この蛾は前にも載せたが、まるで印象が違い別種だと思い随分とさまよった。
たまたま、樹の洞にに目が向いた。
こちらを睨みつけるものがいた。
これはもしやチャイロスズメバチでは・・・。
チャイロスズメバチは他のスズメバチの巣を乗っ取ることで知られている。
体長17-27mm、全身が黒-茶色の深い色に覆われている。北方系の種で、日本では中部地方以北に生息している。個体数は少ない。
モンスズメバチ、キイロスズメバチ等の巣を乗っ取る[6]ことから「社会寄生性スズメバチ」と呼ばれている。他のスズメバチより遅めに冬眠からさめた女王蜂は、女王蜂しかいない他のスズメバチの初期の巣を襲い、相手の女王蜂を刺し殺す。その後、自分の働き蜂が羽化するまで、乗っ取った巣の働き蜂に働いてもらう。発達したキチン質の外皮を持ち、キイロスズメバチは勿論、オオスズメバチの大顎や毒針でも容易には貫通できない防御力を有している。
偶然、アリスアブの産卵(たぶん)の様子を観察した。
何かがポトリと地面に落ちた気がして良く見ると、最近気にかけているアリスアブだった。
何か様子がおかしいのでしばらく観察することにした。
もしかしたら産卵するのではと思ったら、アリが見えたので確信に変わった。
アリの巣の入り口辺りを、うろうろと様子をみていた。
その内にお腹を下にして穴に体を沈めた。
この時に産卵したのかも知れない。
来年、ここを掘ったら幼虫又は蛹があるかも知れない。
よく似た光景を観察された方がおられる。
ベニカミキリの幼虫は竹を食べて育つ。
一度、ベニカミキリが産卵しているところを撮影したいと思っていた。
しかし、これがそうなのかは確認出来なかった。
フェンスの中で近づけなかったのだった。
