DISC 1
1.締念プシガンガ/戸川純
2.昆虫軍/戸川純
3.隣りの印度人/戸川純
4.玉姫様/戸川純
5.蛹化の女/戸川純
6.怒濤の恋愛/戸川純
7.レーダーマン(ORIGINAL MIX)/戸川純
8.母子受精(ORIGINAL MIX)/戸川純
9.電車でGO/戸川純とヤプーズ
10.踊れない/戸川純とヤプーズ
11.眼球綺譚/戸川純ユニット
12.海ヤカラ/戸川純ユニット
13.極東慰安唱歌/戸川純ユニット
14.夢見る約束/戸川純ユニット
15.遅咲きガール(SINGLE MIX)/戸川純
16.好き好き大好き/戸川純
17.オーロラB/戸川純
18.恋のコリーダ/戸川純
19.さよならをおしえて(SINGLE VERSION)/戸川純
20.フリートーキング/戸川純とヤプーズ
21.パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ
22.工場見學/ゲルニカ
23.動力の姫/ゲルニカ
24.マロニエ讀本/ゲルニカ
「TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST&RARE 1979-2008」
早々にルールを破ります。ボリュームはこれ以上減らせません。おまけに最初に評価してしまいますが ☆☆☆☆☆☆☆ 神の領域に達しても余りある存在。ただし一般の方(堅気の人は)は近づかない方がよい作品です。
「蜷川実花」選曲のベスト盤と言うものも出ていましたが、数多あるベストの中でも1番はこの2008年にリリースされた作品です。戸川純チャンのセルフ・ベスト3枚組、日本のプログレッシャーにとっては女神として崇める存在ではないでしょうか、近年色々音源が再発・発掘されているようで、信者としては嬉しい限りです。この作品もセルフ・ベストと言うことで何回か発売されたベスト物とは一線を画します。特にDisk3の未発表群の凄さは筆舌に尽くし難し。
1曲目 オープニングを飾るのは私が一番好きな曲「締念プシガンガ」。大陸を思い浮かべるようなユッタリとしたリズムの上を美しいボーカルが朗々と響き渡る。ゲルニカに通じる全体に戦前の国防色のある雰囲気ですが、歌詞は血塗られています。はははっ・・・
2曲目 ファーストから、初期代表曲の一つですね。
3曲目 これもファーストから。無茶苦茶なテクノナンバー、インドに対する好奇心と偏見もタップリ。
4曲目 これもファースト、彼女の代表曲。この当時の戸川純の源氏名が「玉姫様」といった感じでしたが、アングラ臭がプンプンと漂っています。その臭いは今でも全く変わりません。少し土着的なリズムも彼女特有の感性から来るものでしょう。原点です。
5曲目 ヨハン・パッヘルベルのカノンに歌詞を付けた、ゆったりとした癒しのナンバー。パンクバージョンも存在します(21曲目)。ライブでは暴発しますね。
6曲目 強烈な名曲揃いのファーストの中では目立たない存在、うつろなキーボードと幻想的なボーカルが遠くでたなびきます。
7曲目 シングル「レイダーマン」のミックスバージョン。勢いは変わりませんがリズム隊が前面に浮き上がった感じでしょうか。余り好きな曲ではありませんでしたが、全力を維持し続けるのは大変なことなんだなぁ・・・と感じてしまいました。遊びが無い曲。
8曲目 健気な美少女パターンのボーカルが異様な歌詞を歌う、意外と裏名曲か。展開が少なく短いのが難点。
9曲目 最初はカセットで販売されていたライブ作品「裏玉姫」から、ライブではこの曲ぶち切れています。ランドセル担いで狂気が炸裂します。カセット何処にいったやら・・・・
10曲目 多重人格的なボーカルで狂気を吐き散らす名曲。前曲と共に聴いていると気分が晴れます(変態だ・・)。曲が終わった後の人格が変わった様な、冷静でシャイな感じの曲紹介が一番の狂気。それにしても・・カセット何処にいったやら・・
11曲目 タイトなリズム隊に抱きしめたくなる様な辿々しげな純ちゃんのボーカルがたなびきます。「赤い涙」と変態な曲名が無ければ普通の曲。
12曲目 沖縄民謡・・・なのでしょうが、何歌ってるのかサッパリサッパリです。有名な曲のようですが、歌詞の内容が謎に満ちている所が気に入ったのでしょうか。捻りは無し・・ですよね。純ちゃんの歌唱力が発揮されます。
13曲目 足踏みオルガンと少女が歌う唱歌風ボーカル、このパターンは少し中華味が加味されるのが特徴。
14曲目 タイトでダンサブルな打ち込み系リズム、このリズムの振幅は純ちゃん特有のもの。時代がかったキーボードとデジタル系のリズムの対比が秀逸。
15曲目 シングルで「東京の野蛮」だけに納められていた曲。勢いのある普通の歌謡曲風ですが、妄想と暴虐さと狂気が炸裂します。彼女の真骨頂の曲ですね。
16曲目 「好き好き大好き」のタイトル曲、久々に聴いて・・サビ以降の印象が強すぎてイントロでこの曲とは気が付きませんでした。素敵なジャケのLP何処に行ったやら・・・
17曲目 この振幅、ゆったりと踊りながら歌っている純ちゃんの姿が目に浮かびます。儚げなボーカル、一抹の不安が漂う歌詞、フィリップパトリニクス(フリッパトロニクス)が炸裂するギターも聞き所。名曲だ!!
