Some People never Know

音楽とかマンガとか好きなことをつれづれと書いてます

いまごろEX-IC

2010-05-31 22:07:22 | 日記・エッセイ・コラム

今日新幹線に乗ってちょっと感激した。
EX-ICを使ったのだ。何で今頃と言われればその通りだが、しばらく失業していたこともあってなかなか機会に恵まれなかったのだ。

今の職場に勤め始めて、新幹線に乗る機会も増えてきたのでそろそろ使ってみようと思い、先週の出張の際ICチケットを予約していたのだが、JR東日本のモバイルSuicaからJR東海のExpressカードを使用できる設定を怠っていたため改札口ではねられてしまい、わざわざ紙のチケットを発券する羽目になってしまった。

さらに駅員に「EX-ICは白いEx-ICカードがなければ使えないよ」と言われ、カードを持っていなかったのでその日の復路も紙チケットを発券して使用した。

たしかケータイだけで使えたはずと不思議に思い、帰りの新幹線内で調べたところ、ケータイでもモバイルSuicaからエクスプレスカードとの連動設定をするだけでケータイのみでチケットレスサービスを使用できることが判明。

駅員は僕に間違った情報を教えたわけだ。でも、不思議と怒りはわかなかった。ここ数年の急なデジタル化についていくのは大変だろうなあとちょっと同情してしまったのだ。もちろんプロフェッショナルとして許されることではないのだけれど、それほどここ数年の環境の変化は外から見ていても劇的だということだ。

そんなこんなで迎えた本日のお出かけ。予約も済ませたし設定も万全なので失敗しないはず。
といいつつもちょっと緊張気味で新幹線の乗り換え口へ向かい、ICセンサーにケータイをかざした。
Suicaの改札みたいにチェック音がしてゲートが開くのだろうと思っていたら、それだけではなかった。
ゲートが開くと同時に、紙チケットの射出口から印刷された座席予約表が出てきたのだ。

チケットをかざしてから予約表が印字されるまでその間1秒弱。
印刷されるデータはテキストだけでシンプルなものだから、処理時間は十分あるのは頭ではわかっているんだけれど、
それでもこのスピードには驚いた。

座席表はホームにあるEX-ICのスポットで後から印刷するものだと思っていたので意表を突かれたというのもあった。

あれ? だとするとあのホームにあるEX-ICのスポットはなんのためにあるんだ?

と、いうわけで早速ホームで試してみた。
ケータイをかざしたらディスプレイに予約した座席位置が表示された。

うーん、予約表が発券されてるんだからディスプレイ表示する意味はないんじゃないんだろうか?

まあ、それはともかくとしてこのEX-IC,なかなか楽しい。
そんなに頻繁に新幹線に乗るわけではないのであまり使えないのが残念なくらいだ。

さすがに発券するのが見たいだけで新幹線に乗るわけにはいかないもんな。

ただ、このEX-ICサービス、モバイルSuicaとエクスプレス予約サービスの両方の会員になっていなければ使えないし、パソコンかケータイからの予約しかできない。

会員ならなくても窓口や券売機でEX-ICカードやケータイに予約情報を記録できればもっと便利になるのになあ。

まあ、それはあまりにも求めすぎか。

まだまだ万人が使えるサービスではないけれど、近い将来がとても楽しみな仕組みだ。

こんなことやってるのは間違いなく日本だけだと思うが、そんなことは気にせずにガラパゴスな邁進を続けて欲しいと思った本日でありました。


安定株

2010-05-30 20:35:01 | 音楽

このCDをレジへ持って行ったとき、しまったと思った。
DVD付き限定版だったのだ。
いまさら引っ込めづらいのでそのまま購入してしまったのだが、どうにも気になって仕方がなかったので、会計を終えた後このアルバムがおいてあった棚のところに戻った。

やっぱりある、DVDなし通常版。値段は限定版の半額だ。

どうする?
どうする?

交換なんてみっともないし、クレジットカードで買ってるんだから店の人にも迷惑だ。
DVDだって面白いかもしれないじゃん、ということで店を出た。

でも、どうにも後ろ髪を引かれっぱなしだ。

おまえ、CDについてるDVDなんて見たことあるのか?

あるよ。ポールのはね。

そう、ポール以外は付いていたって滅多に見ない。

たまに見ても面白かったためしがない。

そんな無駄な金使ってる場合か? まだ給料前じゃないか?

