おぶりびょん(その28) ~アフロ、怒りの鉄拳編~

2009年02月01日 | おぶりびょん
結局、ディーサンの説得によりアフロは大人しく魔術師ギルドに泊まる事にした。



おはよう!

さて、今日はファルカーの野郎の命日になるだろう。
イナカブレードを手にアフロは一階へと降りていった。


ディーサン!その顔はどうした!?
それは驚いている顔なのか、なんとなくこっちが食われそうな顔だぞ。
まぁ、いいや。ところでファルカーはどこ?
今日こそはヤツを仕留めるよ。イナカブレードも持ってきたしな。
え?ファルカーは戻ってこない?

なんで!?


え?アフロが井戸に潜っている間に……


ディーサンは今日までのファルカーの姿勢に耐えかねており、
彼と対峙していたというのだ。
なんで昨日、言ってくれなかったのさ!


ディーサンはこれまでのファルカーに彼の新人いびりについて評議会に報告すると、
そしてその証拠となるものをアフロが見つけてくるだろうと迫ったのだ。
すると、



ファルカー、逆ギレして逃亡。

なんてことだ!
愛馬、マボレルよ。来い!
ヤツを追うぞ。

すると、ディーサンは私を止めた。
なぜだ?
やつを生かしておいたら、ヴィド君は浮かばれないぞ!


ディーサンは言った。
まだファルカーには秘密があるはずだと言った。
そして彼の部屋を調べるようにアフロに依頼したのである。
彼女の勘が正しければ彼の部屋には重大な秘密が隠されており、
それが彼に止めを刺す最良の手段だというのだ。

よし、さっそく調べてみよう。
スケルトンキーがあれば、奴の部屋など……
カチリ……

ファルカーの机を調べると



ブラックソウルジェム?
という黒い石を発見したのだ。なんだこれ?
ディーサンのところに持っていってみよう。


黒い石を見たディーサンはとても驚いていた。

なんでもこのブラックソウルジェムというのは人間の魂を封じ込め、
強力な魔力を生み出す石であり、
この石の存在は魔術師界のタブーと言われている危険なものだそうだ。
ディーサンは言った。
ひょっとしてヴィド君が死んだのは事故ではなく、
ファルカーは初めから彼を殺そうとしていたのかもしれない。
それがこの石の存在をヴィド君が知ってしまったからなのか、
それとも人の魂を封じ込めるこの石の実験にヴィド君は……。



ディーサンはこのことを評議会に報告すると言う、
ブラックソウルジェムというタブーに触れてしまったファルカーは、
生涯、評議会に追われる身となったわけだ。
奴にはお似合いの最期かもしれないな。

こうしてシェイデンハルの魔術師ギルドに平和が訪れた……。

おわり。





追記:
今回のネタは載せようかどうしようかはかなり迷いました。
かなりダークな話なので、あまりおもしろくもできないし^^;
でも、こういった悪く言えばドロドロした世界観、
良く言えば奇麗事だけで飾られた物語ではないところが、
オブリビオンの魅力なんだと思う。
コメント
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