いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

地味で貴重な貢献に感謝

2011-02-07 00:38:56 | Weblog
2月4日にこちらに来てから、ずーと曇り、たまに雨という感じで
以上に涼しい天候が続いています。

今日まで3日間太陽の光が全くないのです。
赤道の真下の国でこの天候は雨期にしても異常だと思います。

そんな中、NECフィールディングが5年間継続してくれている
フィールディングの森づくり体験ツアーの下見でムラワルマン大学の演習林
の現場に行ってきました。

雨が続いているために森の中は滑りやすく、普段よりも湿度が高く
しっとりとしていました。
滑りやす森林の中を歩いて15分ほどで昨年までに植えた場所につきました。
植えていただいた木々は確実に成長はしていました。

二次林として雑木や灌木が生えている林の中に将来、主木に育つフタバガキ科
の樹種を植林=樹下植林していただいています。

何も樹木や草のない場所に植林して、植林木の成長を見守るのと違って、
成長が遅くて、成長を楽しみに見守るという楽しみはあまり期待できません。

しかし、こんな地味な活動が本当の熱帯雨林を再生してゆくためには不可欠です。
伐採で主木に育つ樹種がなくなってしまった熱帯雨林は、時間がたっても
本来の5層になる森には育ちません。

親木がないので種子が落ちないし、熱帯雨林の主要樹種の種子は大きくて
遠くから風で運ばれることはありません。

自然に放置していても、二次林が10~15年で枯れて再生というサイクルを
繰り返すだけで、本来の森林にもどることは期待できません。

ですから、オランウータンのような動物に種子を運んでくれることを期待するか
わたしたち人間が植えて再生することしか解決できません。

そんな地味な活動を継続して実行していただいていることに改めて、心から感謝
の気持ちを持つことができました。

私たちが11年前に植林した主木メランティーは12月に見てきたときに
驚くほどに大きく育っていて感動しました。

植林を始めた時から、大切な仲間が何人かこの世を去っていますが、
地味な活動を世代を超えて、継続してやる以外に持続可能な自然と調和する
社会は維持できないと思っています。

より多くの人たちが、地味で大切な活動に目を向けてくれることを願っています。

■人類だれでもできる究極の温暖化対策・世界平和は?
世界平和の森づくり

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