一人ディズニー見聞録

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宮野真守さんのディズニー作品は?

2022-02-18 18:33:34 | 声優
「『金ロー』オリジナル版なんてあったんだ」。その事実は、放送される当日に初めて知った。2月18日(金)21時より日本テレビ系列の『金曜ロードショー』で『チャーリーとチョコレート工場』(2005)が放送される。2015年以来、7年ぶりのテレビ放送(前回も『金ロー』)となり、今回も『金ロー』オリジナルキャストの吹き替え版となっている。


今夜放送される『チャーリーとチョコレート工場』の主人公・ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の日本語吹き替えには、大人気声優の宮野真守が務める。宮野さんは、2008年に『金ロー』で初めて『チャーリーとチョコレート工場』が放送されたときからウォンカの声を務めている。『金ロー』版への想いは同番組の公式サイトで確認してほしい。


宮野さんが『チャーリーとチョコレート工場』の『金ロー』版の吹き替えを務めたのは25歳(1983年生まれ)。その頃から声優として頭角を現し、その後は徐々に人気を集めていき、昨年は「好きな男性声優ランキング」で見事1位を獲得するなど今や大人気声優の1人となった。


そんな宮野さんに気になることがあった。それは、ディズニーの長編アニメ作品で日本語吹き替えを務めたことがないのだ。ディズニーが製作に関わった作品、という括りだと、2010年に公開された『ハンナ・モンタナ・/ザ・ムービー』で日本語吹替え版声優を務めただけで、アニメーション映画では声優を務めていない。


なぜ宮野さんにオファーがないかは分からないが、ディズニー関係者の人はぜひ彼に吹き替えのオファーをすべきだ。宮野くんは若手声優(といっても今年で39歳)の中では希少価値の高い、俳優活動を経た声優だからだ(詳しい経歴はウィキペディアで確認)。宮野さんより一回り以上年齢が上の先輩声優たちの多くは、どこかの劇団に所属して演劇をしながら声優の仕事をしてきた。そのため、その人たちが洋画の日本語吹き替えを務めると、自身が吹き替える俳優になりきって演じていた。


つまり、ただ海外の俳優に合わせた声を出していたのではなく、その俳優が実際に日本語を話しているような感じになっていて、観ている側からすると、クオリティの高い作品のように観えた。しかし、最近の若手声優は声優学校出身が多いため、演技経験がない者が多数である。そのことから若手だらけの作品の吹き替えは、どこかクオリティが低くなっている気がする(このことは役者だけの問題ではないため、またいつか取り上げる)。


そんな中でも宮野さんは、幼少期から劇団に所属し、学生時代は『3年B組金八先生』に出演するなど俳優からキャリアをスタートしているため、彼の吹き替え作品はクオリティの高いものが多い。声で芝居ができる声優が減少する中で、宮野さんがディズニー作品で吹き替えを務めた作品は、大ヒットすること間違いない。

<参考>
宮野真守 - Wikipedia




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