さて、武道館は楽しかったけれどポールの状態は不安なまま迎えたドーム初日である。
とはいえ楽しみには違いないのでちょっと早めに会場に到着して周辺をうろうろしていてたら
ちょうどポールが会場入りする時間だったのでちょっと階段をおりて遠巻きに撮影。
ほどなくサウンドチェックははじまったようでドームの壁に耳を近づけたらなんとなくエブリナイトっぽい音が聴こえた。
今回も抽選に外れてしまったがいつかは見たいサウンドチェック、確実を期すなら海外公演を狙うしかないがなかなか覚悟がいるよな、
などと考えながらスマホを除いていたらSNSにこんな書き込みがあった。
「ポール絶好調」とのこと。
これは嬉しい情報だ。
一昨日の不調を払拭してくれるパフォーマンスを期待したい。
開場した少し後に入場し着席、今日は一階スタンド前方のステージ左の位置。スタンドとしてはわりとステージに近くてまあまあの席。
ファンクラブに全日程のチケットを頼むと Bブロック右、Cブロック中央、一階スタンドというパターンになるのがここ2回の来日の傾向である。
そんなによくもないが最悪でもないという文句の言いにくいポイントをついてくるのはさすがというべきか。
隣に座っているのはどうやら母親と息子らしい。ビール売りのお姉さんが二人に対しいろいろと突っ込んで聞いていたので息子が21才だということまで知ってしまった。
このチケットはどうやら友達に取ってもらったらしくこれからお金を払いに行くという。
ああ、このチケットを買った人はまずファンクラブでチケットを押さえてもっといい席がとれたからこの人に売りさばいたんだな。
VIPに当選したら同じようなことをするつもりだったのでたぶんこの予想は外れていないだろう。
などとほんとうにどうでもいいことを考えながらクルクル回る円筒形のグラフィックを背景にしたポールの写真がスクリーンに写るのを恒例のDJプレイと共に楽しんでいたらジ・エンドが流れ出した。いよいよポール登場である。
セットリストはこのツアーが開始になった頃に何度か見たが来日が決まった後は見ていない。
だから1曲目はまあわかっているけれどあとは新鮮な気持ちで楽しめる。
オープニングの「ハード・デイズ・ナイト」、アップテンポの曲なのでわかりづらいが武道館より大分調子がいいように感じる。
2曲目は「ジュニアズ・ファーム」、ああ、いいな今日のポールは。
そして武道館で聴いたけれどドームで初披露のこの曲はやっぱり格別だ。
ラストのシャウトも頑張っている。
4曲目は「ワインカラーの少女」、これをやるということは今日は「ジェット」はなしか。
バンドオンザランにおける「レットミーロールイット」みたいな位置づけのちょいヘビーなナンバー。
好きでも嫌いでもない曲だが日本初披露だしまあまあうれしい。
でも実を言えばそれでも「ジェット」は外さないで欲しいというのが本音ではある。
このまま「レットミーロールイット」かなと思っていたら「次はエレクトリック」とのことで「テンポラリーセクレタリー」、
アウトゼアツアーの客入れBGMから大昇格した曲だが、この曲がかかるともうすぐライブ開始なので場内が盛り上がっていたのをポールが勘違いして
セトリに加えたんだろうと個人的には思っていたので場内が思った以上にウケているのに驚いた。
いや、そんなに嫌いって訳じゃないけれど大して好きでもないしそもそもこれやるぐらいなら「カミングアップ」やろうよ、
なんでもお蔵出しすりゃいいてもんじゃないでしょと言いたかったところだがポールが楽しそうなのでまあいいかということでこちらも楽しんだ。
そんなこんなでライブは進みいろんな意味で序盤のハイライトとなる「メイビー・アイム・アメイズド」だ。
うん、一昨日よりずっといい。高音きつそうなのは変わらないけれどちゃんと声が出ている。
ここまで見ておいてこんなことを言うのもなんだが今日は安心してライブが楽しめそうだ。
「びいとるずぅ初レコーディング」との紹介で演奏された「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー」、
この曲が今回のライブで一番予想を裏切られた曲かもしれない。
オリジナルがテンションの低い正直言って退屈なナンバーなのでひたすら耐える時間になるんだろうなと思っていたのだが、
コールアンドレスポンスが楽しいライブ向きのナンバーに仕立てられていた。
武道館と同じ曲順なら次は「ラブ・ミー・ドゥ」、これも予想よりメリハリが効いていていい感じだったので楽しみに待っていたら
「作曲はこういうふうにやっていたんだよ」とアコギをつま弾きながらはじまった「ユー・ウォント・シー・ミー」に完全に意表を突かれてしまった。
