俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句426・余生(時間)1・德留末雄1・2019-04-07(日)
○「生涯に余生などなし春田打つ」(德留末雄1)
○季語(春田打・晩春)(→「峠越えれば」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:春田を打ちながら、「生涯」という時間を気概をこめて「再発見」した句です。いつか突然に終わる「生涯」という時間に、「余生」などというのんびりした時間などないのです。
●德留末雄(とくどめすえお)
○好きな一句「断崖に野火を追ひつめ島暮るる」2
○季語(野火・初春)(「俳句界201303別冊・平成名句大鑑」より引用)
【Profile】:1929年鹿児島県出身。「ざぼん」主宰。「橡」同人。鹿児島県俳人協会評議員。