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ポール来日公演雑記その6(五月雨な感想)

2017-06-11 23:35:21 | music
今回は全体を通して感じたことなどを記します。
それぞれの感想の整合性がとれていないのですがどれも正直な思いなのでそのまま書いてしまいました。

・結局武道館スペシャルとはなんだったのか問題。

「特別な曲をやるよ」と本人が行っていた武道館公演だが、武道館だけでやってドームでやらなかったのは下記の3曲だった。

・ドライブ・マイ・カー(1993年以来)
・マジカル・ミステリー・ツアー(2015年以来)
・エブリナイト(2002年以来)
※サウンドチェック等ライブ本編以外での演奏は除く。

となると武道館スペシャルとは24年ぶりの「ドライブ・マイカー」だったということになってしまうがポールは本当にそのつもりだったのだろうか?

これはもちろん推測の域を出ないのだけれど武道館スペシャルとして演奏されたのは「ニホンハツコウカイ」と言って紹介された「彼氏になりたい」だったのではないだろうか。

前回武道館の「アナザーガール」と同じくビートルズ曲のお蔵出し的位置づけだ。
この「アナザーガール」も武道館のみではなくその後続いたツアーに組み入れられたので今回もそれと同じパターンだったように思える。
要するに武道館公演のために用意した曲だけれどもせっかく練習したんだから後の公演でもやるよ!ってことだ。
今回は武道館が初日でそのあとにドーム公演という日程だったのがスペシャル感を薄める要因となってしまったのだと思う。

とはいえ前回みたいにウィングス曲がほぼカットされてしまうという悲劇もなかったので個人的には今回の武道館のほうがバランスの良いセットリストだった。

・結局何日のライブが一番良かったのか問題。

ドーム初日か2日目がよかったのではないでしょうか。
初日は武道館での調子の悪さから見事に立ち直っていたし2日目はいい感じにリラックスしていたしセトリもよかった。
アンコールにふさわしい曲を選ぶのに「バースデイ」、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」、「ゲットバック」の三択ならそりゃあ「アイ・ソー・ハー」だよね。


・次回武道館あったらどうするの問題。

今回は「またやんの?」、「チケットダダあまりじゃん」とか言われつつもまあまあ座席は埋まったので今後も武道館公演は開催されるような気がする。
ただ、今回のようにポールの調子が芳しくない場合武道館だと映像やライティングでカバーできないのでアコースティックライブにする等
武道館なりのセトリを検討したほうがいいかもしれないとは思う。

今回のようにポールが調子悪かろうと失敗しようとファンが温かく見守ることは間違いないだろうけどできればよいパフォーマンスを期待したいし
なによりポール自身がファンに見守られるようなライブをよしとはしないと思うので。

で、次回武道館あったらどうするかという話ですが、いろいろ心配で気になってしょうがないしたとえ今のポールに向いてなかろうがやっぱり小さい会場で見たいのでもちろん行きます。

・東京ドームのパフォーマンスは素晴らしかったけれどそれはホントなの問題

ドーム公演のポールは3日とも素晴らしいと思っていたが3日目だけ行った知人は「メイビーアイムアメイズド」で声が出ていなかったので心配したとのことだった。

僕を含め全公演行っている人はどうしても採点が甘くなるのでおそらく彼女の言っていることは正しいのだろう。

ポールのライブの場合、僕たちは目の前で演奏して歌っているポールだけを見ているわけではない。その歌を初めて自分が聴いたときの自分だったり、ポールがはじめてその曲を演奏したときの記憶、その頃の自分の生活などいろんなことを同時に思い出してしまう。

ポールのライブは目の前のパフォーマンスと、そこから喚起される自己の様々な記憶が複合されたものなのでより感動を呼ぶのだろう。

でもそれは人ぞれぞれである。

ポールが声が出ていないという意見は客観的には正しいのだろう。
でもそれを見てどう感じるのかはポールや楽曲に関する思い入れがどれだけあるかにより変わってくる。

そして記憶の喚起をパフォーマンスだけで行わなくてはいけない武道館よりパフォーマンス+映像が使用できるドームのほうが有利なのは明らかだ。

だから冒頭の知人の感想は正しいし東京ドームでのパフォーマンスは3日間とも素晴らしいライブだったというのも間違いなく事実なのである。


・むすび

武道館とドームどっちがイイかとかいろいろ書いたところで結局全部行くんだったら関係ないじゃんと言われちゃうと返す言葉がないなあ・・・

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