俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句426・温感14・池田澄子4・2019-04-08(月)
○「虚子の忌の皿あたためているところ」(→池田澄子4)
○季語(虚子忌・晩春)(「俳句201410」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この俳句の時制は現在進行形。ちょうど今行動中の「適時」である。口語形式の表現。季語は「虚子忌(1959.4.8)」。そして「五感」の温感である。
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■Pickup「春の温感俳句」6句
01「包帯のぬくさに似たる花の中」(大木あまり)(『火のいろに』1985)(花・晩春)
02「人の世は待つこと多し水ぬるむ」(梶山千鶴子)(『梶山千鶴子集』1992)(水温む・仲春)
03「地下室へ闇なまぬるし虐殺忌 」(淵脇護)(『鶴の天』2012)(虐殺忌・初春)
04「春一番身のあたたかき寝入ばな」(脇村禎徳)(「俳句研究」1987.6)(春一番・仲春)
05「ぬるみたる水押し分けて接岸す」(岸本葉子)(「俳句」2014.6)(水ぬるむ・仲春)
06「虚子の忌の皿あたためているところ」(池田澄子)(「俳句」2014.10)(虚子忌・晩春)