俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句428・オノマトペ59・依光陽子1・2019-04-24(水)
○「通りの音がらんぽつんと春炬燵」(依光陽子1)
○季語(春炬燵・三春)(「俳句四季201603」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:複合オノマトペというべき「がらんぽつんと」。「がらんと」は「通りの音」へ、「ぽつんと」は「春炬燵」へかかる。ひとり春炬燵にあたりながら、人気のない窓の外の通りを見ているのだろうか。
●依光陽子(よりみつようこ)
○好きな一句「木の虚に似たる口もて春の人」2
○季語(春・三春)※虚(うろ)(空・洞):内部が空になっているところ。うつろ。ほら。空洞。
【Profile】:1954年、千葉県出身。→斎藤夏風に師事。屋根新人賞受賞。「クンツァイト(依光正樹主宰)」、「Ku+」、「屋根」所属。「朗朗」にて平成10年第44回角川俳句賞受賞受賞。