てなもんや日記

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映画大好き2008 その8「アヒルと鴨のコインロッカー」

2008年01月27日 | 映画大好きsince2005
この作品は全然知らなかったんですけど、
駅かどこかで貼ってあったポスター見て、
「これは!」とアタリの予感がしたので観てみました^^

「アヒルと鴨のコインロッカー」
監  督:中村義洋
CAST:瑛太/濱田岳/関めぐみ/大塚寧々/松田龍平 他

大学入学で仙台にやってきた椎名くん。
アパートでボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら、
引越しの後片付けをしていると、



風変わりな隣人・河崎に声を掛けられ、
ブータン人に広辞苑をあげるため、本屋を襲撃することに・・・



そして誰が正しく、何がホントか分からない日々を過ごすことに・・・

こんな感じです

村上春樹の短編で「パン屋再襲撃」というのがあって、
フツーの夫婦が「とにかくパン屋を襲撃せずにはいられない」衝動にかられ、
パン屋を襲撃するのですが、
この作品の「本屋襲撃」もそーゆー感じで、
意味がないようであるような襲撃が描かれるのかな?
って期待して観てみたんですが・・・

ちょっと違うねえ

河崎をはじめ、ペットショップの店長麗子さんとか、
誰が正しいこと言ってて、何がホントなのか分からないまま、
椎名くんは巻き込まれて行きますが、
特に襲撃自体には意味はなく、
後半どんどん明らかになっていくホントのコトが、
なんともやりきれない気持ちにさせます^^;



うーん、これはこれで面白かったんですけど、
もっと爽快な青春ムービー(笑)を期待しちゃってたんで、
ちょいと裏切られましたね^^;
特に序盤の椎名くんのオロオロぶりは、
爽快感とは180度違うし

でも、意外性があって、
よくできた(えらそうですね^^;)映画と思いますよ~

オススメ度(5点満点):★★★

映画大好き2008 その7「スモーキン・エース」

2008年01月19日 | 映画大好きsince2005
「スモーキン・エース」
監  督:ジョー・カーナハン
CAST:ライアン・レイノルズ/アリシア・キーズ 他

マフィアの大ボスを怒らせたうかつな男の命に100万ドルの賞金が!
マフィアに雇われた殺し屋、賞金狙いの殺し屋、チンピラ、
そして情報提供を受けるために男を守ろうとするFBIの捜査官、
それらが入り乱れて壮絶な殺し合いを・・・



「暗殺者がいっぱい」ってサブタイトルが付いているように、
ストーリーよりも銃撃戦とかのアクションを見せる作品です

予告編などからイメージしていたのは、
「アドレナリン」の時と同じく、大好きな「スナッチ」です
テンポの良い、ちょっとヒネリの効いた、爽快なB級アクション、
それを期待していました~



けど、ちょっと中途半端だねえ

前半でいろんな技を持つ殺し屋がたくさん登場し、
舞台となるホテルに続々と潜入していくのですが、
その殺し合い方が・・・
大体全部の殺し屋が出てきたのかよく分かりません^^;

もうちょい、こう、なんというか・・・派手にというか、ね
せっかくの舞台設定なのにもったいないですね^^;
もっと凝った展開にできなかったのかな

最後はFBI捜査官の物語になっちゃって、
それもちょっと不満

結局、誰が主役で何の物語なのか分かりませんでした^^;
ま、そーゆー映画なんでしょうけどね


そうそう、このおねーさんはカッコよかったですよ~
FBI捜査官もね

オススメ度(5点満点):★★

映画大好き2008 その6「イルマーレ」

2008年01月14日 | 映画大好きsince2005
調子に乗ってハリウッド版と見比べてみました

「イルマーレ」
監  督:アレハンドロ・アグレスティ
CAST:キアヌ・リーブス/サンドラ・ブロック 他

舞台はアメリカ・シカゴの湖畔の家。
そこで住むアレックスとケイトが、
時を越えるポストで2004年と2006年で、
手紙のやり取りをしてお互いに惹かれあっていくが・・・



と、設定とかはオリジナルに沿っていますが・・・

全然別物です!

