一人ディズニー見聞録

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ディズニー・オン・クラシック2023 9/16公演 第一部

2023-09-16 21:05:16 | コンサート




9月16日(土)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2023」(以降オンクラ)の全国ツアーが始まりました。

12月24日(日)までの約3ヶ月半、全国32都市51公演行われるディズニーソングのオーケストラコンサートツアーは、文京シビックホール大ホールにて行われました。本日は第一部の様子を紹介します。

16時。ついにホールの扉が開いて並んでいたお客さんたちが次々と入場。今年のコンサートでは、8年ぶりに大人気作『美女と野獣』が演奏されることもあり、それ関連のグッズが多く売られていました(なかには主人公ベルをモチーフにしたエプロンが200着限定で販売されていました)。

開演5分前。今日の公演は完売御礼のため、会場内には多くのお客さんがいた。その中で気になったのは、2人以上で来る若い男性のお客さんの姿でした。

私は2021年の春ツアーから観ていますが、ディズニーソングのコンサートということなのか、女性のお客さんが多くいる印象がありました。しかし今日の公演では、若い男性が今まで観たきた中では一番多い印象がありました。

何かの偶然なのか、それとも若い男性層にオンクラが浸透しているのか。その真相は分かりませんが、今まであまり見かけなかった客層を見ると、オンクラが多くの人々に浸透してきたんだと思い、嬉しく感じます。

17時。日本人オーケストラのメンバーが登場。続いて、本日のコンサートマスターの青木高志さん(ヴァイオリン)が登場して音合わせを行い、最後に今ツアーで指揮者を務めるリチャード・カーシーさんが登場しました。

昨年の秋ツアー以来の来日となるカーシーさんの登場に、客席からは多くの拍手が起こりました。大きな拍手にカーシーさんは、素敵な笑顔で応えてくれました。一年ぶりにカーシーさんの素敵な笑顔が見られて嬉しく、そしてほっこりしました。

今年のディズニー作品のオープニング流れる映像に合わせてオーケストラが演奏すると、8人の外国人シンガーが舞台袖から登場し、コーラスを務めました。その時客席からは、「いよいよ始まるぞ」という高揚感のようなものが感じられました。

第一部は、今年で創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーを祝し、数多くのディズニー作品の歴史と音楽を振り返る内容となっています。ミッキーマウスのデビュー作『蒸気船ウィリー』(1928)を始め、『白雪姫』(1937)、『ピノキオ』(1940)、『シンデレラ』(1950)、『リトル・マーメイド』(1989)、『アナと雪の女王』(2013)などの往年の名作が演奏されました。

1曲ごとに1人のシンガーが唄いあげ、8人がそれぞれのキャラクターになりきって唄う姿は、スクリーンに映し出されるキャラクターたちと見事にシンクロしていました。まるで、スクリーンの中からキャラクターが私たちの前に出て来て、本当に歌っているように感じました。

第一部ではディズニー作品以外にも、ピクサースタジオ初の作品『トイ・ストーリー』(1995)、さらに『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『スター・ウォーズ』、『アベンジャーズ』という実写映画からも名曲たちが演奏されました。

中でも『トイ・ストーリー』の『君はともだち』が演奏された時は、セス・エリセアさんがウクレレを弾きながら唄ってくれました。ブロードウェイで俳優に加え、ミュージシャンとしても活躍するセスさんの弾くウクレレは聞き心地が良く、さらにその姿は『トイ・ストーリー』の主人公・ウッディが実際に弾いているように見えました。

第一部最後の曲は、『ファンタジア2000』の『「威風堂々」第1、2、3、4番』。第一部最後の曲に加え、クラシックの名作ということもあり、オーケストラジャパンの皆さんの演奏する姿を見ると、演奏のギアが一段上がったように見えました。

特にコンサートマスターの青木さんの演奏は、今までの曲を演奏していた時より、さらに力強く、そしてより繊細になった印象がありました。青木さんのギアを上げる姿は、客席から見ていても分かるほど凄いものでした。すごいです、青木さん。

18時52分。ディズニーの名曲全18作品の演奏が終了しました。18曲全てが、ディズニー創立100周年をお祝いするにはふさわしいものばかりで感動しました。この余韻は、20分間の休憩中にもしっかりと残り、会場全体が感動の空気に包まれていました。

〈第一部演目〉

1.『蒸気船ウィリー』

2.『「シリー・シンフォニー」シリーズ』(『花と木』)

3.『いつか王子様が』(『白雪姫』)

4.『星に願いを』(『ピノキオ』)

5.『夢はひそかに』(『シンデレラ』)

6.『きみもとべるよ!』(『ピーターパン』)

7.『いつか夢で』(『眠れる森の美女』)

8.『小さな世界』(ニューヨーク・ワールドフェア)

9.『チム・チム・チェリー』(『メリー・ポピンズ』)

10.『アンダー・ザ・シー』(『リトル・マーメイド』)

11.『時は来た』(『ライオン・キング』)

12.『君はともだち』(『トイ・ストーリー』)

13.『レット・イット・ゴー』(『アナと雪の女王』)

14.『秘密のブルーノ』(『ミラベルと魔法だらけの家』)

15.『彼こそが海賊』(『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』)

16.『スター・ウォーズのテーマ』(『スター・ウォーズ/新たなる希望』)

17.『アベンジャーズのテーマ』(『アベンジャーズ』)

18.『「威風堂々」第1、2、3、4番』(『ファンタジア/2000』)



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