軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

Togawa Legend 3 / 戸川純

2018-12-31 02:00:00 | 音楽
DISC3 
01.マスタード/ハルメンズ
02.月世界旅行/アポジー&ペリジー
03.真空キッス/アポジー&ペリジー
04.フィギュア&グラウンド/のいづんずり
05.G(家畜海峡)/戸川純
06.聖なる泉~モスラの旅立ち/井上誠
07.神聖ムウ帝国亡国歌/井上誠
08.おおブレネリ/巻上公一
09.リズム運動/泉水敏郎
10.ラジャ・マハラジャー/戸川純
11.蘇州夜曲/戸川純
12.降誕節/戸川純
13.The homage for Jean-Luc Godard movement #3/戸川純
14.リボンの騎士/仙波清彦とはにわオールスターズ
15.二人のことば/戸川純
16.朝の流れ星/LION MERRY
17.スキスキ大スキ/梵鉾(bom'boco)
18.鈴木建設社歌 /OST
19.ローハイド -TVドラマ「ローハイド」より-/戸川純
20.彼が殴るの/トリコミ
21.骨/ビル+戸川純
22.Femme Fatale/戸川純

1:『ハルメンズの20世紀』より。これが、戸川さんがレコーディングした最初の音源でしょ。
2,3:シングル。
4:『抱擁』より。知る人ぞ知るカルト・バンド!ホーホーホラホーホイ!歌ってます!
5:『GGPG』より。「家畜海峡」の原形。戸川 meets OTO(fromじゃがたら)。
6:『ゴジラ伝説』より。
7:『ゴジラ伝説Ⅱ』より。巻上公一とのデュエット!
8:『民族の祭典』より。こちらも巻上公一とのデュエット!バックはヒカシュー。
9:『LIFE STYLE』より。
10:『NHKみんなのうた』より。バックは、吉川洋一郎。
11:テレビ・ドラマ『刑事ヨロシク』より。
12:『WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS』より。賛美歌ですね。
13:『20th Jun Togawa』リイシュー版特典CDより。meets ホッピー神山。
14:『イン・コンサート』より。
15:『失われたボールを求めて-寺山修司トリビュート-』より。カルメン・マキのカヴァー。
16:『ドン・キホーテの従者』より。ライオン・メリィとデュエット!
17:『ラップたらちね』より。「好き好き大好き」と同名異曲。
18:映画『釣りバカ日誌』より。おもいっきし、映画で合唱してる部分を初CD化!
19:『すべての犬は天国へ行く』より。テレビ西部劇の主題歌のカヴァー。
20:『彼が殴るの』より。
21:『HAVE A NICE DIE!-ハイテクノロジー・スーサイド・トリビュート-』より。
22:『TRA 5 SUMMER 1984』より。比賀江隆男のアコギでヴェルヴェッツのカヴァー。

さあさあDisk3の登場です。当然のごとく ☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆8つでも足りないぐらいと思いますが、まあベスト作品と言うことで少し控えめでしょうか。実に様々な音源が納められていますが、純ちゃんのスタイルは不変、一点の迷いもなく我が道を貫いているのが狂気。 

1曲目 荘厳なオルゴールの様な演奏をバックに戸川純の特徴のあるボイスが詰まっています。58秒。
2曲目 当然シングル盤持っています、最高の癒しの名曲!!あああっっ、憂いのある儚げで危ういボーカル、良いなぁっっ・・一緒に歌ってしまう。ニッカのCMの曲だった記憶が、戸川純&三宅裕司、ある意味色物扱いですが、こんな素晴らしい曲ができるなんて、戸川純って最高ですね。
3曲目 テクノ・ポップで特に捻りのない曲なのですが、なんと言っても辿々しい不安定な純ちゃんの存在感は唯一無二。テクノの明るさと純ちゃんのアンダーグラウンド感の対比が素晴らしいと感じるのは私だけでしょうか。
4曲目  関西のアヴァンギャルド・ポップバンド「のいづんずり」の「抱擁」と言うアルバムに収められていた曲です。安っぽい空間に強烈な打ち込み系リズムが支配する民謡風アヴァンポップ。純ちゃんは終始「ほーほらほいほい」とコーラスっています。
5曲目 大陸風タユタユとした演奏と、中華風共産系ボーカル。短い。
6曲目 「ゴジラVS戸川純」かと思いきや、ザ・ピーナッツのオマージュ。美しい南洋風のボーカルがゆったりと流れモスラが降臨します。異質な様で実は本質。
7曲目 引き続きゴジラ、これも南洋の原住民の女長の演説から、怪しい雰囲気の純ちゃんのボーカルが悠々と流れ、土着の禍々しい宗教の雰囲気をタップリと表現しています。
8曲目 イントロの禍々しい雰囲気は何なんだ。巻上公一とデュエットの「おおブレネリ」、ヒカシューもプログレ系バンドとして認識していた時もありますので、それにしてもアヴァンギャルド過ぎ。やばい人間が二人集まると・・・・
9曲目 打ち込み系テクノ、軽薄なTV主題歌みたい。「リズム運動」聴いたことあるはずですが、こんな雰囲気だったっけ。
10曲目 得意のインド、子供コーラスをバックに楽しげに歌います。当然NHKですので毒は漏れませんが、狂気は「まあ!」と言う一言に宿っています。
11曲目 イントロの語りは何?この手の中華風歌謡は十八番ですね。しかし短い・・・
12曲目 ボイスは中華風、そして唄は賛美歌、演奏はアンビエント、これでは天に召されない。冥界に漂う悪魔の歌声。退廃的で美しい
13曲目 ゴダールをインスパイアした現代映像音楽風な曲。狂気に充ち満ちた演奏と純ちゃんのつぶやく様なフランス語。
14曲目 元々の「リボンの騎士」も特徴のある曲ですが、仙波オーケストラのアレンジで新境地が開拓されるのか?中性的な印象は純ちゃんには無いし、インパクトは今一。
15曲目 飾り気のない純ちゃんの唄と語りが、しみじみと心に染み入ってきます。素朴で心安らかになる綺麗な曲ですね。
16曲目 ヤプーズのキーボード「ライオン・メリィ」とのデュオ。ほのぼのとした曲ですが特徴は無し。
17曲目 純ちゃんには同じタイトルの曲がありますが、色々な曲の断片が飛び回っている様な・・・混沌と退廃と狂気とポップの欠片がばらまかれた様な曲。彼女らしい。
18曲目 「釣り馬鹿日記」の何作か出ていましたね、個性丸出しで。
19曲目 何故ローハイド、ブルース・ブラザースの影響か。そんなこと無いか・・・・
20曲目 「トリコミ」と言う女性ユニットに参加した曲。終始珍しい低音ボイス、ある意味一番と戸川純らしからぬ曲。狂気が封印されています。
21曲目 デスコア?パンク系のデスメタル。吐き捨て絶叫ボイスでは誰が誰やら何が何やら・・・イメージとしては「鳥居みゆき」。そう言えば「非常階段」とのコラボアルバムもあったっけ。
22曲目 最後はアコギをバックにベルベットアンダーグラウンドで「宿命の女」、美しいボーカルが優しく響き渡ります。   が、ベルベットでニコですよ。

レア度は「☆8」以上、バラツキはある物の音的にも「☆6」かな。サブに回った数曲以外は戸川純の個性が光り輝いています。当然「キ印」の付く戸川純マニア涎ジュルジュルの御用達CD3でしたが、あなたは何回昇天しましたか。






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