
Airto Moreira : drums, percussion, vocal
Flora Purim : vocal
David Amaro : guitar, 12 string guitar
Robertinho Silva : drums, percussion
Raul de Souza : trombone
Herbie Hancock : Arp Odyssey synthesizer
John Heard : bass
John Williams : bass
Louis Johnson : bass
Ted Lo : Organ
Wayne Shorter : soprano saxophone
Egberto Gismonti : acoustic piano, Rhodes electric piano, Arp Odyssey, pro soloist and string ensemble syntesizers, wooden flutes, acoustic guitar and arrangements (vocal on track 4?)
1.The magicians [Bruxos] (Geraldo Carneiro-Airto-Egberto Gismonti)
2.Tales from home [Lendas] (Airto-Egberto Gismonti -Paulinho Tapajos)
3.Identity (Airto Moreira)
4.Encounter [Encontro no bar] (Geraldo Carneiro-Egberto Gismonti)
5.Wake up song [Baiao de acordar] (Novelli-Egberto Gismonti)
...Cafe (Novelli-Egberto Gismonti)
6.Mae Cambina (Hermeto Pascoal)
7.Flora on my mind (Airto Moreira)
1975
ブラジルからアメリカに渡りマイルス・ディビス、ウェザー・リポート、そして嫁さんと一緒にRTFに参加したアメリカ成功者のアイルト・モレイラの75年作品です。アイルトと嫁さんフローラの作品に欠かせないミュージシャンといえばエルメート・パスコアール。ただしこの作品には鬼才パスコアールは参加していません。何と天才エギベルト・ヂスモンチが全面にわたり参加しているという異色作となっています。(アイルト-フローラ-パスコアールという流れから言えば異色かな・・・と)
1曲目 オドロとしたイントロのギターの雰囲気はいかにもヂスモンチ、ピアノもそうでしょうね。段々とテンションが上がり、リズム隊も強烈なビートを叩きまくる。無茶苦茶かっこいいイントロから・・・・お間抜けなボーカルが参上。アイルトは歌うのが好き!ボーカル後のインストパートのテンションは再び最高潮。ギターとユニゾンするボイスはまあまあ。それにしてもベース・ドラムの作り出すグルーブ感はただ事ではない。そしてその強烈なリズムに乗ってヂスモンチのピアノとギター(アコースティックね)が個性丸出しで飛び回る。ヂスモンチに負けてないアイルトの強烈な個性を垣間見てしまいました。少しバラバラ感もありますが間違いなく名曲。
2曲目 静かなローズの調べに乗ってしっとりと歌うアイルトのボーカルは結構素敵。この雰囲気には合うようです。強烈なリズムが加わりハードな展開に、嫁さんの登場。妖艶さを隠しながらのボーカルが旦那とデュエットに。ギターパートはブッといリズムに乗ってハードに展開。いったん雰囲気が落ち着き再びボーカルパート。強烈なチョッパーがリズムを強引に支配する。ハードな曲ですね。
3曲目 タイトルナンバー、ボイスと民族楽器(1弦ギター??)???でインディオの音楽を再現?