18曲目 北朝鮮で流行りそうな曲?? 戦前の国体がチラチラと見え隠れします。歌詞の内容は殴打事件を冷徹さで解説・・・異様です。
19曲目 バブル時代のテレビドラマの主題歌の様なイントロ、フランスの歌手「フランソワーズ・アルディ」の曲。間奏の歌詞が無茶苦茶、狂気に充ち満ちています。曲は「あぶない刑事」が見え隠れ。
20曲目 ライブ音源・・・最初から憑依しまくっていて何を歌っているのか分かりません。ライブでは裏返り絶叫パターンが多い。
21曲目 「東京の野蛮」から、ライブで最高の評価?を得ている名曲のパンクバージョン。このバージョンは切れすぎているというか、息が切れているというか。このバージョンより「裏玉姫」の方が強烈です・・・カセット何処に行ったやら・・・
22曲目 ゲルニカ「改造への躍動」からですね、好き嫌いが分かれる所ですが、無機質なデジタル音源の上を禍々しさを纏った純ちゃんの少女ボイスが駆けめぐる。ううん・・・・ゲルニカは入ってこないなぁ、私の中には。
23曲目 少女ボイスは良いのですが、演奏が不気味すぎ。曲展開が激しすぎる所はプログレ的ではあるものの、腐敗した室内楽的なチェンバー風味は私の世界ではない。部分的に光る所があるものの、全体としては混沌としたゴミ箱。
24曲目 これはゲルニカながらシングルで出ていたものであり趣を異にする。弦楽器が奏でる室内楽的なシットリとした演奏の上を哀愁を帯びたボーカルがフワフワと漂う様に、心が締め付けられる様な曲なのですが、この完璧に作りあげられた世界が一番の狂気に感じてしまうのは何故なんでしょうか。
久々にドップリと聴きまくると、まずいですねぇ・・・せっかく更生したつもりが、戸川純の魔の世界に完全に飲み込まれてしまいました。
Disk1でこれでは先が思いやられる。
1.締念プシガンガ/戸川純
2.昆虫軍/戸川純
3.隣りの印度人/戸川純
4.玉姫様/戸川純
5.蛹化の女/戸川純
6.怒濤の恋愛/戸川純
7.レーダーマン(ORIGINAL MIX)/戸川純
8.母子受精(ORIGINAL MIX)/戸川純
9.電車でGO/戸川純とヤプーズ
10.踊れない/戸川純とヤプーズ
11.眼球綺譚/戸川純ユニット
12.海ヤカラ/戸川純ユニット
13.極東慰安唱歌/戸川純ユニット
14.夢見る約束/戸川純ユニット
15.遅咲きガール(SINGLE MIX)/戸川純
16.好き好き大好き/戸川純
17.オーロラB/戸川純
18.恋のコリーダ/戸川純
19.さよならをおしえて(SINGLE VERSION)/戸川純
20.フリートーキング/戸川純とヤプーズ
21.パンク蛹化の女/戸川純とヤプーズ
22.工場見學/ゲルニカ
23.動力の姫/ゲルニカ
24.マロニエ讀本/ゲルニカ
「TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST&RARE 1979-2008」
早々にルールを破ります。ボリュームはこれ以上減らせません。おまけに最初に評価してしまいますが ☆☆☆☆☆☆☆ 神の領域に達しても余りある存在。ただし一般の方(堅気の人は)は近づかない方がよい作品です。
「蜷川実花」選曲のベスト盤と言うものも出ていましたが、数多あるベストの中でも1番はこの2008年にリリースされた作品です。戸川純チャンのセルフ・ベスト3枚組、日本のプログレッシャーにとっては女神として崇める存在ではないでしょうか、近年色々音源が再発・発掘されているようで、信者としては嬉しい限りです。この作品もセルフ・ベストと言うことで何回か発売されたベスト物とは一線を画します。特にDisk3の未発表群の凄さは筆舌に尽くし難し。
1曲目 オープニングを飾るのは私が一番好きな曲「締念プシガンガ」。大陸を思い浮かべるようなユッタリとしたリズムの上を美しいボーカルが朗々と響き渡る。ゲルニカに通じる全体に戦前の国防色のある雰囲気ですが、歌詞は血塗られています。はははっ・・・
2曲目 ファーストから、初期代表曲の一つですね。
3曲目 これもファーストから。無茶苦茶なテクノナンバー、インドに対する好奇心と偏見もタップリ。
4曲目 これもファースト、彼女の代表曲。この当時の戸川純の源氏名が「玉姫様」といった感じでしたが、アングラ臭がプンプンと漂っています。その臭いは今でも全く変わりません。少し土着的なリズムも彼女特有の感性から来るものでしょう。原点です。
