青空ーすべてはバランス

核実験の中で生きてきた!

2024年4月2日(火)くもりの肌寒い日。

昔のことをよく思い出す。先日、映画ゴジラ-1.0を観に行ったので、核実験のことを思い出した。
私が子供の頃、世界中で核実験が次々と行われていた。そして、その実験のために被曝して今でも苦しんでいる人がいるけど、今の若い人たちは知っているのだろうか?と思う。

ゴジラ(1954年公開)はまさしく、この核実験による放射能を浴びて巨大化・凶暴化しているから。熱線を放射するのもこの影響だ。当時は、「水爆大怪獣」とも呼ばれていた。

1954年には日本にとって3回目の被曝被害を受けている。
ビキニ環礁でキャッスル作戦と呼ばれる水爆実験が行われ、避難区域外にいた第五福竜丸の乗組員は全員被爆してしまう。無線長は被爆から半年後に死亡している。 

戦後の冷戦の中で、多くの核実験が行われた。大気圏内核実験、地下核実験、
大気圏外実験、水中核実験の4種類がある。最初の頃は、兵隊がすぐ近くにいる所で普通に地上で実験を行い、多くの兵隊が被曝している。さらには南太平洋のビキニ諸島などをはじめ住民がいる所でも行われている。

こんな信じられないようなことが現実に起きていた。
世界大戦が終わり、すぐはじめられたこの核実験は、世界で2000回以上だ。アメリカ1030回。次いで旧ソ連の715回。
1963年にPTBTが締結されるまで、多くの実験は大気圏内や水中で行われていたんだから、どれだけ地球は汚染され続けてきたのだろう?
その後は地下核実験が主流となった。アメリカ、旧ソ連以外にもイギリス、フランス(210回)、中国、インド、パキスタン、北朝鮮も実験を行っている。

こんな実験が世界で行われている中で私は大きくなった。とんでもない世界の中で生きてきたもんだ!!!

資料:原子力百科事典ATOMICA(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 )


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