オプションマニア

昔からPDAの類が大好きでザウルス、ザウルスカラーポケット、PalmV、Clieを順番に買っていじくり回していた。
本体をいじくり回すのはもちろんだが、ケースや接続ケーブル、通信モジュールなどのオプション品を揃えるのも大好きだった。
この手の品は値段が高い割には後継機との互換性がなく、大抵は対象機種1代限りで使えなくなるのだがそんなことはお構いなしに買ってしまっていた。

・ザウルス用ファックスモデム
・携帯接続用赤外線モジュール（Palmと携帯電話を赤外線でつなぐ)
・PalmV用折りたたみキーボード（買ったはいいが仕事では恥ずかしくて使えなかった）
・PalmV用ケース

ケースはともかくとしてファックスモデムなんて滅多に使わないどころかテスト的に使った以外は一度も使わなかった。そもそも家にファックスはなかったし、わざわざザウルスでメモを作ってISDN電話のモジュラージャックとファックスモデムをケーブル接続してファックスする手間があるなら紙に書いて駅やホテルからファックスした方がはるかに早い。Palmと携帯を赤外線接続したってせいぜいテキストのメールを送るぐらいだ。今のスマホみたいにフルカラーでブラウジングしたり添付ファイルをメールしたりできるわけではない。

それでもそういうデジタルガジェットを使うのは楽しかった。
そう、ビジネス用途という大義名分がある楽しいオモチャだったのだ。

去年の暮れにスマホにしてその頃の気持ちが少し再燃してしまった。
購入後3ヶ月でハードケース3種類を購入、どれも今ひとつ気に入らず昨日とうとう革製ポーチを買ってしまった。

ベルトクリップがあるのでおサイフケータイを使うときも素早く取り出せる優れものである。





さすがに今回は長く使うつもりでいる。
この手のことに凝り出すとキリがないのはよくわかっている。

でもこういう付属品を買うのはやっぱり楽しいな。

PDAに凝るとおタク扱いだけどスマホに凝ってもそういう扱いにはならない。
通信機能を外せばPDAそのものだというのにこの違いは何なんだろう。

結局内容よりもマジョリティーかどうかというところがポイントなんだろうね。

ちょっと愚痴っぽくなったけれど、PDAが市民権を得たと言う事実は確かなのでそのこと自体はとても嬉しく思う。

でもアイホンのせいでスタイラスペンの文化が失われつつあるのだけは残念だ。
だって指が太いから細かいハイパーリンクにタッチするの難しいんだもの（笑）。

準備万端現象発生せず

なぜか週末になると地デジの録画に失敗する。JCOMのマンション共同受信なのでそのせいかとも思い問い合わせたが、他の世帯では起きていないらしい。となるとあとはテレビ側の問題かも知れない。確かにUSBハードディスクを2台接続しているので処理能力の問題である可能性は否定できない。

というわけでトルネを購入してPS3に接続。

前から欲しかったが今ひとつ必然性に欠けるので購入を足踏みしていたのだが、噂通りの快速動作にビックリ。
もっと早く買えばよかったとちょっとだけ後悔。

しかし皮肉なものでトルネ導入後現在までテレビ側で録画失敗はなく、処理能力の問題だったかどうかを確認する機会がない。

まあこうなるんじゃないかと思ってはいたけどね。

結局この録画失敗はトルネ導入の背中を押してくれたということか。

ポメラニアンの憂鬱

以前ツイッターでも書いたけれど、4月からポメラを使っている。
ご存じのようにテキストを書く、それ以上でもそれ以下でもないけれどその割り切りが潔い。

僕の使い方は商談が終わった後喫茶店などに立ち寄って、内容をまとめるのに使っている。
パソコンより軽いし、なにより起動が速いのがいい。

なんで会議中ではなく、終わった後に使っているのかというと、自分が聞き手ならいいが話し手がキーボードを使ってメモしながら相手に製品説明をするのはちょっと難しいからだ。

もちろんこれは事実なのだが、正直なところはもう一つ理由がある。

ちょっと恥ずかしいからだ。

以前Palm V用のキーボードを買ったときも恥ずかしくて客先では使えなかった。
一回だけ使っている人を見て「おおっ」と思ったものだ。

でもポメラはpalm Vのキーボードよりはるかにポピュラーである。
別に使ったっていいはずだ。

そんなことを思いながらこの3ヶ月顧客訪問をしていたわけだが、先週ついに出会ってしまった。
アポイントを取ったその人が右手に持っているのはポメラ、しかも僕のと同じDM20だ。

1対1で使いにくいという条件はいつもと同じだが、今回はなんたって相手もポメラユーザーだ。
多少は大目に見てくれるだろう。

いよいよ客先カミングアウトの時が来たのだ。
いや、でも大してメモすることもないのに机の上に出しておくのもなんだか露骨な話題作りみたいで気が引ける。

しかもあいては標準色のクロリザードブラックなのにこっちは天板をクロレーシングカーボンに換えている。
なんか優越感に浸るために出してるみたいだ。

やっぱりメモすることが出てきたら出すとするか・・・

などということをほんの一瞬で判断し臨んだ商談であったが、これが見事なまでに盛り上がらない。
会って5分で見込みがないのがわかってもう帰ろうかと思ったぐらいだ。
これでポメラなんか出したら、ほんとに話題はそれだけになってしまう。
そんなわけでポメラは出さずにさっさと切り上げてしまった。

と、いうわけで客先カミングアウトはまだ先になりそうです。

そのためにはさっさと多対多のミーティングができるような有力商談を引っ張ってこなくちゃね。