5曲目 ヨハン・パッヘルベルのカノンに歌詞を付けた、ゆったりとした癒しのナンバー。パンクバージョンも存在します(21曲目)。ライブでは暴発しますね。
6曲目 強烈な名曲揃いのファーストの中では目立たない存在、うつろなキーボードと幻想的なボーカルが遠くでたなびきます。
7曲目 シングル「レイダーマン」のミックスバージョン。勢いは変わりませんがリズム隊が前面に浮き上がった感じでしょうか。余り好きな曲ではありませんでしたが、全力を維持し続けるのは大変なことなんだなぁ・・・と感じてしまいました。遊びが無い曲。
8曲目 健気な美少女パターンのボーカルが異様な歌詞を歌う、意外と裏名曲か。展開が少なく短いのが難点。
9曲目 最初はカセットで販売されていたライブ作品「裏玉姫」から、ライブではこの曲ぶち切れています。ランドセル担いで狂気が炸裂します。カセット何処にいったやら・・・・
10曲目 多重人格的なボーカルで狂気を吐き散らす名曲。前曲と共に聴いていると気分が晴れます(変態だ・・)。曲が終わった後の人格が変わった様な、冷静でシャイな感じの曲紹介が一番の狂気。それにしても・・カセット何処にいったやら・・
11曲目 タイトなリズム隊に抱きしめたくなる様な辿々しげな純ちゃんのボーカルがたなびきます。「赤い涙」と変態な曲名が無ければ普通の曲。
12曲目 沖縄民謡・・・なのでしょうが、何歌ってるのかサッパリサッパリです。有名な曲のようですが、歌詞の内容が謎に満ちている所が気に入ったのでしょうか。捻りは無し・・ですよね。純ちゃんの歌唱力が発揮されます。
13曲目 足踏みオルガンと少女が歌う唱歌風ボーカル、このパターンは少し中華味が加味されるのが特徴。
14曲目 タイトでダンサブルな打ち込み系リズム、このリズムの振幅は純ちゃん特有のもの。時代がかったキーボードとデジタル系のリズムの対比が秀逸。
15曲目 シングルで「東京の野蛮」だけに納められていた曲。勢いのある普通の歌謡曲風ですが、妄想と暴虐さと狂気が炸裂します。彼女の真骨頂の曲ですね。
16曲目 「好き好き大好き」のタイトル曲、久々に聴いて・・サビ以降の印象が強すぎてイントロでこの曲とは気が付きませんでした。素敵なジャケのLP何処に行ったやら・・・
17曲目 この振幅、ゆったりと踊りながら歌っている純ちゃんの姿が目に浮かびます。儚げなボーカル、一抹の不安が漂う歌詞、フィリップパトリニクス(フリッパトロニクス)が炸裂するギターも聞き所。名曲だ!!
18曲目 北朝鮮で流行りそうな曲?? 戦前の国体がチラチラと見え隠れします。歌詞の内容は殴打事件を冷徹さで解説・・・異様です。
19曲目 バブル時代のテレビドラマの主題歌の様なイントロ、フランスの歌手「フランソワーズ・アルディ」の曲。間奏の歌詞が無茶苦茶、狂気に充ち満ちています。曲は「あぶない刑事」が見え隠れ。
20曲目 ライブ音源・・・最初から憑依しまくっていて何を歌っているのか分かりません。ライブでは裏返り絶叫パターンが多い。
21曲目 「東京の野蛮」から、ライブで最高の評価?を得ている名曲のパンクバージョン。このバージョンは切れすぎているというか、息が切れているというか。このバージョンより「裏玉姫」の方が強烈です・・・カセット何処に行ったやら・・・
22曲目 ゲルニカ「改造への躍動」からですね、好き嫌いが分かれる所ですが、無機質なデジタル音源の上を禍々しさを纏った純ちゃんの少女ボイスが駆けめぐる。ううん・・・・ゲルニカは入ってこないなぁ、私の中には。
23曲目 少女ボイスは良いのですが、演奏が不気味すぎ。曲展開が激しすぎる所はプログレ的ではあるものの、腐敗した室内楽的なチェンバー風味は私の世界ではない。部分的に光る所があるものの、全体としては混沌としたゴミ箱。
24曲目 これはゲルニカながらシングルで出ていたものであり趣を異にする。弦楽器が奏でる室内楽的なシットリとした演奏の上を哀愁を帯びたボーカルがフワフワと漂う様に、心が締め付けられる様な曲なのですが、この完璧に作りあげられた世界が一番の狂気に感じてしまうのは何故なんでしょうか。
久々にドップリと聴きまくると、まずいですねぇ・・・せっかく更生したつもりが、戸川純の魔の世界に完全に飲み込まれてしまいました。
Disk1でこれでは先が思いやられる。
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