ああ、そうですそのとおりですやっぱり交換します。

と、いうわけで通常版を持って再度レジへ向かいお店の人にさんざん手間かけさせて交換してもらったのがこのCDだ。

Battle Studies Battle Studies
価格:¥ 1,345(税込)
発売日:2009-11-20

感想を書く前からネガティブなドラマが展開されているので既にお気づきだとは思うが、ジョン・メイヤー、好きでも嫌いでもない。

にもかかわらずオリジナルアルバムはすべて持っている。

別に意識して揃えたわけではない。気づいたらいつの間にか揃っていた。
CDを買うときはお目当てのものの他に何枚か買うので、いつもそこに入ってくるのだろう。

期待を裏切らない安定株という位置づけだ。
僕にとってこの人とシェリル・クロウはそういう存在である。
積極的には聴かないんだけどいつのまにか聴いている。

今回も期待を裏切らないクオリティだ。
デビュー作こそポップ・アイドル的な要素が若干入っていたけれど、セカンド以降は落ち着いた曲調のロック・サウンドが中心となっていて、今回もその路線。
演奏もボーカルもしっかりしている。
思わず拝んでしまうようなカリスマ性はないし、心が弾むようなメロディがあるわけでもないけれど、どの曲も一定以上のレベルで聴かせてくれる。

ビッグ・セールスを記録するのはこういうタイプなのだと思う。誰に対しても安定したクオリティを与え続けるというのはとてもハードルが高いことだ。

その昔、フォーリナーが「スーパーマーケットで2枚目に選ばれるミュージシャンの代表格」といわれていて、どのアルバムもビッグ・セールスを記録していた時期があったけれど、
その立ち位置はいま、この人のものだ。

全然ほめていないように聞こえるかも知れないが、そんなことはない。いそうでなかなかいない、希有な存在だと思う。
スーパースターが必ずしもビッグ・セールスをあげるわけではない。このアルバムはそんなことを教えてくれる。

とはいえ、この人グラミー取ってるんだよな。現代の三大ギタリストとか言われてるんだよな。十分スーパースターなのか。
でも威厳ないな。
きっと飾らないいい人なんだろうな。

次のアルバムもきっといつの間にか買い物かごに入っているんだろうな。

もちろん輸入盤の通常版でね。


Pの祟り

2010-05-29 23:01:00 | 通販・買い物

久しぶりにケータイの機種変更をした。
以前は割引適用になる期間(購入後10ヶ月、最近は12ヶ月になった)になるとすぐ機種変更していたのだが、ここ最近はあまりときめくような機種もなかったので1年7ヶ月経ってしまった。このことは以前ブログにも書いたけれど、やっぱりケータイはボタン式でなくてはいけないし、ときめくギミックがなくてはいけない。

今回はパナソニックのP-04Bにした。WオープンはP-905発売時から気になっていたのだが、いかんせんデザインがダサかった。前モデルのP-01Bはデザインもよく、今回の購入の選択肢にも入っていたのだが、「どうせなら新しい方がいい」というのと、オレンジカラーが気に入ったのと、価格がP-04Bの方が1万円以上安いというのでこちらにした。

ただ、値段が安いのにはちゃんと理由がある。

・サブディスプレイなし
・インカメラなし
・オートGPS非対応

一言で言えば、カメラの画素数だけをあげて、他のスペックを落として価格を下げた機種なのだ。

うーん、プライムシリーズのくせにスペックとしては貧相と言わざるを得ない。
でも、よく考えるとテレビ電話はめったにしない。サブディスプレイはないけどLEDにより背面時間表示はある。オートGPSはこれがないと新サービス[ibodymo]の万歩計機能が使えないぐらいでべつに困ることもない。

まあ、これを言い出すと「だったら別に買い換えなくてもいいじゃん。」という話になってしまうのでやめておこう。

ようは気に入ったメカとデザインだったのだ。

発売日にオンラインショップで注文して今日届いたばかりなのだが、タテにヨコにと開いて遊んでいる。なんかバカみたいだが、新しいおもちゃを買った時はいつもこんなもんだ。

今回は[ケータイ補償 お届けサービス]に加入した。月額300円の有料サービスだが、無くそうが壊そうが5,000円で新品を手配してくれる。
ただ、無くしも壊しもしなければ、ただただ毎月300円固定費としてかかるだけなので、いままで加入したことはなかった。

今回加入したのはパナソニックのケータイだからである。
べつにパナソニックのケータイが壊れやすいと言っているわけではない。

実をいうと過去2回ケータイを無くしたことがあるのだが、そのどちらもがパナソニックのケータイだった。
2度あることは3度あるのでは? と、いうことで今回はこのサービスに加入したということだ。

でも、きっと無くしも壊しもしないんだろうな。

それならそれで結構なことなんだけどさ。

と、いうわけで久々に所有欲が大きく満たされたのでありました。

よく考えるとこのケータイよりiPadの方が安いんだよな。まあポイント使ってるから払った額はもっと安いんだけど。
でも、仮にポイントがなかったとしてもやっぱりiPadじゃなくてこっちを買っただろうな。

だって全面タッチパネルって面白みがないんだもの。
MacBookのディスプレイが外れてiPadになるんだったら借金してでも買うのになあ。


つぎはどうするの?