ずっと聴きたかった曲が突然始まったのでいろいろこみ上げてきてしまって困ったがなんとか耐えた。
毎回思っていることなのだがやっぱり今日も思った。
「ああ、今日見に来てよかったな。」
「サムシング」もいつものように感動的だったが隣の席の女性が号泣していたのでこっちが泣くタイミングを失ってしまった。
よくよくみればスカートはアンソロジーのジャケ全面プリントだったのでかなりのファンだったんだな。
今回がポール初体験と思しき息子さんもファンになるといいねと内心思いながらサムシングのサビを小声で口ずさんでいたのでありました。
ライブもいよいよ終盤だが1階スタンドは誰も立っていないので開始からまったり座ってみている。
ずっと立ちっぱなしはもう疲れる年なのでありがたいし、ポールを見に来る大半の人達はできれば座ってみたいというのが本音だろう。
でもバンドオンザランで転調したら立とうと決めていたのでそれ以降は立って観戦。
やっぱりこの曲はいいね。
一昨日の武道館、2015年の武道館ともにこの曲は演奏されなかったので実に3公演ぶりのバンドオンザランなのだ。
この曲こそ武道館でやるべきだと思うんだけどね。
ここから先はアウトゼアツアー以降固定された展開でとくに新鮮味はないのだけれど
よいものは無理に変える必要はないので別にこのままでいいと思う。いまさらレットイットビーやヘイジュード外されても寂しいしね。
それにしても今日のライブは本当に素晴らしかった。
武道館が終わった時点ではポールはもうパフォーマンスの出来不出来から解放されてそこにいてくれるだけでありがたい、
そんな存在になっていくことを覚悟したが、まだまだ憧れのスーパースターでいてくれそうなことがわかり本当に嬉しかった。
感動とともに感謝もしたくなってしまったドーム初日でした。
公演の翌日に友人からメッセージが届いた。
昨日の公演が素晴らしかったので最終日のチケットも買ったとのこと。
なんだかとてもうれしかった。
こんな公演があと2回も見られるなんて大変幸せなことだよな。
とはいえ楽しみには違いないのでちょっと早めに会場に到着して周辺をうろうろしていてたら
ちょうどポールが会場入りする時間だったのでちょっと階段をおりて遠巻きに撮影。
ほどなくサウンドチェックははじまったようでドームの壁に耳を近づけたらなんとなくエブリナイトっぽい音が聴こえた。
今回も抽選に外れてしまったがいつかは見たいサウンドチェック、確実を期すなら海外公演を狙うしかないがなかなか覚悟がいるよな、
などと考えながらスマホを除いていたらSNSにこんな書き込みがあった。
「ポール絶好調」とのこと。
これは嬉しい情報だ。
一昨日の不調を払拭してくれるパフォーマンスを期待したい。
開場した少し後に入場し着席、今日は一階スタンド前方のステージ左の位置。スタンドとしてはわりとステージに近くてまあまあの席。
ファンクラブに全日程のチケットを頼むと Bブロック右、Cブロック中央、一階スタンドというパターンになるのがここ2回の来日の傾向である。
そんなによくもないが最悪でもないという文句の言いにくいポイントをついてくるのはさすがというべきか。
隣に座っているのはどうやら母親と息子らしい。ビール売りのお姉さんが二人に対しいろいろと突っ込んで聞いていたので息子が21才だということまで知ってしまった。
このチケットはどうやら友達に取ってもらったらしくこれからお金を払いに行くという。
ああ、このチケットを買った人はまずファンクラブでチケットを押さえてもっといい席がとれたからこの人に売りさばいたんだな。
VIPに当選したら同じようなことをするつもりだったのでたぶんこの予想は外れていないだろう。
などとほんとうにどうでもいいことを考えながらクルクル回る円筒形のグラフィックを背景にしたポールの写真がスクリーンに写るのを恒例のDJプレイと共に楽しんでいたらジ・エンドが流れ出した。いよいよポール登場である。
セットリストはこのツアーが開始になった頃に何度か見たが来日が決まった後は見ていない。
だから1曲目はまあわかっているけれどあとは新鮮な気持ちで楽しめる。
オープニングの「ハード・デイズ・ナイト」、アップテンポの曲なのでわかりづらいが武道館より大分調子がいいように感じる。
2曲目は「ジュニアズ・ファーム」、ああ、いいな今日のポールは。
そして武道館で聴いたけれどドームで初披露のこの曲はやっぱり格別だ。
ラストのシャウトも頑張っている。
4曲目は「ワインカラーの少女」、これをやるということは今日は「ジェット」はなしか。
バンドオンザランにおける「レットミーロールイット」みたいな位置づけのちょいヘビーなナンバー。
