中央公民館視聴覚室で女声練習を行いました。
指導は野間愛先生、伴奏ピアノは岩下先生でした。
まずはフォーレレクイエム2番、3番の音取り、言葉付けを行い
後半はデュルフレレクイエムを復習して頂きました。
Ⅱ. Offertoire
- まずはアルトから譜読みをしました。その後リズム読みで歌詞をしゃべりました。PPで始まり練習番号A~Cはドルチェで柔らかい響きが必要です。P10で男声と共に盛り上がるところも気を付けて歌い、バリトンソロに音楽を受け渡します。
- 13ページからは、男声、アルト、ソプラノとPPで音を重ねて行き、練習番号Jからクレッシェンドします。
- 86小節のアルトは音が低くなるが「レド」の音では高い響きを感じたまま歌います。そしてsempre dolce、柔らかくPPを歌ってください。
- 91小節からは全パートPPPで盛り上がる音を歌うので更に体を使って最後の長い音もカンニングブレスで息を補いながら歌ってください。
Ⅲ.Sanctus
- この曲ではソプラノが美しい声を聴かせます。ソプラノ、まずは音階で歌います、そこからリズム読み、言葉付けと進みました。
- ソプラノ練習番号Aでレ♭音が平たんにならないように歌ってください。
- ソプラノ、練習番号Bで盛り上がりますが、無理に叩きつけるようなファ音の歌い方をしなくても、まずは息が前に進んでいること、息に言葉が乗っていること。子音を超えて母音が聞こえることが大事です。
- ソプラノ、練習番号D、39小節のレ♮音は明るく!体を広げて声を前に投げてください。
- アルトはP.21で終わりから4小節しか歌うところがありません、待ち時間が長いのですが、ミ♭音を確実に出してください。
ベーレンライター以外のフォーレ楽譜には小節番号が記入されていません。
配布した👇この表で全音版等の楽譜に小節番号を書き込んでください。指示が小節番号で行われます。HPにも表が掲載されています。
次にデュルフレレクイエム、復習指導いただきました。
Ⅰ.Introït 入祭唱
- p.2の女声が「Ã」で歌い始める時、湧き出るような音が欲しい。
- 練習番号2⃣では息が先に流れているように!高い響きで演奏する。
- 練習番号4⃣のソプラノ、発語が遅いのです。特に三連符ではリズム読みをしっかり練習してください。「hymnus Deus in Sion」について8/18マエストロは得意げに歌ってほしいと仰っていました。
- 練習番号7⃣からのソプラノはテンション高く歌ってください。
- 練習番号9⃣のアルト、「E母音」のフォルムを考えて歌います。おでこの前に三角を思い描き、あるいは手で三角を作り、E母音の響きをここに集めます。散らばらないように!
Ⅱ.Kyrie
- 練習番号⒔アルト、「Christe eleison 」は明るく歌う。ソプラノ「イ母音」を柔らかく演奏。P13 の2小節目アルト、「レ音」「シ音」で胸に落とさない事。明るく響きを持って歌う。
Ⅲ. Domine Jesu Christe
- 練習番号21、アルトの歌い初め「Domine」の「Do」は子音「D」を超えた所に「O母音」がある。そのように歌う。「Jesu」は「イエズス」ではありません。
- 練習番号49、「Hosanna」ソプラノは16分音符の前でエネルギーをためて歌いだす。
- 練習番号50、ここもテンション下げない!
★野間先生のご指導➨響きが落ちないことが大命題で、アルト、低音で胸を鳴らさずソプラノは特に高い響きをイメージします。
遠い所に矢を放つように、まずは遠くを目指して響きを想像し、自分の体から離れて行く息で音を鳴らす。そんな体の使い方をご指導いただきました。頭を前後に長く感じて、横隔膜を使い、響きを持って放つことが出来れば、それぞれのパートの響きが合わさって天に舞い上がるように鳴ってくれます。レッスン最後には良い響きが聞こえたと野間先生にお言葉を頂きました。
次回は9月8日(日)午後1時半~中央公民館音楽室での男声練習、野間先生指導、伴奏ピアノは近藤先生
女声は9月15日(日)午後1時半~サンアゼリア企画展示室
午後1時半から佐藤圭先生ご指導、伴奏ピアノは吉田純先生で全体練習です。
フォーレレクイエムは勿論、デュルフレの楽譜も必ずお持ちください。