オリジナルは「せつない純愛」がテーマだと思うんですが、
こちらは「奇跡の愛」なんですよね^^;
だからやってることは同じでも、なんとなくフツーな感じです

展開としても、あかんとは言わないけど、
2004年の世界でケイトに会いに行っちゃだめでしょ
会いたいけど会えない、会っちゃいけない、
そのじれったさがいい味だしてたのに、
事情をバラさないとはいえ踊って、キスまでするなんて
会うのはラストだけにして欲しかったですね^^;

作品のキモの手紙のやり取りも、
ハリウッドっぽいといえばそうなんですが、
手紙のやり取りに見えない><
オリジナルはそのやり取りにも感情が現れててよかったのに、
こちらはほとんどタイムラグなくしゃべっているようです

あと、アレックスとケイトがそれぞれ抱える悩みや苦しみが、
オリジナルより時間をとって描いてるのに逆に軽くなっている気が
もうちょい描きようがなかったのかなあ



ま、オリジナルが良かった分余計に気になるんですが、
こっちを先に観ればフツーのほどよいラブストーリーですけどね

オススメ度(5点満点):★★★

映画大好き2008 その5「イルマーレ(オリジナル)」

2008年01月13日 | 映画大好きsince2005
頑張ってますよ、5本目です

「イルマーレ」
監  督:イ・ヒョンスン
CAST:チョン・ジヒョン/イ・ジョンジェ 他

海辺の家「イルマーレ」を舞台に、
1998年と2000年のそれぞれの住人が、
時間がねじれたような不思議な働きをするポストでの手紙のやり取りで、
時を越えた交流をすることによりお互いの傷を癒し、
そして惹かれあっていく物語です



ハリウッドでリメイクをされてましたね
サンドラとキアヌー・・・ちょっと濃いなあ^^;
そのオリジナルのこの韓国版は、
「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが
それよりも前に主演していた作品です
「猟奇的」を観た後でDVDをすぐ買ったんですが、
なかなか観ずに眠っていました
で、やっと観ましたよ

感想は、「これ、いい」ですね
爽やかな、それでいて切ない純愛です
チョン・ジヒョンは「猟奇」の時も可愛いと思ったけど、
この作品でも可愛いです~^^むしろこっちの方が



時間を超えた交流という設定なので、
(韓国のタイトルには「時越愛」とありました
ところどころ「あれ?」ってトコもありますし、
最後の方は「どう整理してオチつけるんだろう」とか、
いろいろツッコミどころはありますが、
そこは「無視」してほんわか観るのが正しいと思われます



しかし最近の韓流映画はなんとなくイマイチだけど、
この頃(2000年前後くらい?)のは、
地味だけどいい作品が多いですよね
もう一度韓流にはまりそうです^^;

その前にチャレンジでハリウッド版を観てみようかな^^;

オススメ度(5点満点):★★★★

映画大好き2008 その4「ブラッド」

2008年01月08日 | 映画大好きsince2005
ドンドンいきます!4本目です~

「ブラッド」
監  督:セバスチャン・グティエレス
CAST:ルーシー・リュー 他

吸血鬼たちに襲われ、自身も吸血鬼とされてしまった記者が、
その吸血鬼たちに復讐をしていく・・・
そんなストーリーなんですが、ありがちな設定ですねえ
一捻りを期待していましたが・・・

ま、ルーシー・リューの吸血鬼姿は結構キレイでしたよw
血を求める欲求に勝てない自分に悩む姿とか、
これ以上犠牲を増やさないために自分を殺してくれと頼む姿とか、
頑張ってますねえ



でもね、敵が弱すぎる・・・
ルーシーさんは確かに謎の人物にアドバイスをもらってるみたいだけど、
ただひたすらボウガン撃って簡単に敵を倒して行きます
ボスすら弱い、ルーシーさんはそれほど強くないのに><
ちょっとてこずるだけですもん

ま、ボスの吸血鬼が獲物を天井から吊るしてるシーンは、
ちょいホラーで気持ち悪くていいんですけどねえ^^;



