いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

どうしたら、空が買えるというのだろう?

2012-03-22 17:40:28 | Weblog
3月24日に鹿児島県の大崎町で
第一回の大崎国際協力フォーラムが開催されます。

主催は鹿児島大学大崎活性化センターです。
表題のテーマに副題として~なぜ国際協力か~がついています。

日本だけではなく、世界中が大変化の時代の中にあって、
揺らいでいます。

地域社会の将来を考える時どこの視点をおいて考えればいいのか
という共通の方向性を見いだすための初めてのフォーラムです。

NPOアジア植林友好協会www.agfn.org
活動の一環の「バリの植林祭」への協力を
鹿児島大学大学院の小原幸三先生に参加頂いたご縁で
このフォーラムに参加させていただくことになりました。

基調講演として、次世代の持続可能な社会のために
~なぜ国際協力が必要なのか?~というテーマを頂きました。

日本も世界的にも先行き不透明な現代社会のなかで、
そもそも次世代を担う子供たちのために、
いま私たちは何を成すべきか?

私たちはどのような地球と、
どのような価値観を子供たちに残したいのか?
ということと繋がります。

私たち人類は、健康で文化的な生活ができ、
世界が平和な社会を求めて生きています。

その根本の条件は、①新鮮な空気を吸える環境、
         ②清らかでおいしく感じる水
         ③汚染されていない健全な食料
         ④地球環境を汚染し続けないエネルギー

この基礎的な空気と水と食料とエネルギーが安定的に持続して
得られる社会づくりが必要です。

だれでも何も意識しないで呼吸をしていますが、いったん空気の
供給が止まってしまうと7~8分で、みんな死んでしまいます。

からだの60~70%を占めている水が3日なければ、
これも生命維持にかかわります。

食料は30日なくてもいいそうですが、それでも元気に生き、
活動するためには、安定的に、持続的に供給される必要があります。

人間が人間の行動能力を超えたり、生活環境をよりよくするために
エネルギーも不可欠です。

他にも色々な必要なものはありますが、ここにあげた4つの
必要不可欠なものが、わたしたち現代の人間活動により、

汚染され、減少し、わたしたち人間の日常の活動により排出された
廃熱や廃棄物を処理してくれる自然の復元力も損なわれています。

この現実をしっかりと認識しないことには、
持続可能な社会は見えてきません。

根本的に人類共通の課題としてとらえて、国や地域の違いを
超えて協力、連帯しない限り解決できない問題です。

アメリカ大陸に侵入してきたヨロッパの人々との戦いに負け、
インデアンが割譲をするときに最後のインデアンの大酋長シアトル
がいったメッセージのなかに、素晴らしい一節があります

「ワシントンの大首長が
 土地を買いたいといってきた
 
 どうしたら 空が買えるというのだろう?
 そして 大地を。
 
 わたしには わからない。
 風の匂いや 水のきらめきを
 
 あなたはいったい
 どうやって買おうというのだろ?」

人類が地球上で生きてゆくために必要不可欠な自然の恵みは
地球規模の境目のないものです。

今日の課題は、地球規模に拡大した人類活動により起こっている問題に、
個人や地域や国家が「地球住民として発想ができない」ところに
問題を解決できない原因があります。

いまを生きて、未来につなぐのは、あなたの役目です。

若い人は自分たちの未来のために、年配者は次世代の子供たちの
ために、地球に感謝の植林に参加していただくことを願っています。

■万人の願い世界平和と健康な生活のために?世界平和の森づくり
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