パンサー・スタミナのスカイリム ～その１～

気がついたら馬車で運ばれてた。
そういうことってよくありますよね。



今、霧の中をゴトゴトと運ばれているところです。
いったい、この馬車はどこへ向かっているのかしら。
乗っているのは他にも3名。



いやー、こういう乗合馬車っていいよね。
たまたま同席した人たちと語り合ったりして、
とても情緒があるよね。
でも、乗ってる人が皆、



死んだ魚のような目をしているけどね。

おっ、さっそく何か見えてきたよ。
皆、テンション上げてこーぜ！



ほうほう、なかなか静かないい村じゃないか。



山々に囲まれた自然と同居する村だね。
温泉とかあるんじゃね？



お前ら、いい加減、その死んだ魚のような目はやめなさい。



馬車から降りて整列させられます。
ひょっとしてなにかのツアーだったのか？



この人たちはツアコンですか？
なんてことを言ってると、広場でなにかイベントがあるようです。
さっそく行ってみましょう。



ん？



え？



いや……ちょ……おま……



ぎゃああああああああああああああっ！

しょっぱならか超展開！
SPシャードですか、ここは！

なんとここは帝国軍の処刑場。
馬車は帝国軍の反乱分子を捕らえ、この処刑場に運んできていたのだ。
てことは、私はその反乱分子という、ていで？



処刑人：「次！そこの金タイツ！！」



あれ？今、なにか黒い巨大な影が……
いやいやいや、それどころじゃない。
うわあああああっ！第1話から、いきなり死ぬぅぅぅぅ！！

処刑人が斧を振り上げると同時に、巨大な何かが現われたのだ。



ぎゃああああああああああっ
２つの意味でぎゃああああああああっ！！

なんか来たぁぁぁぁ！！！

つづく……