なんとなく続編が出そうな雰囲気のラストだったので、
続編ではもっと捻りのあるストーリーを期待しますw

オススメ度(5点満点):★★

映画大好き2008 その3「サイドカーに犬」

2008年01月07日 | 映画大好きsince2005
やはりこの時期は調子がいいですw
ハイ、3本目www

「サイドカーに犬」
監  督:根岸吉太郎
CAST:竹内結子/松本花奈/古田新太 他

夏休みのある日、突然母親が家を出て行き、
代わりにやってきた父親の愛人ヨーコさん(竹内結子)
そのヨーコさんと内気な小学生の薫の、
不思議な交流を描いた作品です



これ、原作の小説(「猛スピードで母は」の中の短編)を
読んだことあるはずなんですが、内容は忘れてました^^;
ただ、ヨーコさんの印象だけは覚えてましたが、
その記憶に負けないだけの印象を、
竹内さんのヨーコさんは与えてくれましたね
それほどファンではないんだけど、
映画で観るとすごい存在感のあるいい女優さんですね

それからヨーコさんと薫の交流も、
懐かしい1980年代の風景とかと合わさって、
気持ちよく観ることが出来ました~
1980年代といえば私もちょうど子供時代なので、
父親が扱うクルマ(父は怪しい中古車販売をしているのです)とか、
その時代を映しているものが懐かしくて仕方なかったです^^
最近こういうのが多いのですが、歳ですかねえ

とにかくヨーコさんの存在感、そして少しの寂しさが良く出ている、
そんな作品でした~

オススメ度(5点満点):★★★

映画大好き2008 その2「アドレナリン」

2008年01月06日 | 映画大好きsince2005
勢いさえつけば・・・ってことで続けて2本目

「アドレナリン」
監  督:マーク・ネベルダイン
CAST:ジェイソン・ステイサム/エイミー・スマート 他

中国製の毒を打たれた殺し屋シェブ、
死なないためにはアドレナリンを出し続けなければならない・・・
そのため常に興奮状態でい続けつつ、
その毒を盛った敵に復讐を遂げるため、
彼は走り続ける・・・



大好きな俳優、ジェイソン・ステイサムが疾走する
ノンストップアクションです

アドレナリンが出てないと死んじゃうので(ステキな設定だw)、
クルマで猛スピードとか、暴力とか、マリファナとか、
いろいろ自らを興奮状態にしていますが、
極めつけは中華街の真ん中で彼女と・・・いやん
ホント、ノンストップですよ



映像も少し、いや結構変わった映し方をしてますし、
ストーリーのノンストップ状態と併せてめまぐるしいです

ただ、スピード感のあるアクションというよりは、
お馬鹿B級ハイテンションムービーですね^^;
まじめなジェイソンさんを期待してたら裏切られます

うーん、タイプ的には「スナッチ」がかなり近い感じですね^^
これが好きな私にはたまらんかったですけどね

そんなわけで、
とにかくジェイソン・ステイサムが好きな方、
B級ムービーが好きな方、
そんな方にはオススメ、かもです^^;


ジェイソンさん、カッケーなあ

オススメ度(5点満点):★★★★☆

映画大好き2008 その1「しゃべれども しゃべれども」

2008年01月05日 | 映画大好きsince2005
性懲りもなく今年も目指します、年間100本
いつも春先までは順調なんですけどねえ^^;
今年は月に1本くらいはスクリーンで観たいですねえ

で、めでたい正月1本目は何にしようか迷いましたが、
やはり邦画から観始めることにしました~



「しゃべれども しゃべれども」
監  督:平山秀幸
CAST:国分太一/香里奈/森永悠希/松重豊/伊藤四郎 他

ひょんなことから「しゃべり方教室」を始めることになった、
伸び悩やむ若手落語家と、その教室に通う
「会話が苦手な無表情美人」
「小学校になじめない関西弁の少年」
「解説が下手な元プロ野球選手」
のやりとりが柔らかく描かれています



落語に詳しい人にはどう映っているのか分かりませんが、
あまり詳しくない私にはちょうどイイ感じで、
一生懸命しゃべる国分くんに好感がもてました
あれだけ覚えるのって大変ですよね

ストーリー自体は個々の人物をあまり深く掘り下げず、
さらっと流すような感じですが、
かえってさっぱりとした江戸っ子風な雰囲気が活きているような

一番スゴイって思ったのは、国分くんの落語ではなく、
子役の森永くん(村林役)の関西版「饅頭怖い」ですw
このコは今は亡き桂枝雀師匠のビデオを観て覚えるのですが、
その発表会の落語、ところどころに枝雀テイストが
私は関西ですのでそーゆーところがグっときましたね~

というわけで、今年最初の1本は当たりでした~

オススメ度(5点満点):★★★★☆