4曲目 ヂスモンチの混沌としたギターにアイルトの合いの手のようなボイスが絡みつく。リズム隊が参加、ボーカル(フローラとヂスモンチか?)とヂスモンチのカラフルなピアノが加わり一瞬にして曲がヂスモンチ色に変化しました。ピアノの雰囲気だけで曲を支配してしまう・・・・恐るべきヂスモンチ。この曲調は大好物です。リズムが変態的にアグレッシブな分、普段聴くことの出来ないヂスモンチ・ワールドとなっています。いつにもなくフリーキーにピアノを叩きまくるヂスモンチ、それにもましてリズム隊は凄い・・・音の洪水です。ここはシルヴァのドラムにアイルトのパーカッションか?それにしても凄いリズムです。
5曲目 ヂスモンチ、メドレー。イントロは土着的な激しいリズム、原始サンバ。リズム隊にトロンボーンが爽やかに参加、ボーカルが優しくテーマを歌います。ヂスモンチ特有のハーモニーで曲が進み特徴的な神殿の階段をゆったりと降りていくような(わからん例えだ・・・)サビの部分を迎えます。軽快に進む曲は間違いなくヂスモンチ・ワールド、アープのソロパートも心地よく響き渡る。それにしてもリズムが凄い。体がひとりでに揺れてしまう。後半は少し癖のある曲を原曲の雰囲気をタップリと残しながら、テーマを吹くのはウェイン・ショーターのソプラノですね。ボーカルも加わりヂスモンチのギターもいつになくアグレッシブ。原曲のイメージギリギリ保った名演・迷演。
6曲目 パスコアールの曲、ヂスモンチがパスコアールの曲をローズで奏でる。結構珍しい光景かな、逆は頻繁にありますが。物憂げなボーカルと艶やかなローズの音色、そして鳥たちの(鶏ではないですよ・・・)鳴き声、フローラのボイスも効果的に。
7曲目 エレキギターが響き渡るロック・ナンバー、チョッパーの鳴り響くリズム隊もタイト。アープとピアノで強引にヂスモンチ色を挟み込む。(大笑)ゆったりと思いリズムにボーカルもゆったりと重い。トロンボーンが激重のリズムの上を重々しく堂々と鳴り響きながら進みます、いい勝負。さすがにこの曲の雰囲気ではそれなりのローズのソロ・・・・フェードアウトしてしまいました。
1-4-5を聞き、ヂスモンチ・マニアのあなたは「狂喜乱舞」または「怒髪天をつく」。まあ本人が目一杯参加していますので問題なし。「裏ヂスモンチ作品」としてヂスモンチ・マニアの諸兄にとっての一家に一枚必需品であることが判明いたしました。めでたしめでたし。
アイルト恐るべし・・・・ヂスモンチ相手に堂々の四つ相撲とは・・・・怖い物知らずですね。まあブラジル2大怪人の一人と昔からコンビを組んでいましたので、怪人調教師といった所でしょうか。
Flora Purim : vocal
David Amaro : guitar, 12 string guitar
Robertinho Silva : drums, percussion
Raul de Souza : trombone
Herbie Hancock : Arp Odyssey synthesizer
John Heard : bass
John Williams : bass
Louis Johnson : bass
Ted Lo : Organ
Wayne Shorter : soprano saxophone
Egberto Gismonti : acoustic piano, Rhodes electric piano, Arp Odyssey, pro soloist and string ensemble syntesizers, wooden flutes, acoustic guitar and arrangements (vocal on track 4?)
1.The magicians [Bruxos] (Geraldo Carneiro-Airto-Egberto Gismonti)
2.Tales from home [Lendas] (Airto-Egberto Gismonti -Paulinho Tapajos)
3.Identity (Airto Moreira)
4.Encounter [Encontro no bar] (Geraldo Carneiro-Egberto Gismonti)
5.Wake up song [Baiao de acordar] (Novelli-Egberto Gismonti)
...Cafe (Novelli-Egberto Gismonti)
6.Mae Cambina (Hermeto Pascoal)
7.Flora on my mind (Airto Moreira)
1975
ブラジルからアメリカに渡りマイルス・ディビス、ウェザー・リポート、そして嫁さんと一緒にRTFに参加したアメリカ成功者のアイルト・モレイラの75年作品です。アイルトと嫁さんフローラの作品に欠かせないミュージシャンといえばエルメート・パスコアール。ただしこの作品には鬼才パスコアールは参加していません。何と天才エギベルト・ヂスモンチが全面にわたり参加しているという異色作となっています。(アイルト-フローラ-パスコアールという流れから言えば異色かな・・・と)
1曲目 オドロとしたイントロのギターの雰囲気はいかにもヂスモンチ、ピアノもそうでしょうね。段々とテンションが上がり、リズム隊も強烈なビートを叩きまくる。無茶苦茶かっこいいイントロから・・・・お間抜けなボーカルが参上。アイルトは歌うのが好き!ボーカル後のインストパートのテンションは再び最高潮。ギターとユニゾンするボイスはまあまあ。それにしてもベース・ドラムの作り出すグルーブ感はただ事ではない。そしてその強烈なリズムに乗ってヂスモンチのピアノとギター(アコースティックね)が個性丸出しで飛び回る。ヂスモンチに負けてないアイルトの強烈な個性を垣間見てしまいました。少しバラバラ感もありますが間違いなく名曲。
2曲目 静かなローズの調べに乗ってしっとりと歌うアイルトのボーカルは結構素敵。この雰囲気には合うようです。強烈なリズムが加わりハードな展開に、嫁さんの登場。妖艶さを隠しながらのボーカルが旦那とデュエットに。ギターパートはブッといリズムに乗ってハードに展開。いったん雰囲気が落ち着き再びボーカルパート。強烈なチョッパーがリズムを強引に支配する。ハードな曲ですね。
3曲目 タイトルナンバー、ボイスと民族楽器(1弦ギター??)???でインディオの音楽を再現?
