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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句428・底(空間)9・籾山梓月1・2019-04-21(日)

2019-04-21 04:56:00 | 次元俳句

●次元俳句428・底(空間)9・籾山梓月1・2019-04-21(日)
○「壺焼や壺の底なる浪の音」(『冬扇』1954)(籾山梓月1)
○季語(壺焼・三春)(→「週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:栄螺の壺焼。貝殻のまま網焼きにする。炭火が栄螺の底を焦し、ほどなく蓋を揺らして「浪の音」が聴こえはじめる。

 

●籾山梓月(もみやましげつ)(1878~1958)
○好きな一句「春雨や白粉にさす傘の色」(『冬扇』1954)2
○季語(春雨・三春)(引用同上)

【Profile】:東京府日本橋区呉服町生まれ。俳書堂・籾山書店の経営者であり、俳句総合雑誌の草分け『俳諧雑誌』の創刊、主宰者。寶晋齋其角堂機一に俳諧を学び、以後→高浜虚子、→正岡子規と師を変えて、広く俳諧の世界に通じた。

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