先月発売された『ディズニーファン 6月号』の「ディズニー・アカデミー」では、大人気作品の『トイ・ストーリー』シリーズの名場面をメンタルヘルスという視点で解説した記事が掲載されていた。記事を読んでいると「そういえば、自分も『~3』を観て泣いたな」と思い出した。
『~3』はシリーズの中で、初めて「成長と別れ」が描かれた作品だ。『~1』、『~2』は、おもちゃたちのアクションパート(脱出劇や救出劇など)がストーリーの中でウエイトを占めていたが、『~3』は、アクションよりストーリーを重視しているため、人の感情が揺さぶられるシーンが多かった。
おもちゃの持ち主であるアンディは17歳となり、大学進学に伴う引っ越しのため、ウッディを除くおもちゃたちを屋根裏部屋にしまおうとしていた。その後、おもちゃたちは色々あって保育園に行き、そして帰ってきて、最後はアンディが、彼のママの友達の娘であるボニーに、ウッディをはじめとした全てのおもちゃが譲られた。
多くの人は、最後のアンディがボニーにおもちゃを譲るシーンに感動して大号泣したとのことだが、自分はそのシーンでは泣けなかった。というのも、その前のシーンのほうが自分にとって泣けるシーンだったからだ。それは、アンディとママの別れのシーンだ。
荷造りを終えた部屋に、アンディがママと一緒に入ってくると、ママは物が一切置いてない息子の部屋を見て、こみ上げてくる思いを抑えるためか胸に手を当て、哀し気な表情で部屋を見渡す。ママを気遣って声をかけるアンディ。ママは大丈夫、と言いながらも「ずっと一緒にいれたらいいのに」と息子に抱きつき涙を流していた。
『~3』はシリーズの中で、初めて「成長と別れ」が描かれた作品だ。『~1』、『~2』は、おもちゃたちのアクションパート(脱出劇や救出劇など)がストーリーの中でウエイトを占めていたが、『~3』は、アクションよりストーリーを重視しているため、人の感情が揺さぶられるシーンが多かった。
おもちゃの持ち主であるアンディは17歳となり、大学進学に伴う引っ越しのため、ウッディを除くおもちゃたちを屋根裏部屋にしまおうとしていた。その後、おもちゃたちは色々あって保育園に行き、そして帰ってきて、最後はアンディが、彼のママの友達の娘であるボニーに、ウッディをはじめとした全てのおもちゃが譲られた。
多くの人は、最後のアンディがボニーにおもちゃを譲るシーンに感動して大号泣したとのことだが、自分はそのシーンでは泣けなかった。というのも、その前のシーンのほうが自分にとって泣けるシーンだったからだ。それは、アンディとママの別れのシーンだ。
荷造りを終えた部屋に、アンディがママと一緒に入ってくると、ママは物が一切置いてない息子の部屋を見て、こみ上げてくる思いを抑えるためか胸に手を当て、哀し気な表情で部屋を見渡す。ママを気遣って声をかけるアンディ。ママは大丈夫、と言いながらも「ずっと一緒にいれたらいいのに」と息子に抱きつき涙を流していた。
<空になった息子の部屋を見て、思いが込みあがるママ>
中学3年生の時に初めてこのシーンを観たが、息子と離れる母親の辛さと、親と別れる寂しさを感じて、我慢できずに泣いた。母親でもなければ、まだ親元を離れるわけでもないのに、なぜ涙が出てきたかは当初は分からなかった。しかし、後日よく考えてみると涙を流したのは、息子と母親が別れるシーンだったからだ。
女性が父親のことを好きな人が多いように、男は父親より母親が好きな人のほうが多いと思う。なぜなのかは、この場で論じないが、男が母親と別れることほど辛いものはないと思う。これは、男の習性、持って生まれたものと言ってもいいだろう。
だから、自分がまだ母親の下から巣立って行っていなくても、他人の母と息子の別れのシーンを観ただけで、本能的に寂しくなり、涙を流したのだと思う。
『トイ・ストーリー3』は涙涙の感動作であることはもちろん、ディズニー・ピクサー作品史上、最も泣ける母息子のストーリーでもあった。
中学3年生の時に初めてこのシーンを観たが、息子と離れる母親の辛さと、親と別れる寂しさを感じて、我慢できずに泣いた。母親でもなければ、まだ親元を離れるわけでもないのに、なぜ涙が出てきたかは当初は分からなかった。しかし、後日よく考えてみると涙を流したのは、息子と母親が別れるシーンだったからだ。
女性が父親のことを好きな人が多いように、男は父親より母親が好きな人のほうが多いと思う。なぜなのかは、この場で論じないが、男が母親と別れることほど辛いものはないと思う。これは、男の習性、持って生まれたものと言ってもいいだろう。
だから、自分がまだ母親の下から巣立って行っていなくても、他人の母と息子の別れのシーンを観ただけで、本能的に寂しくなり、涙を流したのだと思う。
『トイ・ストーリー3』は涙涙の感動作であることはもちろん、ディズニー・ピクサー作品史上、最も泣ける母息子のストーリーでもあった。
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