いきいき

自分の人生 いきいき と送りたいという願いを込めたタイトル

気づき

2010-03-09 19:15:33 | Weblog
先日は倫理法人会のある支部のモーニングセミナーで
地球温暖化について~目からウロコの地球温暖化~

今日よりより良い明日のために植林をしよう!
というようなタイトルで話しをさせて頂きました。

自分がインドネシアの熱帯雨林の伐採に携わった事、
現場で遭遇したオランウータンの親子のなんとも
いえない眼差しが脳裏に焼き付いている事

彼らは、
日本からこんなに暑いところにやってきて、天然の
大きな木を伐採して、俺たちの棲家を奪っている。

毎日毎日大型のトレーラーで大量の木材を運び出して
日本に輸出している私たちの仕事に対して、

何かやっているんだろう?と問いかけ、戸惑っている
ようだったことから話しをさせて頂きました。

大学を卒業して就職した会社の新入社員研修で教えられて
感動した事は

銅山の開発で山の木々を切り、銅の精錬の煙の公害で
山の緑を枯らしてしまった事を反省して、国土に報いる

ために植林を始めた(報国土精神)のがその会社の始まりだと
教えられました。

先人の事業に対する偉大な道徳観、倫理観にふれた事です。

そんな会社で仕事をする中で、5年目にインドネシアの熱帯雨林
の真っ只中で仕事をする事になりました。

樹高が60~70m、直径が1~2mもある巨木を
どんどん伐採して、日本に輸出する仕事に携わりました。

日常の生活から仕事の内容まで、何から何まで、すべてがはじめての
経験で、ただひたすら必死の思い一生懸命取り組みました。

ただひたすら社命に従ってたくさんの木材を効率よく切り出して
日本に送る事に専念をしました。

そんな中で環境破壊やオランウータンの事、生物多様性の喪失など
考える余裕がありませんでした。

ある日伐採現場の巡視のためにジープで通りかかったとき、
路側の倒木の上に親子でたたずむオランウータンに生まれて
はじめて遭遇しました。

「お前は何で俺たちの棲家の森にやってきて、山を荒らしているんだい?」

と問いかけられているようななんとも言えない気持ちになりました。
彼らはせめている風でなく、人間の愚かさをあきれられているように
感じました。

木を切って、森林を破壊するだけの仕事は、
先人の素晴らしい教えとかけ離れている。
という思いがこのときに芽生えました。

木を切ったら植林するのはあたりまえなのに、日本の企業は
お金を払って天然の森から木材を収奪するだけの行為は

賢い人間のやるべき行為ではなかったとつくづく感じています。
オランウータンから頂いた気付き、

もしかしたらオランウータンからの伝言を現場を経験して無い
多くの皆さんに伝えるのが今の自分は役目だと

考えて話しをさせて頂いています。
「地球の肺」といわれる熱帯雨林ですが、地理的に遠くて

外国のことだからと理解されにくいのです。
しかし、人類やあらゆる生物にとってかけがえの無い呼吸のもと「肺」

見えないからやらなくていいということではない事を
伝えて、日本人の優れた伝統的な良心を呼び起こし、
次世代に伝えて行きたいと願っています。
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世界平和の森づくり

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