てなもんや日記

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映画大好き2011 その58「最後の忠臣蔵」

2011年06月25日 | 映画大好きsince2005
これも6月に観て忘れてました^^;

最後の忠臣蔵
監  督:杉田成道
CAST:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ 他

赤穂浪士の討ち入りから16年・・・
四十七士の中にあってただ一人、切腹することなく生き延びた寺坂吉右衛門は、
大石内蔵助より生き証人として討ち入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよとの使命を受けていた・・・
遺族を捜して全国を渡り歩き、その旅も終わりを迎えようとしていた時、
彼は討ち入りの前夜に突如逃亡したかつての友、瀬尾孫左衛門と出会う



16年前のことを問いただす寺坂に決して真相を語ろうとしない孫左衛門
しかし彼にも裏切り者の汚名に耐えてでも生き延びなければならないある使命があった・・・

時代劇にハマっている私ですが、この作品はイイ
忠臣蔵というとどうしても討ち入りまでの過程や、
さあ討ち入りってところが描かれていて、既に定番になっているのでそれはそれでいいんですけど、
こういうサイドストーリー的なのもすごくいいですね^^



二人に与えられた討ち入りの47人とは違ったお役目、「生きる」という役目、
その使命を果たさねばという思いと、「生き残ってしまった」という負い目の狭間で苦悩する男たちを、
役所さんと佐藤さんがさすがの演技で描いてくれています^^



お役目を果たし終えた孫左衛門がとった最後の行動・・・
寂しく悲しくも感動的でしたね

しかし「13人の刺客」といい「最後の忠臣蔵」といい、
役所さんの演技が素晴らしすぎますね
この調子でバンバン素晴らしい作品を送り出して欲しいものです^^


オススメ度(5点満点):★★★★

映画大好き2011 その57「プリンセストヨトミ」

2011年06月19日 | 映画大好きsince2005
一ヶ月もほったらかしにしてしまいましたTT
さや侍に続いて2週連続で観ていたんですけどね

プリンセストヨトミ
監  督:鈴木雅之
CAST:堤真一/中井貴一/綾瀬はるか/岡田将生 他

国の予算が正しく使われているかを調べる独立した組織、会計検査院



その調査官たち、超エリートにして「鬼の松平」の異名を持つリーダー松平元、
その部下で、普段は脳天気ながら時々驚くべき勘を発揮する「ミラクル鳥居」こと鳥居忠子、
クールな日仏ハーフの新人エリート、旭ゲンズブールの3人が調査のために訪れた大阪・・・
順調に検査を終えていた彼らは、空堀商店街にある財団法人「OJO(大阪城趾整備機構)」の調査を行うが、
そこも何の問題もなく簡単に終了するかに思われたが・・・
そこには壮大な大阪の秘密が隠されていた・・・



原作者の万城目学さんの作品はすべて読んでいて大好きなんですよね^^
この作品を観る前にも新作の「偉大なるしゅららぼん」を読んだばかりでしたし、
「プリトヨ」も観る前には原作を読み返しました

ただ、私が観る一週間前に職場の映画仲間がプリトヨ観てきたんですけど、
かなり酷評だったので、
(綾瀬はるかの胸が揺れてるだけだの、映画として成立していないだの・・・
不安になりつついつものレイトショーで観てきました^^;

そんな原作ファンが観たプリトヨ・・・まあまあかなあ^^;



キャスティングは、ミラクル鳥居とゲーンズブールの性別が入れ替わっていましたが、
鳥居役は綾瀬はるかしかないな、と思えるほどGOODな変更だったと思いますね
あの天然ぶりを醸し出せる男優さんはあまりいませんしね^^;
ゲーンズブールの岡田くんはフツーでした^^;

ストーリーも、私は原作がどう描かれているかを追うような観かたになっていましたが、
概ね、ええんちゃう?って思いましたけどね
大体、原作自体が突拍子もないものですからね^^;

けど、惜しいというか、分かってないなあって思った点が、
どうしても「大阪全停止」を前面に持ってきすぎですよね^^;
原作では全停止というより、「大阪の男たち大集合」っていうところ、
秘密を共有しあう大阪の男たちが決意をもって続々と集まっていく過程が熱かったんですけど、
映画ではあっという間に大阪府庁前に男たちが集まっていて拍子抜けです・・・
しかもすっからかんになった大阪の街をこれでもかって映してますけど、
「女の人おるしそりゃないわ」って
大阪の男たちに引き継がれてきた大きな秘密というテーマも大事ですが、
それ以上に男たちの連帯感的なものが重要だったと思うんですけどね^^;

ま、まずまず雰囲気は出せてたし、頑張っているとも思いますし、
何よりわが大阪が取り上げられるのはよいことですね
いつかTVでやるでしょうから、その時に大阪を楽しんでもらいたいですねwww


オススメ度(5点満点):★★★

映画大好き2011 その56「さや侍」

2011年06月12日 | 映画大好きsince2005
やっとリアルに追いつきました^^
先月は劇場に行けなかったので、今月は何度か行きたいですね^^
とにかく「さや侍」初日のレイトショーへ行ってきましたよw

