最近の研究。イギリス軍将校の証言によるとフランス軍が攻撃を開始したとき、砲兵はまだ布陣を終えていなかった。どうやら「地面が乾くのを待っていた」というのは事実ではないらしい。
ナポレオンは砲兵の到着を待ちきれず、攻撃の命令をくだした。フランス軍将校の証言によると第1軍団(フランス軍右翼)が敵陣への突撃をはじめたのは午前11時。そのとき右手からプロイセン軍が接近するのが見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7d/6d2b112568025cef995892221e20fa57.jpg?1614963398)
これらの証言をあわせると、ナポレオンはプロイセン軍が接近してくるのが分かっていて、タイミングを遅らせることなく、いまいる手勢だけで攻撃を開始したということになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/7d/6d2b112568025cef995892221e20fa57.jpg?1614963398)
アウステルリッツのときと同じだ。皇帝は「耄碌」なんかしてない。
出典と根拠史料。
出典と根拠史料。
http://www.asahi-net.or.jp/~uq9h-mzgc/g_armee/index.html