好きでも嫌いでもない曲だが日本初披露だしまあまあうれしい。
でも実を言えばそれでも「ジェット」は外さないで欲しいというのが本音ではある。
このまま「レットミーロールイット」かなと思っていたら「次はエレクトリック」とのことで「テンポラリーセクレタリー」、
アウトゼアツアーの客入れBGMから大昇格した曲だが、この曲がかかるともうすぐライブ開始なので場内が盛り上がっていたのをポールが勘違いして
セトリに加えたんだろうと個人的には思っていたので場内が思った以上にウケているのに驚いた。
いや、そんなに嫌いって訳じゃないけれど大して好きでもないしそもそもこれやるぐらいなら「カミングアップ」やろうよ、
なんでもお蔵出しすりゃいいてもんじゃないでしょと言いたかったところだがポールが楽しそうなのでまあいいかということでこちらも楽しんだ。
そんなこんなでライブは進みいろんな意味で序盤のハイライトとなる「メイビー・アイム・アメイズド」だ。
うん、一昨日よりずっといい。高音きつそうなのは変わらないけれどちゃんと声が出ている。
ここまで見ておいてこんなことを言うのもなんだが今日は安心してライブが楽しめそうだ。
「びいとるずぅ初レコーディング」との紹介で演奏された「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー」、
この曲が今回のライブで一番予想を裏切られた曲かもしれない。
オリジナルがテンションの低い正直言って退屈なナンバーなのでひたすら耐える時間になるんだろうなと思っていたのだが、
コールアンドレスポンスが楽しいライブ向きのナンバーに仕立てられていた。
武道館と同じ曲順なら次は「ラブ・ミー・ドゥ」、これも予想よりメリハリが効いていていい感じだったので楽しみに待っていたら
「作曲はこういうふうにやっていたんだよ」とアコギをつま弾きながらはじまった「ユー・ウォント・シー・ミー」に完全に意表を突かれてしまった。
ずっと聴きたかった曲が突然始まったのでいろいろこみ上げてきてしまって困ったがなんとか耐えた。
毎回思っていることなのだがやっぱり今日も思った。
「ああ、今日見に来てよかったな。」
「サムシング」もいつものように感動的だったが隣の席の女性が号泣していたのでこっちが泣くタイミングを失ってしまった。
よくよくみればスカートはアンソロジーのジャケ全面プリントだったのでかなりのファンだったんだな。
今回がポール初体験と思しき息子さんもファンになるといいねと内心思いながらサムシングのサビを小声で口ずさんでいたのでありました。
ライブもいよいよ終盤だが1階スタンドは誰も立っていないので開始からまったり座ってみている。
ずっと立ちっぱなしはもう疲れる年なのでありがたいし、ポールを見に来る大半の人達はできれば座ってみたいというのが本音だろう。
でもバンドオンザランで転調したら立とうと決めていたのでそれ以降は立って観戦。
やっぱりこの曲はいいね。
一昨日の武道館、2015年の武道館ともにこの曲は演奏されなかったので実に3公演ぶりのバンドオンザランなのだ。
この曲こそ武道館でやるべきだと思うんだけどね。
ここから先はアウトゼアツアー以降固定された展開でとくに新鮮味はないのだけれど
よいものは無理に変える必要はないので別にこのままでいいと思う。いまさらレットイットビーやヘイジュード外されても寂しいしね。
それにしても今日のライブは本当に素晴らしかった。
武道館が終わった時点ではポールはもうパフォーマンスの出来不出来から解放されてそこにいてくれるだけでありがたい、
そんな存在になっていくことを覚悟したが、まだまだ憧れのスーパースターでいてくれそうなことがわかり本当に嬉しかった。
感動とともに感謝もしたくなってしまったドーム初日でした。
公演の翌日に友人からメッセージが届いた。
昨日の公演が素晴らしかったので最終日のチケットも買ったとのこと。
なんだかとてもうれしかった。
こんな公演があと2回も見られるなんて大変幸せなことだよな。
地方回りになってライブには疎くなると思ったら、札幌でビーチボーイズ、名古屋でデフレパードとポツポツ見るようになったんで、ポールの健在ぶりを読ませてもらうと血が騒ぎます。
現時点で世界で一番知ってる曲の引き出しが多い人でしょうから、やり放題でしょうけど、こうやって小出しにされると次を期待しちゃいますよね。
そんな中、あのお経のような「テンポラリーセクレタリー」をやったのは謎ですね。
[テンポラリ」はポールはシングル曲の選択についても昔からよくわからない選択をするのでいつもどおりっちゃいつもどおりですがそれにしても謎の選曲ですね。まあ面白かったですが。