軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

Skyline / Barock Project

2017-10-31 02:00:00 | 音楽
Giuseppe Franchellucci - Cello, Viola
Eric Ombelli - Drums, Percussion, Loops
Marco Mazzuoccolo - Electric Guitar
Luca Zabbini - Keyboards, Bass, Acoustic Guitar, Backing Vocals
Luca Pancaldi - Lead Vocals

1.Gold
2.Overture
3.Skyline
4.Roadkill
5.The Silence Of Our Wake
6.The Sound Of Dreams
7.Spinning Away
8.Tired
9.A Winter's Night
10.The Longest Sigh
2015

前回の「Coffee In Neukölln」を聴いて「おやおや!!」と慌てて次に聴いたのがこの作品、パワーアップしてるしプログレ臭も濃厚でプンプンだし・・・凄い新人が出てきた物だと。ネオプログレもその他、新たに湧いて出ている物にも特に感動もなく、懐古主義にドップリと浸かっていましたが(またはメタルに走る)、聞き逃したお宝が眠っているのかも知れません。なんて勝手なこと言っていますが、ボーダーレス・リスナーの道まっしぐらですので・・・・気に入ったものを聴く・・それだけですが。

3枚目の作品の感動をはるかに上回る、いかにも「プログレ的」な曲が目白押しの作品です。あの流れからこう(よりプログレ的に)来るとは思いませんでした。

イントロのコーラスワークが印象的でタイトなプログレ・ハードな1曲目、ド派手で硬質なメカニカルELPの2曲目、ジェスロ・タルが漂う3曲目のタイトルナンバー(Vittorio De Scalziが客演しているそうですが)。
しっとりとした雰囲気とメカニカルなリズム隊がタップリと聴かせる哀愁漂う5曲目、リリカルで感傷的な6曲目、前曲とは雰囲気を異にした(フリーキーな)禍々しさが漂う硬質なハードチューンの7曲目、弦楽器郡を駆使した室内楽的展開からドラマチックに盛り上げていく8曲目、天空を優しく漂う様な9曲目、シンプルに(これでも)まとめた最終曲。

懐の深さというか、力量の底が知れません。雰囲気だけを重視しているわけではなく演奏主体という点でも余裕がタップリと感じ取れます。

前作もそうでしたが、聴いていて全く飽きが来ません。捨て曲がなく全てが完璧に「聴かせる」様に作られている。全盛期のELP当たりに通じるコマーシャリズムも若干感じますが、それに反応するのは私の様なプログレおじさんだけでしょうか。

☆☆☆☆☆ 当然ですね、レベルが高すぎます。

作品と同様にジャケもプログレ的になってきましたねぇ・・・得体の知れない雰囲気がプンプンと漂っています。前作のジャケットと比べて同じバンドのジャケットとは思えませんね。





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