく「旅」に特化した品揃えがある。また、『野宿野郎』も千葉県一の品揃えである、と拙著の左隣で大々的に取り扱っていて、店ではここが最も目立っている。まあ『野宿野郎』目的で来店して、ついでに右隣にある拙著も仕方ねえ触ってみるか、という感じでもかまいませんので、ここでもより多くの方に拙著を手にとっていただけると幸いであります。

僕も先日の一箱古本市で書物、特に拙著を手売りする楽しさを覚えたこともあり、その道の先輩であるとみー氏が実際に路上で販売している様子を勉強の意味で一度見てみたいなあ。この連休中は関西方面に売りに行き、来週あたりには東京23区内のどこかでも売るとは聴いているが、今度その詳しい予定を訊いてみようっと。