さや侍
監  督:松本人志
CAST:野見隆明/熊田聖亜/板尾創路 他

あることがきっかけで刀を捨て、さやだけを持つようになった武士、野見勘十郎
彼は一人娘のたえを連れ、脱藩し追われる身となっていたがついに追っ手に捕らえられ、殿様の前に差し出される



ところが、変わり者の殿様が彼に処した刑は「三十日の業」・・・
それは、母を亡くして以来、笑顔をなくした若君を、一日一芸で30日の間に笑わせられたら無罪放免、
できなければ切腹というものだが、これまで多くの罪人が挑戦したものの、誰一人成功していなかった
勘十郎もあの手この手で笑わせようと奮闘するが、まるで手応えなく、そんな無様な姿の彼に、
娘のたえ、そして見張り番の倉之助たちも一緒に芸を考え応援し始めるのだが・・・



松本人志監督第3弾ですね^^
これまでの「大日本人」「しんぼる」がなんだかコントの実験映像っぽかったのとは違い、
この「さや侍」についてはお得意の「笑い」は盛り込まれているものの、
時代劇をベースの親娘愛とかを描いている、と思われますw

とにかくちゃんと映画していてホッとしました
3つもよくわかんないのが続いちゃうと、松本監督ってビミョーかなって思うトコでした

30日の業のそれぞれの芸はしょーもないものばかりですが、(劇場内ではクスクスって笑いが・・・)
それを一所懸命にやる野見さんと、するどいツッコミの娘役の熊田聖亜ちゃんのやり取りが楽しいです^^
ここに親娘愛を感じますね^^まっちゃんに娘さんが生まれたのも大きいんでしょうね
また侍というか親の誇りのようなものもテーマに取り入れているのもいいですね^^



監督自身が取材とかでよく言ってますが、素人のおっちゃんの野見さんが、
どんどんいい表情をするのには感心しましたね^^
ラストなんか名優のようですよ、言いすぎですが^^;

というわけで、これは気になる人は観に行ってもいいんではないでしょうか?


オススメ度(5点満点):★★★★(野見さんと聖亜ちゃんで+1ですw)

映画大好き2011 その55「グリーンホーネット」

2011年06月11日 | 映画大好きsince2005
グリーンホーネット
監  督:ミシェル・ゴンドリー
CAST:セス・ローゲン/ジェイ・チョウ/キャメロン・ディアス 他

故ブルース・リーが出演し人気だったアクションドラマを、
アジアで人気のジェイ・チョウを持ってきて映画化した作品です^^

ロサンゼルスの有名新聞社の二代目ブリット・リードは厳格な父親の元でダメダメジュニアに・・・
しかしそんな父親が急死し新社長になることに・・・
初めはやる気も起こさなかった社長業だったが、父の運転手だったカトーと出会い意気投合!
カンフーの達人で天才発明家のカトーが作るハイテクカーに乗り込み、



ダークヒーロー「グリーンホーネット」としてギャングを壊滅、
そのことを新聞一面に掲載しいい気になっていたのだが・・・


何となく期待して観たアクション映画でしたが、まずまずでしたね^^
でも主人公がこれほどダメダメだとは思いませんでした・・・イライラする^^;



けど、ジェイ・チョウ演じるカトーと、ハイテク武装カーがカッコよくて、楽しんで観れました

映像も、いろいろ凝ったエフェクト満載で、観ていて楽しかったですね^^
悪党がグリーンホーネット抹殺を広げていくシーンのコマ割りなんて新鮮でしたw



キャメロン・ディアスはオマケって感じですかね^^;
それとジェイ・チョウの相変わらずの青ヒゲが気になるかもw

ブルース・リーの旧作とは別物として気楽に楽しむのが正解のようです


オススメ度(5点満点):★★★

映画大好き2011 その54「神の子どもたちはみな踊る」

2011年06月03日 | 映画大好きsince2005
ここからようやく6月です^^;追いついてきました^^;

神の子どもたちはみな踊る
監  督:ロバート・ログヴァル
CAST:ジョアン・チェン/ジェイソン・リュウ 他

村上春樹の短編小説を、スウェーデン出身の監督が、
ロサンジェルスのコリアン・タウンを舞台に描いた「多国籍」感あふれる作品です^^;

信心深い母から「あなたは神の子なの」と言われて育った中国系の若者ケンゴ。
恋人にも神の子だから結婚できないと言い続ける彼は、
ある日、彼は本当の父親かもしれない男を見つけ、その後を追うのだが・・・



これ、もちろん村上作品が原作だから観ましたし、原作もよく知っているんですけど、
舞台がアメリカでコリアンタウンで、演じるのもアジア系って、
まったく原作とかけ離れてくれるならまだしも、ビミョーなアレンジ(?)で、
よりワケのわからない雰囲気の作品となっちゃってます^^;
海外では村上作品のイメージはこういうごった煮アジア系なんでしょうかね?



そういう舞台設定もあって、元々ちょっと不思議なストーリーが、
もっと不可思議なものになってよく分からなかったですね^^;
どこに魅力があるのか・・・分かりませんでした

村上作品の映画といえば、そろそろ「ノルウェイの森」がレンタル開始になりますが、
アレも外国人監督・・・ちょっと不安になってきました^^;


オススメ度(5点満点):★★