「人柱はミイラと出会う」
留学生リリー・メイスは、日本で不思議な風習を目にした。建築物を造る際、安全を祈念して人間を生きたまま閉じ込めるというのだ。彼ら「人柱」は、工事が終わるまで中でじっと過ごし、終われば出てきてまた別の場所にこもる。ところが、工事が終わって中に入ってみると、そこにはミイラが横たわっていた。黒衣、お歯黒、参勤交代―。パラレルワールドの日本で展開する、奇っ怪な風習と事件の真相とは。。。。以上が内容なのですが~~ 発想がユニーク!人柱、お歯黒、厄年、参勤交代などなど…そして、北海道は札幌で起きるのよね(笑)
wanikoば~にも貸して上げたらね「続編でないかしら~!」って…短編なので読みやすいですよ!
「君の望む死に方」
私は君に殺されることにしたよしかも殺人犯にはしない──。
死を告知された男が選んだ自らの最期。周到な計画は、一人の女性の出現によって齟齬(そご)をきたしはじめた
膵臓ガンで余命6ヶ月──〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則(ひなたさだのり)は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。
殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で──。
幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調(ととの)った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬(そご)をきたしはじめた……。
<著者のことば>推理小説とは、事件発生と解決を描いた読み物です。その事件が「起きるまで」を丁寧(ていねい)に書こうと思いました。実際に書いてみると被害者も、犯人も、探偵も、みんなそれぞれに努力していることがよくわかりました。あなたは、誰に共感してくださるでしょうか?
「扉は閉ざされたまま」の碓氷優佳が登場します。ラストは。。。。読んでみて下さい。驚愕のラストが待っています(*^。^*)
そして、今週は「小川洋子」さん三昧なのです!!おっと~図書館から予約本の到着を知らせるメールが次々と。。。3冊もやってきます。早く読み終えないと!何たって!読書の秋ですよね!
秋らしい1枚をば~でもゆきままさんのススキの写真の足元には及ばない。。
とっても素敵なススキの風景なのですよ♪