軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

Time Is The Enemy / Jonas Hellborg

2009-12-03 02:00:00 | 音楽
Jonas Hellborg : Bass
Shawn Lane : Guitar
Jeff Sipe : Drums

1.Heretics
2.Wherever You Walk
3.Space Time Continuum
4.Kings Letter
5.Barua a Soldani
6.Time Is the Enemy
1996

昨日の名品から少し遡った1997年に発表された1996年のライブ作品です。ジャケットを見る限りどう考えても何かのOSTかと思ってしまいますが、全く関係ないみたいですね。昨日ほどの壮絶さを味わわせてくれるのか期待したい所ですが、どうでしょうかねぇ・・・

1曲目 昨日の作品では凄いソロパートを披露してくれたナンバー、テーマは特に気にしない。さあソロパートはギターから、落ち着いた速度とライン、最初は抑え気味。最後に駆け上る様な高速フレーズを味わえます。続くベースは淡々と始まりチョッパーを繰り出しますが、今一登り詰めない。この日は皆さん切れない様ですね。ドラムパートに至っては・・・中半端の極み。
2曲目 重低音のベースにタイトなドラム。テーマは何となくギターが漂うのみ。チョッパーベースの音圧と、時折聞こえるピックアップの呻きの様な音に凄みを感じ取れる。ギターパートも何とか後半華麗に超速で飛び回り、ようやく壮絶感が出てきました・・・・と言っていたらベースのパートに。特にこのパートは感想はなし。再びギターパートと、最初はユラユラと後半はかなりの超速フレーズも。最後にブルースナンバーに変貌します。
3曲目 ベースの不協和音にドラムのざわめき。混沌としたイントロから不穏なラインをベースが演奏しテーマに。何処までテーマか良く分からないギターのざわめき、儚げにハラハラと飛び回るギターが音色を変え勢いを増す。一転した後のベースパートはやたら重そうなチョッパー、すぐにギターが合流して切れ切れ寸前のテンションの演奏を披露。そして最後はチョッパーのソロパート、後半の盛り上がりはまあまあかな。
4曲目 野太いベースにタイトなドラムって、いつものパターン。テーマはベースがラインを遊んでいる位で・・・もうギターパートなのか?? この日は超速ギターはお休みの日なのかな、無難なフレーズ(この人にしてはと言う意味で・・・)を淡々とこなしている印象があります。とか言って安心していたらこの曲後半は意外と凄い。
5曲目 ゆったり感のある、それでも半端ではないチョッパーベース、イントロは其処にしか耳が行かない。すぐにギターパート、この人にしてはまあまあ、これでも普通の演奏。ベースパートもチョッパーを繰り出していますが、今一乗りが悪い。後半のレーンはフレーズが裏返った様なかなりの早弾きを聴かせてくれます。
6曲目 最後はタイトルナンバー、軽快に普通に走るリズム隊、レーンのギターも最初から70%ぐらい。かなり切れまくったフレーズを次々と、ベースも負けじと暴れまくる。ギターはかなり凄いソロを御披露していますが、音が・・・・この日の録音状態が悪く音のバランスがバラバラで。でもその点が改善されても「ペルソナ」には及ばない。だってあれはイイトコ取り作品だもの。

いやぁ・・・今日はあっさり・・あっさり・・凄い事は凄いんですがね。
昨日の「ペルソナ」に比べるとどうしても「壮絶さ」にかなりの開きがあります。全体にベースの音のレベルが高くこもり気味なのが気になります。レーンの超速ギターは少し影を潜めていましたね。

苦手なハードコア・パンク・メタル時代の作品にしては大変気に入った「ペルソナ」、引き続き期待しましたが・・・・・・
さてさて・・・柳の下に泥鰌はいませんでしたので、無理を承知でもう少し遡りましょうか。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2022-12-04 19:44:24
> どう考えても何かのOST
私も同じことを思ってました(笑)
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