2010-05-23 17:35:37 | 音楽

ゴールデンウィークに友人と会ったとき、2軒目に昔何度か行ったことがあるロックバーに入った。
ウェストコースト系の曲をかける店なので、ちょっと守備範囲から外れるのだけれど、まあまったく接点がないというわけでもない。
リクエストしたのは、エイミーマンとエルトン・ジョンとリトル・フィートだった。

どれもウェストコースト系ではないけれど、シンガーソングライターだったりサザン・ロックだったりとなんとなく接点がありそうなものを選んだわけだ。ここでジャクソン・ブラウンやイーグルスをリクエストすることももちろんできたけど、別に媚びる必要もない。

エルトン・ジョンとリトル・フィートはアナログ盤だった。やっぱりアナログの音は柔らかくていいな。
リトル・フィートは「ディキシー・チキン」をリクエストしたのだけれど、レコードをかけるとき、マスターが「ちょっと捻っていいですか?」と聴いてきた。

「ええ、別に構わないですよ」と答えたら、

「これは「ディキシー・チキン」じゃない!」っていう人も結構いるので・・・。」と言いながらかけてくれたのはライブ・テイクだった。

たしかにスタジオテイクよりピアノが強調されているし、途中のソロも長いし、なによりライブ盤だけあってドライブ感がある。確かにスタジオ・テイクのルーズな感じが好きな人は違和感があるかも知れないが、これはこれでなかなか良かった。

先日買ったこのアルバムはそのリトル・フィートのギタリストだったロウエル・ジョージの娘がボーカルを務めているThe Bird and The Beeの新作。デビューアルバムは爽やかでちょっと不思議なエレクトロ・ポップでわりとよく聴いた。

今作はオリジナルは1曲であとはホール&オーツのカバーだ。

Interpreting the Masters 1: Tribute to Hall & Oate Interpreting the Masters 1: Tribute to Hall & Oate
価格:¥ 1,773(税込)
発売日:2010-03-23

単一ミュージシャンがカバーアルバムを作る場合大抵は収録曲ごとに違ったミュージシャンの曲を選ぶ。
単一ミュージシャンのトリビュートアルバムの場合は、収録曲ごとに違ったミュージシャンが選ばれる。

でもこのアルバムは1ミュージシャンが1ミュージシャンのトリビュートをしている。
こんな企画はみたことがない、いや聴いたことがない。

3枚目のアルバムでこんなことやっちゃっていいのか?
下手すりゃリメイク専門ミュージシャンになっちゃうぞ。
そういうのはベテランになってからやることなのでは?

なまじデキがいいだけにそう思う。

そう、オリジナルにあるロック・テイストがほぼ排除されたエレクトロ・サウンドが心地いい。
イナラ・ジョージの出しゃばらないボーカルも心地いい。

しかもアルバムタイトルは"interpreting the masters vol.1"か。

これが好評ならVol.2もあるんだろうな。

きっと好評だろうな。

でもこれでいいのか?

1曲だけ入っていたオリジナル曲がよかっただけに余計そう思う。

あ、でもこのあと間髪入れずにオリジナルアルバムが出るのかもしれない。
それならこういう企画もいいかもね。

間髪入れずに出るのがデュラン・デユランあたりのカバーだったりして・・・


上手に捨てた映画

2010-05-23 16:54:36 | 映画

「いばらの王」を見てきた。
知能指数の低い表現でまことに恐縮ですが「すげー面白かった」です。
上映時間は1時間40分なのだが、テンポのよい構成で退屈することがなかった。
監督によれば「ハリウッド映画と日本アニメの融合」ということだそうだが、たしかにこのテンポの良さはハリウッドアクション対策に通じるものがある。
終盤のどんでん返しの連続もちょっと「ワイルドシングス」を思わせるし。原作者はB級映画を作って欲しいと言っていたそうだが、そっちも達成できていると思う。
若干説明不足なところはあったけれど、長い説明で退屈するよりはこちらのほうが正解だろう。

ジャンルもターゲットも違うけど、先日見た文学少女とは段違いの完成度だった。この作品の原作漫画は未読だけれど、きっと原作から上手に捨てることができたのだと思う。なにも捨てないで作った作品は大抵失敗するし、原作付きの作品はそういうものが非常に多い。

ただ、映画で満足してしまったので文学少女の時みたいに「こんなはずじゃないだろう」と原作に手を伸ばす気がおきないというのは、自分だけのこととはいえ、ちょっと皮肉な結果と言えなくもない。

それにしても文学少女といいこの作品といい両作品のヒロインを務めている花澤香奈は絶好調ですね。