皆様、明けましておめでとうございます!
2020年5月24日第27回定期演奏会に向けあと5か月を切りました。
オケ合わせまでマエストロ稽古8回となり最終まとめの時期でもあります。皆様頑張ってまいりましょう!
本日はマエストロによるシューベルト作曲ミサ曲第6番の練習でした。
№ 1 kyrie №2 Gloria №3 Credo をご指導いただきました。
シューベルト作曲ミサ曲第6番についてマエストロから「この曲はとても明るい
ミサ曲です。明るくドラマティックに歌って頂きたい」とのお話がありました。
№1 Kyrie ( 憐れみ給え)
- 出だしの「kiyrie~」ppの声は出来る限り明るく、PPで音が下がらないこと!
- 12小節の2分音符はその長さ通り歌う、省エネしない。
- 23小節からの3拍子のリズム感は一拍目を重く歌う。
- 36~37小節のfpは「ああ、とてもいい!素晴らしい!」と思って歌う。
- 「Kyrie eleison」の言葉は「eleison」が大事なのです、「eleison」はもっとエスプレッシボ(表情豊かに)で歌ってください。
- 練習番号A、出だしの「Christe」イの口で「ku」と発音する。母音を聞かせるために子音を小節線から前(どれだけ前に出してもOK)に出す➡➡「ri」の発音が聞こえるという図式。
- cresc.のマークはffになる直前でffにする!徐々に大きくすると大きくなった感じがしない、逆にdim.のマークでは徐々に長い時間で小さくして行く。例えば10P54小節cresc.57小節のff、そして59小節のpへのdim
- 「Christe eleison」はfで歌い「Kyrie eleison」はPで歌う。
- 11pの2回繰り返される80小節からのpでの女声「eleison,eleison」84小節からのPPでの男声「eleison,eleison」はエコー効果になるので強弱記号を守る!
- 練習番号Bに入り、元の型に戻る➡指揮を必ず見て大事に入ること、90小節の二分音符は長さを守ること。
- 14ページのアルト、133小節のド♭音はとても素敵な音。「なんて美しいメロディーなんだろう!!」と思って歌ってください。
- どのパートも133小節からのフレーズはカンマがある所までカンニングブレスでつなげて下さい。
- 143小節の第一音では大きいままにし、その後で出来るだけゆっくりdim.ディミヌエンドする。
- この曲の最後「eleison」はアーメンと歌う感じ。同じ音が続くと音が下がるので出来るだけ明るく発音する。
№2 Gloria (栄光あれ)
- 全体に母音がはっきりしない➡母音は「アイウエオ」としっかり発語してください、その方が音もクリアになる。
- 「excelsis」の発語、スィス・・・に。決してシスと発語しないで!
- 19ページ練習番号Bからはオーケストラがメロディーであり、合唱はオブリガード。
- 20ページ75小節からの男声合唱が楽し気な陽気なリズム感にしないこと➡レガートが足りない!
- 87小節の4分音符にはアクセント記号が全パートについている、全員これを守ってください。
- 100小節「gratias」はツィと発語、チではない。
- 24ページ135小節の出だしの音が取れていない人が多い。休符でブレスをし音正確に!
- 143小節では指揮を見て、次の145小節からの音楽Andante con motoに変化するので勝手に歌わない。
- 25pからの音楽は例えばヴェルディレクイエムの「Dies ire」のように言葉の迫力が欲しい、つまり言葉をモルトレガートでつなぐ。休符の前の言葉「Deus」など短くならない。
- リズムでは8分音符+16分音符のリズムは厳しく。
- 言葉では「tollis」の「tol」➡Lで舌を上あごに着け「lis」➡Lでその舌をはじく。
- 151小節から160小節「Domine Deus Agnus Dei」の悪魔のフレーズから一転して練習番号D「Miserere nobis」天使に音色変化させる。
- 216小節男声、休符の長さを守って!
- 220小節ソプラノ、「ソ音からレ音」への着地の音が取れていない。
№3 Credo (私は信じる)最初から57ページ「Et resurrexit」まで
- 一曲目「Kirie」と同じく明るくはっきりしゃべる。
- 出だしの「Credo」は第一曲と同じくエの口で「k」と発音する。母音を聞かせるためrに子音を小節線から前に出す➡➡「re」の発音が聞こえるという図式。「Credo」の場合、reは横に平たく発音して下さい。「cri」に近い。
- 「in unum」は「inu」とリエゾンすること。
- 19小節「terræ」の「ræ」を明るく歌い終える。
- 45ページバス80小節の音確認。
- 50ページ練習番号Gの出だし、「Crucifixus」はこれまでの「Credo」「Christe」と同じくUの口で「k」と発音。母音を聞かせるために子音を小節線から前に出す➡➡「ru」の発音が聞こえるという図式。
- 常にレガートに手抜きしないで!特に52ページ171小節からのユニゾンは理由があってユニゾンであり、よりレガートが必要な大事なフレーズである。フレーズ終わりの「est」は二拍目の頭つまり八分休符で発語。
- 54ページ練習番号Ⅰから57ページまではミサ曲の中で一番大事なキリストが十字架に架けられるシーン。最重要な歌唱になる。57ページからはキリストの蘇りである。
次回1月18日(土)は1時から女声練習を、3時10分から男声練習を行います。中央公民館視聴覚室で佐藤圭先生のご指導は弱点補強です、集合時間をお間違いなくご来場ください!