体調は精神状態に大きく影響されるというのは多分正しいのだろう。
始まるまで30分立ちっぱなしですでに疲れている。開場と同時に入って一番前に陣取る人は本当に偉いと思う。トイレもいかず1時間たちっぱなしで開演を待つなんて僕には一生無理だろう。開催側もコストを落とすためにやむないことなのは理解できるが、オールスタンディングって大嫌いだ。スタンディングの場所を指定制にして開演までほかの場所に座ってられるんならいいんだけどな。
そんなしょうもない事を思いながらウィルコのライブの開演を待っているというわけだ。
米国ではいわゆるスーパーグループの範疇に入るようなバンドをこんな小さな開場でみられるのは幸運といえば幸運なのでスタンディングぐらい我慢しろと言われればその通りですねと言うしかないのだがだからって既に腰が痛いのはどうしようもない。
ウィルコは結構昔から聴いていてアルバムは3枚ほど持っているが恥ずかしながら曲名がわかるのは「カメラ」ただ1曲。
アルバム丸ごとを流して聴いていたことが多かったせいか1曲ごとの印象がない。
僕の中でウィルコはメロディよりもグルーヴを楽しむバンドなのだと勝手に定義している。
立ち始めてから40分、開始予定時間から10分経過したところでライブスタート。
やはりミニマルにリフが繰り返される系の曲が多い。
熱心なファンからは石が飛んできそうな発言だとは思うがみんな同じで区別がつかない。
でもそれが悪いのかというとそんなことはなくとても心地よい。
立ったまま寝ちゃいそうなぐらい気分がいい。
イス席だったら寝ちゃったかもしれない。
このグルーヴを楽しむというのは聴き方としては間違っていないのだと脳内で自分を納得させるという誰の役にも立たない思考と関係なくライブは続く。
このグルーヴは心地よいのだがスタンディングで腰が痛いのに加えて足まで痛くなってきた。おろしたての靴の革がまだ堅くて足の小指付近が痛いのだ。こんな調子でライブ終了まで耐えられるのだろうかと考えつつ立ったまま靴を脱いだり履いたりして足を休める。
そんなこんなでいろんな箇所の痛みに耐えつつグルーヴに身を任せていたら、なんだかだんだん気分が良くなってきた。痛みになれてきたのとグルーヴに入り込むのとがゴールデンクロスしたのだろうか。
年を取るとライブに没頭するのにも時間が必要なのだが、短時間でこのモードに入らせてくれたのはウィルコのバンドとしての力ということなのだろう。
気分が良くなってきたのとほぼ同じタイミングで人気ナンバーがまとめて演奏され始める。
本人達も聴衆にも人気ナンバー=オールドナンバーという了解が成り立っているように感じる。
そしてそれらの人気ナンバーはいままでの曲とは違ってメロディが強調されていて誰が聴いてもいわゆる「いい曲」というヤツだ。
レディオヘッドなんかもそうなのだが近年のアルバムはビートが強調されていて心地いいけれどそれぞれの曲の区別が付きにくく、イントロが流れるだけで場内が沸くような人気曲は初期ナンバーに集中している。どちらがいいのかは聞き手の判断に任せるしかないのだが間違いなく言えるのは両方できるバンドは強いということだ。
人気ナンバーで構成された終盤は当然の如く大盛り上がり、みんなでシングアロングの大合唱、もうちょっとマニアックなバンドという印象を持っていたのだけれど見事なロックンロール大会でした。
そしてミニマルなダンスビートと垢抜けたカントリーロックの両方を楽しめた大変お得なライブでもありました。
気がつけば腰が痛いのも足が痛いのも忘れていたというよりあんまり痛くなくなっていた。
体調は精神状態に影響されるというのはやはり正しいのだろうね。
始まるまで30分立ちっぱなしですでに疲れている。開場と同時に入って一番前に陣取る人は本当に偉いと思う。トイレもいかず1時間たちっぱなしで開演を待つなんて僕には一生無理だろう。開催側もコストを落とすためにやむないことなのは理解できるが、オールスタンディングって大嫌いだ。スタンディングの場所を指定制にして開演までほかの場所に座ってられるんならいいんだけどな。
そんなしょうもない事を思いながらウィルコのライブの開演を待っているというわけだ。
米国ではいわゆるスーパーグループの範疇に入るようなバンドをこんな小さな開場でみられるのは幸運といえば幸運なのでスタンディングぐらい我慢しろと言われればその通りですねと言うしかないのだがだからって既に腰が痛いのはどうしようもない。
ウィルコは結構昔から聴いていてアルバムは3枚ほど持っているが恥ずかしながら曲名がわかるのは「カメラ」ただ1曲。
アルバム丸ごとを流して聴いていたことが多かったせいか1曲ごとの印象がない。
僕の中でウィルコはメロディよりもグルーヴを楽しむバンドなのだと勝手に定義している。
立ち始めてから40分、開始予定時間から10分経過したところでライブスタート。
やはりミニマルにリフが繰り返される系の曲が多い。
熱心なファンからは石が飛んできそうな発言だとは思うがみんな同じで区別がつかない。
でもそれが悪いのかというとそんなことはなくとても心地よい。
立ったまま寝ちゃいそうなぐらい気分がいい。
イス席だったら寝ちゃったかもしれない。
このグルーヴを楽しむというのは聴き方としては間違っていないのだと脳内で自分を納得させるという誰の役にも立たない思考と関係なくライブは続く。
このグルーヴは心地よいのだがスタンディングで腰が痛いのに加えて足まで痛くなってきた。おろしたての靴の革がまだ堅くて足の小指付近が痛いのだ。こんな調子でライブ終了まで耐えられるのだろうかと考えつつ立ったまま靴を脱いだり履いたりして足を休める。
そんなこんなでいろんな箇所の痛みに耐えつつグルーヴに身を任せていたら、なんだかだんだん気分が良くなってきた。痛みになれてきたのとグルーヴに入り込むのとがゴールデンクロスしたのだろうか。
年を取るとライブに没頭するのにも時間が必要なのだが、短時間でこのモードに入らせてくれたのはウィルコのバンドとしての力ということなのだろう。
気分が良くなってきたのとほぼ同じタイミングで人気ナンバーがまとめて演奏され始める。
本人達も聴衆にも人気ナンバー=オールドナンバーという了解が成り立っているように感じる。
そしてそれらの人気ナンバーはいままでの曲とは違ってメロディが強調されていて誰が聴いてもいわゆる「いい曲」というヤツだ。
レディオヘッドなんかもそうなのだが近年のアルバムはビートが強調されていて心地いいけれどそれぞれの曲の区別が付きにくく、イントロが流れるだけで場内が沸くような人気曲は初期ナンバーに集中している。どちらがいいのかは聞き手の判断に任せるしかないのだが間違いなく言えるのは両方できるバンドは強いということだ。
人気ナンバーで構成された終盤は当然の如く大盛り上がり、みんなでシングアロングの大合唱、もうちょっとマニアックなバンドという印象を持っていたのだけれど見事なロックンロール大会でした。
そしてミニマルなダンスビートと垢抜けたカントリーロックの両方を楽しめた大変お得なライブでもありました。
気がつけば腰が痛いのも足が痛いのも忘れていたというよりあんまり痛くなくなっていた。
体調は精神状態に影響されるというのはやはり正しいのだろうね。