最近デンタルフロスに目覚めた。
以前は歯間ブラシを使用していて、おおむね不満はなかったし、歯医者も「ちゃんと磨けてますね。」などといってくれていた。ただ、一番奥の歯の裏側だけは磨きようがなかった。
ただ、それでも歯間ブラシはいろいろ検討した末いちばん細部を掃除しやすかろうということで使っている。
そもそもフロスは一番最初に選択肢から外れたのだ。フロスは言ってしまえばただの紐なので、歯間を掃除するには両手の指で摘んで口の中に持って行くことになる。
たしかに両手で紐をつかんでテンションをかけてゴシゴシこすれるので同じ場所で比較すれば歯間ブラシよりよく磨けるように思う。
しかし残念なことに、口の奥の方の歯と歯の間にフロスをひっかける方法がない。拳2つが口の奥に入らない限り無理だ。俺の口はそんなにでかくないし顎の駆動領域が他人より広いわけでもない。
なんでこんな製品が存在しているのか不思議だ。「フレンズ」のチャンドラー(モニカと結婚する男)が使っているのをテレビで見たのでアメリカで普及しているのは間違いないのだが、アメリカ人は歯の奥の間は磨かないのか?
きっと磨かないんだろう、そういう文化なんだ。
・・・などと思っていたある日、ドラッグストアの店頭で何気なくフロスを見ていたら、パッケージに書いてある文字が目にとまった。
「使い方はウェブで」
なんとなく気になったのでそのフロスを買った。
ちなみにジョンソンアンドジョンソンのリーチ、ミントフレーバー入りだ。
家に帰ってウェブを見て、軽い衝撃を受けた。
「そうか・・・そういうやりかたがあったのか」
両手の中指にフロスを巻き付けて、両手の人差し指でテンションを張る。こうすると口の中にはいるのが拳ではなく、両手の人差し指だけになるのでフロスがテンションを張った状態で口の奥まで入る。
一番奥の歯の裏だって楽勝で磨ける。
http://reach.jp/howto/topic4.html
そうか、だからみんなフロスを使ってるのか。
これが一番シンプルかつ便利じゃん。
ああ、知らないということは大変損をしているということなのだな。
ということで常に好奇心を持ち続けることが大事なのだなと思った次第です。
そんなわけで今では毎日フロスを使っています。
あまりにも頑張りすぎて歯のかぶせものがフロスに引っかかって外れてしまい、ただいま歯医者通いになっているのは秘密です。