4曲目 ヂスモンチの混沌としたギターにアイルトの合いの手のようなボイスが絡みつく。リズム隊が参加、ボーカル(フローラとヂスモンチか?)とヂスモンチのカラフルなピアノが加わり一瞬にして曲がヂスモンチ色に変化しました。ピアノの雰囲気だけで曲を支配してしまう・・・・恐るべきヂスモンチ。この曲調は大好物です。リズムが変態的にアグレッシブな分、普段聴くことの出来ないヂスモンチ・ワールドとなっています。いつにもなくフリーキーにピアノを叩きまくるヂスモンチ、それにもましてリズム隊は凄い・・・音の洪水です。ここはシルヴァのドラムにアイルトのパーカッションか?それにしても凄いリズムです。
5曲目 ヂスモンチ、メドレー。イントロは土着的な激しいリズム、原始サンバ。リズム隊にトロンボーンが爽やかに参加、ボーカルが優しくテーマを歌います。ヂスモンチ特有のハーモニーで曲が進み特徴的な神殿の階段をゆったりと降りていくような(わからん例えだ・・・)サビの部分を迎えます。軽快に進む曲は間違いなくヂスモンチ・ワールド、アープのソロパートも心地よく響き渡る。それにしてもリズムが凄い。体がひとりでに揺れてしまう。後半は少し癖のある曲を原曲の雰囲気をタップリと残しながら、テーマを吹くのはウェイン・ショーターのソプラノですね。ボーカルも加わりヂスモンチのギターもいつになくアグレッシブ。原曲のイメージギリギリ保った名演・迷演。
6曲目 パスコアールの曲、ヂスモンチがパスコアールの曲をローズで奏でる。結構珍しい光景かな、逆は頻繁にありますが。物憂げなボーカルと艶やかなローズの音色、そして鳥たちの(鶏ではないですよ・・・)鳴き声、フローラのボイスも効果的に。
7曲目 エレキギターが響き渡るロック・ナンバー、チョッパーの鳴り響くリズム隊もタイト。アープとピアノで強引にヂスモンチ色を挟み込む。(大笑)ゆったりと思いリズムにボーカルもゆったりと重い。トロンボーンが激重のリズムの上を重々しく堂々と鳴り響きながら進みます、いい勝負。さすがにこの曲の雰囲気ではそれなりのローズのソロ・・・・フェードアウトしてしまいました。
1-4-5を聞き、ヂスモンチ・マニアのあなたは「狂喜乱舞」または「怒髪天をつく」。まあ本人が目一杯参加していますので問題なし。「裏ヂスモンチ作品」としてヂスモンチ・マニアの諸兄にとっての一家に一枚必需品であることが判明いたしました。めでたしめでたし。
アイルト恐るべし・・・・ヂスモンチ相手に堂々の四つ相撲とは・・・・怖い物知らずですね。まあブラジル2大怪人の一人と昔からコンビを組んでいましたので、怪人調教師といった所でしょうか。
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